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【ビジネス女子マナーQ&A】親が病気で仕事を休みがちに……。会社に迷惑をかけるなら仕事を辞めるべき?

2019/8/20 12:00 Suits-woman.jp

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は田辺寿美子さん(仮名・広告関連勤務・40歳)からの質問です。

「実家の母が倒れ、以来、病気がちになってしまいました。父も少し痴ほう症があり、母の看病と父の世話のため、私が仕事を休むことが増えています。出勤している日も、ひんぱんに親から連絡が来て、その対応をしているために、私も疲弊しているし残業もできないので、日々の仕事にも影響がでてしまっています。部署の人たちにも迷惑がかかってしまうのも気になり、仕事を辞めて、実家に戻るべきなのかなという考えも浮かんでいます。どうしたらいいでしょうか」

自分の年齢が上がれば、当然、親の年齢もあがります。自分ですら「年のせいかムリがきかなくなってきた」「風邪の治りが悪い」などということも増えているなか、さらに年上の親ですから、ひとたび病気になった、倒れたとなると、その後の回復は簡単ではありません。娘を頼る気持ちもわかるだけに、孝行したいという気持ちにもなるでしょう。しかし自分の仕事のこと、お金のこと、そして結婚していれば自分の家庭のことなどが頭をよぎり、不安に飲み込まれてしまいそうになります。そして、「もう、辞めてしまった方がラクなのでは」というヤケクソめいた気持ちになってしまうことも。こういうとき、どうしたらいいのでしょう。鈴木真理子さんに伺ってみましょう。

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親の看護や介護は誰にでも起こりうること

親が病気で倒れてしまう、自立が難しい状況になって、看護や介護が必要になるという状態は、誰でも起こりえることです。相談者さんは、週末、仕事が休みのときは実家に戻り、お世話をしているとのこと。とても親孝行だと感心しますが、仕事、そして看護と休みなくいるということです。このままではあなたが倒れてしまう可能性だってあります。あなたの世話は誰がしてくれるでしょうか。あなたの生活まで壊れてしまいます。働き方改革の今だからこそ、堂々と胸を張って早く帰りましょう。そして自分のために休みを取ることも、決して肩身の狭いなんて思わずにいてください。

介護離職を考える前に休みを利用する

個人的に介護離職はおすすめできません。仕事から離れて何年も介護生活を送っていれば、復帰も簡単ではありませんし、最後の手段とすべきです。なにより、収入がなくなるわけです。貯金を崩しながらの生活は必ずいつか破綻します。会社を辞めるべきなんだろうかと考えるほど看護、介護が必要な状況であったとしたら、ひとまず仕事を休むという手段を考えてみてください。

正社員であれば、有給休暇が最低でも年に10日ありますね。また、会社員であれば、親御さんの病気が要介護状態の規定に当てはまれば、年5日の介護休暇、通算93日の介護休業を取得する権利があります。これは、国が定めた育児・介護休業法に基づくもの。ですから、就業規則になくても、申し出することにより利用できます。また、厚生労働省では、仕事と介護の両立支援を推奨していて、介護離職を減らす取り組みも支援しています。早めに上司に相談することで、会社の協力体制を得られるということも期待できますよ。実家に戻ってお世話をしながら働きたい、でも通勤は難しいというのであれば、在宅勤務にスライドできる可能性を探ってもらうというのも一案です。

転職してでも仕事は辞めるべきではない

会社には、介護休暇、介護休業をとる社員に対して、不当な取り扱い、職場における防止措置の義務が課せられています。つまり親の介護や看病が大変な人に対して、解雇や不当な減給・異動を行なうことは法律で禁止されているのです。しかし、残念ながら世の中には理解のない上司もいますね。そんなときは、権利で休み、そして出社しているときに倍働いてやる!という気持ちでいてはいかがでしょうか。

とはいえ、無理強いはできません。看護や介護をしながら今の会社で働くのは精神的にムリというのであれば、ご本人のためにも退職するしかないでしょう。しかし離職はせず、転職してでも自分が稼げる仕事は辞めるべきではありません。ご承知のように、介護、看護を仕事にしている人がいます。プロがいる仕事を、自分が簡単にできると思ってはいけません。中途半端なことしかできず、しかも、自分のストレスや負担は大きくなる一方です。

行政に相談することも重要です。各市町村には、地域包括支援センターがあります。ここはいわば、その地域に住む高齢者の生活を支援するよろず相談所といったところ。ヘルパーさんやお手伝いさんなどを紹介してもらえたり、介護に伴う公的支援のサービスや利用法も教えてもらえます。

看護、介護をひとりで背負ってしまうのがもっとも危険です。自分さえ会社を辞めれば何とかなるという考えは改めて、ご自身の仕事を続けるということは大前提として、その上で何ができるかを考えてみてください。

 

賢人のまとめ
介護離職はできるだけ避けたいところです。むしろ、2倍働いて、介護費を稼ぐぞ!くらいの気持ちでいたほうがご本人にとって、よいのではと思います。家族が病気になると気弱になってしまいがちですが、退職という大きな決断を安易にしてはいけません。利用できること、ものはなんでも利用してください。

プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

(株)ヴィタミンMサイトhttp://www.vitaminm.jp/

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