「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

“タブー”だった事務所移籍 安室奈美恵はなぜ成功したのか

2019/9/19 12:06 日刊ゲンダイDIGITAL

安室奈美恵(C)ロイター 安室奈美恵(C)ロイター

【実録 芸能人はこうして干される】#7

 2018年、惜しまれつつ引退した歌手の安室奈美恵(41)は、14年に独立騒動が勃発し、歌手生命の危機に瀕していた。

 報道によれば、同年5月、安室はライジング幹部らに「独立したい」と切り出し、後日「提案書」を持参し、契約条件の変更を迫ったという。提案をライジング側が拒絶すると、安室は「これでは奴隷契約よ!」と言い放ったという。

 ライジングは多くの芸能事務所が加盟する日本音楽事業者協会に加盟し、タレントとの契約については音事協の統一契約書を採用していた。安室の「奴隷契約」発言は芸能界全体を敵に回しかねない危険性をはらんでいた。

 音事協の統一契約書は、1968年に出版された「タレント帝国」(竹中労著)で紹介されたことがある。竹中は、肖像権(パブリシティー権)や出演を選択する権利などがタレントにではなく、所属する芸能事務所に帰属することについて「これは、まことに恐るべき“奴隷契約”である。タレントはすべての自由を奪われ、義務だけを負わされている」と断じていた。

 独立を主張する安室の背後にいるとされたのが安室をはじめ多くの大物アーティストのコンサートの運営を手掛けてきた西茂弘という人物。安室は西氏に全幅の信頼を寄せるようになり、事務所のスタッフの言うことには耳を貸さなくなっていったという。

 当時の週刊誌の報道をまとめると、「安室はカネ目当ての悪い男にだまされ、洗脳されている」というもの。「洗脳」報道は能年玲奈の独立騒動でも見られたもので、大手事務所の意向を忖度する芸能マスコミの伝統的な報道手法である。

 従来の芸能界であれば、安室は干されるはずだったが、そうはならなかった。15年1月、安室はライジングからエイベックスに移籍し、その後も芸能活動を継続した。

 芸能界でタブーだった移籍はなぜ実現したのか。それまでの安室はテレビ出演を控え、芸能活動の軸足をコンサート活動に移していた。さらにユーチューブなどネットメディアも台頭し、テレビに出演できなくとも、新曲のプロモーションが可能だった。

 実際に安室の独立が成功してしまうと、他のタレントにも独立の動きが波及しかねなかったのだ。そのような事態を恐れた芸能界は、いわば次善の策として安室の移籍を認めたのではないか。

 最近になって、公取委が介入し、芸能界の変化の兆しが語られるようになってきたが、実はこの頃から芸能界は従来のタレント管理が通用しなくなっていたのである。

(星野陽平/ジャーナリスト)

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント10

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ