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「デブ」は悪口? "太った男の呼びかた”問題を考える

2019/9/20 08:54 日刊SPA!

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―[「選ばれるデブ」の共通点]―

 デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイルウェブマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科です。

 今回は「デブ」という言葉についてお話したいと思います。

◆デブは「デブ」と呼ばれることをどう感じている?

 そもそも「デブ」という言葉はいつ、どこから生まれたのか? 調べてみると諸説あるようで、「Double chin(二重アゴ)」が「デブちん」となり「デブ」になったとする説。「Death and Burst(死と爆発)」からとする説もあります。

「デブ」という名詞は明治時代以降に使われはじめた言葉であるらしく、英語原語説は完全には否定できないようです。

 ただ、江戸時代に「でつぷり」や「でぶでぶ」という言葉は存在していて「出っ張り」から派生した擬態語が「でっぷり」や「デブデブ」というかたちで名詞化され「デブ」になったと考えるのが妥当だろうとのこと。

 どちらにしてもいいイメージからの言葉ではなさそうなのですが、実際に太った方にアンケートを取ると意外な結果が出てきました。

 いわゆるポジティブ思考なデブ「ポジデブ」の人に「デブと呼ばれることに抵抗ありますか?」と質問すると50人中…

「ある」8人
「ない」39人
「どちらでもいい」3人

という結果で、逆にネガティブ思考の「ネガデブ」の人に同じ質問をすると50人中…

「ある」46人
「ない」2人
「どちらでもいい」2人

という結果でした。「ポジデブ」な方は自身が「デブ」だということを自分から喋る方が多く、ネタにしているため、あまり「デブ」という呼び方を悪いイメージで捉えていないことが多いのです。

 逆に「ネガデブ」の方は「何か蔑まれているというか、バカにされてるようで嫌です」的な回答が多かったです。私の個人的意見ですが、やはりこの思考が彼らのライフスタイルの明暗を分けるポイントになっているかもしれません。

 大きいサイズを扱うファッションメーカーのお話をお聞きしても、通販ページなどではなるべく「大きいサイズ」「太った方専門」「オーバーサイズ」などの言葉は使わないようにしているらしく、なぜならエンドユーザーの方から「太った方、BIGサイズなどの言葉を入れないでほしい」と苦情のようなメールが来ることがあるらしいのです。誰もその人が買うところを見ているわけでもない通販なのにと私は思ってしまうのですが……。

◆「デブ」を前向きに言い換えてみると…

 まぁ、太っていることに引け目を感じている方も多いと思いますので、仕方のないことではあります。

 私はどちらかというと「デブ」という言葉にあまり抵抗がないので、相手に「デブだ」と思われる前に「こんにちは、デブです!」と言ってしまうタイプなのであまり気にしません。

 私の運営している『Mr.Babe』でもその部分は気をつけるようにしており、なるべく「デブ」という言葉を使わず表現をするようにしています。『Mr.Babe』についてほかのメディアから取材を受けることも多く、そのインタビューの際、ウケがいいというか「いいフレーズですね」と言われることが多いので、Mr.Babe 的「デブ」の新用語をご紹介したいと思います。

●LOVE&LARGE(ラブ&ラージ)
心と身体の大きな男は愛される。ラブ&ピースのパクリです。

●ポチャメン
清潔感のある明るく前向きな肥満男性。ポジデブとも言う。

●ポチャイリスト
ポッチャリしている自分の体型を武器にして、周りの人に癒やしと好感を持たれる肥満男性。

●ポチャイリッシュ
肥満体型ではあるが、オシャレに敏感で清潔感、ポジティブ思考、多趣味など「ポッチャリなのに意外!」と思わせる一面を持っている肥満男性。

●ポチャイリスタ
体型に関係なく、まるで外国人(特にイタリア系)並に派手な色を好み、女性に優しく、まったくネガティブな部分を見せない。女性とお酒と洋服を愛する肥満男性。

●ワガママボディ
普通体型とは違い、「お腹だけが出ている」「胸がでかい」「太ももが太い」「ふくらはぎが太い」などなど、人によって太っている部分が異なるので既製品が合わないことが多い。

●美ポチャ
美意識が高いポチャメン。外見的なファッションセンスはもちろん、教養、話し上手、褒め上手、お肌のケア上手など体型以外の人間的スキルの高い肥満男性。

●マッシュルボディ
マシュマロマンのように「ふわふわ」柔らかなボディラインではあるが、中身は筋肉質体型(イメージは力士系)を「マッスルボディ」にかけて「マッシュルボディ」と呼ぶ。

●ポチャラー女子
ポッチャリメンズをこよなく愛す「大人女子」。清潔感のあるオシャレ系ポチャメンが大好物。

●ポチャフェチ女子
ポッチャリ男性のすべてが好きで「汗」「体臭」「暑苦しさ」すべてを受け入れ、愛する女性

 と、一言で「デブ」と言ってしまえばそれまでなのですが、新しいポッチャリ新用語を使うと「デブ」という言葉とは一味違うイメージに変換できるのでいいのではないでしょうか。

 デブ諸氏の中には「そうは言ってもデブはデブだろ…」なんて方はいらっしゃるかもしれませんが、ここはひとつポチャメンの心の広さを見せつけて、この用語を女性との会話に使って笑わせてあげてください。「LOVE&LARGE」“心も体も大きい男は愛される”が体験できるかもしれませんよ。

【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はウェブマガジン『Mr.babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を毎日配信中。2019年9月よりデブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.babe BIG MAN’s LABO」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中

―[「選ばれるデブ」の共通点]―

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