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フライデー襲撃で逮捕された軍団はピクニック気分でした

2019/8/25 12:06 日刊ゲンダイDIGITAL

若かった軍団の面々(提供写真) 若かった軍団の面々(提供写真)

【ダンカンの笑撃回顧録】#3

 我々、たけし&たけし軍団12人は後に「フライデー襲撃事件」と呼ばれ、マスコミを大騒動させる暴行行為で、殴り込んだ講談社のお隣にあった大塚警察署から駆けつけた刑事さんたちにより、あえなく御用と相成ったのであった。

 現行犯逮捕である。逮捕という言葉は世間一般的には厳格かつ厳粛、さらには毅然とした法的な力を感じるものだと思うが、我々は(たけしさんは別として)逮捕=「天才バカボン」に登場する目玉のつながった、やたらピストルを発砲する警官、くらいのイメージしか持ち合わせていなかったのだと思う。

 その証拠に、刑事さんの後をゾロゾロと大塚署に向かう最中も、とてもたった今、逮捕された者たちの沈鬱な空気などどこにもなく、むしろ不謹慎極まりないことに深夜のピクニック気分でいたような気がするのだ。

 少年A(19歳)とその同級生でアイドルデュオを組むサード長嶋(なんちゅう芸名や!? と、野球ファンの方、怒らないでね)の2人は署までの途中の自動販売機で缶入りの飲料を買おうとして署員を大慌てさせ、またある者は「手錠かけて刑事さんのコートを頭からスッポリかけてくれないと連行されたくない!!」と凶悪犯扱いを要求し、またある者は洗濯機の中に洗濯物を入れたまま、干さずに出てきてしまったことの方に心配の95%を傾け、肝心な逮捕については誰一人として、正面から向き合っていなかったのである。

 こうして大塚署に連行されたのだが、署の方々は我々に対してひと言で述べるなら、「丁寧」以外の言葉が見当たらないくらいに優しく穏やかに接してくださった。もちろん、そこには我々がその場において、逃走を企てたりするはずもないと感じていたからなのだろうが、特別に留置場まで見せてくださったりもした。

「暴れたり、逃走や証拠隠滅の可能性がありそうな者はここに入ってもらうんですが、みなさんはそういうのではないので大丈夫です」と丁寧に説明してくださるというのに、軍団のひとりは鉄の扉を開けて入ろうとするわ、「牢名主はどいつだー!?」と突然、叫ぶ者はいるわ(ちなみに、その時はひとりも留置されていませんでした)、まるで小学生が課外授業で警察署見学に訪れているような、いや、それよりも明らかに始末の悪い連中の逮捕であった。

 そして、いよいよその小学生以下の者たちへの取り調べが始まるのだった……。 =つづく

(ダンカン/お笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家)

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