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激動の移籍マーケット Jリーグに何が起こっているのか

2019/8/22 11:46 SPAIA

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J1だけで延べ153名もの選手が移籍に関わる

Jリーグでは、選手を登録できる期間を年に2回設けている。春秋制で行われるJリーグのシーズン中の第2登録期間(ウインドー)について、2019年は7月19日から8月16日までとなっていた。

今夏、この期間を中心に海外移籍も含めたJ1チームのIN/OUTそれぞれの合計は、IN(J1クラブへ加入)は60名、OUT(J1クラブから移籍)が93名。延べ153名もの選手が移籍に関わった。

1チーム平均3.3名の選手が加入し、5.2名もの選手がチームを離れた計算となる。 通常であればシーズン中の第2登録期間は、前半戦で調子が悪かったチームや主力にけが人が出たチームなどが緊急補強的に活用されるのだが、ここまで活発になると緊急補強の域をはるかに超え、開幕時点とは全く別のチームになっているのではないかというチームもいくつか見られる。

12名の日本人選手が欧州へ

今夏の移籍マーケットが激しく動くきっかけとなったのは活発化している海外移籍だろう。 8月20日時点で12名もの選手が欧州のクラブへと移籍することになる。

欧州と日本とではシーズン開幕時期が異なり、シーズン途中にJリーグから有力選手が移籍してしまう問題は以前からあった。しかしこれまでは移籍したとしてもせいぜい片手で数えられるほど。それが今夏は12名にまで増えた。

欧州へと移籍する選手が急に増加したのは、移籍先の国が変わったからだろう。 これまで欧州への移籍といえば、イタリアやドイツなどのビッグリーグが多かった。しかし今夏の移籍先はベルギー、オランダ、ポルトガルなどの中堅国がほとんど。名前だけでいえば久保建英のレアル・マドリードや安部裕葵のバルセロナ、食野亮太郎のマンチェスター・シティなどビッグリーグのビッグクラブもあるが、久保と安部はセカンドチームでのプレーが濃厚で、食野もスコットランド1部ハーツへの期限付き移籍が報じられている。

海外移籍の12人中7人が現在22歳以下(来年23歳以下)で東京五輪に出場できる年齢と若い選手が多いのも特徴的だ。

これはヨーロッパでは選手を売るクラブと選手を買うクラブの2極化が進んでいることが影響していると考えられる。中小規模のクラブはビッグクラブに選手を売り、それをもとにチームを運営しているクラブが多い。そういったクラブからすると年俸・移籍金が比較的安い日本人選手は、買い手側のリスクも小さく、絶好のターゲットとなりえるのだ。

おそらく今後もこの傾向は続くはず。かつてのアルゼンチンのように若い選手がポジションを掴みかけたところですぐに海外移籍という形になっていく可能性は十分ある。

国内移籍、加入の半分近くが他のJ1クラブから

国内移籍に目を移すと、ここ数年はJ2で活躍している選手をJ1クラブが引き抜くというパターンが増えていた。

しかし今夏では、完全移籍・期限付き移籍との合計では加入した選手60人中半分近くの24名が他のJ1クラブから。日本復帰組を合わせた海外クラブからが17名、J2からが14名となっているので圧倒的に多い。

これも多くの選手が欧州へと移籍したことの影響を受けているといえるだろう。

若い日本人選手が数多くチームを去ったのだ。枠の関係で外国人選手を獲得することはできず、どうしても日本人選手となる。そしてチームを去ったのは主力選手のため、計算できる即戦力=J1の選手ということになるのだろう。

54名もの選手が期限付き移籍を選択

チームを離れた選手、OUTでは93名中54名が期限付き移籍を選択している。 夏の移籍ではほとんどの選手が契約期間中の移籍となるため、これまでも期限付き移籍となる場合が多かった。だがここまで件数が多いのは驚きである。 行き先を見ると、およそ1/4の13名が他のJ1クラブへ。そして半分を超える29名がJ2クラブへとなっている。

そのほとんどがJ1クラブで控え組と呼ばれていた選手たちで、出場機会を求めてというパターンである。

これは選手の考え方が、たとえ今季は残り半年足らずであったとしても出場機会をつかみたいと変わってきているのだろう。

それがより顕著に現れているのが22歳以下の選手たち。海外移籍でも半分を占めていた彼らは、来年行われる東京五輪代表の世代なのだ。

自国開催となる今回のオリンピックはこれまでのように予選を戦っていない。つまりチームとしては固まっていない。

ということは残り1年とはいえ、ここからの活躍で代表入りのチャンスはまだまだあるのだ。 この夏の移籍マーケットが大きく動いた要因の1つに、間違いなくこの東京五輪はあるだろう。

記事:中山亮

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