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吉田正尚の得点貢献能力はピカ一 オリックス打線は吉田を中心にまわっている

2019/8/19 18:39 SPAIA

オリックス打線をけん引する吉田正尚ⒸYoshihiro KOIKE オリックス打線をけん引する吉田正尚ⒸYoshihiro KOIKE

高いレベルでの安定感

8月18日、本拠地・京セラドーム大阪で行われたロッテとの一戦。オリックスは2-1と投手戦を制して同一カード3連勝。西武から20点を奪って大勝した試合から数えて4連勝となった。

同日、3位の楽天が日本ハムと引き分けに終わったため、3位の楽天とのゲーム差はわずか3に。今季は長らく最下位が定位置となってしまっていたが、他のチームの状態も上向かず、首位のソフトバンク以下が団子状態に。気づけば、Aクラスも射程圏内に入ってきた。

山本由伸や山岡泰輔、榊原翼、K-鈴木ら若手先発投手が力投を見せるも、打線が援護できずに勝ちきれない試合が続いた。だが、ここにきて投打がかみ合う試合が見られるようになってきた。中でも大きいのが、主砲・吉田正尚の高いレベルでの安定感だ。

特に7月は月間MVPに輝くほどの大活躍を見せ、8月の打率も8月18日終了時点で脅威の.438で出塁率は.507。このままの調子を持続すれば、2ヶ月連続の月間MVPも視界に入ってくる。

開幕当初こそ極度の不振に陥ったが、6月以降はハイアベレージをマーク。打撃の各項目で高い数値を残しており、キャリアハイも狙えるペース。吉田のバットがチームの上位進出の鍵を握っていることは間違いない。

“得点貢献能力”に優れている

吉田の凄さは、顕著に数値に表れている。打率.325はリーグ2位。132安打はリーグ3位であるほか、出塁率.422はリーグトップ、出塁率と長打率を足したOPSは.966でリーグ2位と文句のない数字が並ぶ。

また、ソフトバンクの柳田悠岐や西武の森友哉らと同様に振り回す印象の強い吉田だが、四球が多く三振が少ない打者であることを示す指標「BB/K」(四球÷三振)は1.18でリーグ2位。打者が1アウト当たりにどれだけの塁打を得ることが出来たかを示す指標のTA(塁打数+四球+死球+盗塁-盗塁失敗)/(打数-安打+盗塁失敗+併殺打)は、1.05でリーグトップ。吉田を打ち取ることがいかに困難かを表す数字が並ぶ。

さらに特筆すべきなのは、吉田が“得点貢献能力”に優れているということだ。打者がどれほど得点を生み出したのかを測ることのできる指標にRC(Runs Created)というものがある。RCには、長打力や出塁能力に加え、犠飛や犠打、盗塁といったOPSにはない要素も加味されているため、より精度の高い得点貢献能力がわかる。

ただし、RCは打席が多いほど有利なため(打席数が多いほどRCを稼ぐ機会を得ていることになるため)、打席数に差がある選手を比較することには向かないが、長距離打者や中距離打者、走力に優れた打者など、タイプの違う選手を比較する際には便利な指標だ。

パ・リーグ RCランキングⒸSPAIA

ⒸSPAIA

吉田のRCは92.67で堂々のリーグトップ。RCはチームの打者全員分の合計がチーム得点数となるため、現在のオリックスのチーム得点数429のうち、約93点を吉田ひとりの力で稼いでいることになる。つなぐことにも長け、自分で決めることもできる。オリックス打線は吉田中心にまわっていると言っても過言ではない。

課題は対左投手と落ちる球

非の打ち所がない吉田だが、課題を挙げるとすれば対左投手の打席だ。これまでのところ対右投手では打率.348、18本塁打と好成績をマークしており、四球も54個選んでいる。ところが対左投手になると、打率.265、3本塁打で四球も13個と大きく成績が落ちる。

また、直球に対する打率は.385、スライダーは.313、カーブも.462と打ち込んでいるが、フォークに対する打率が.156と極端に下がる。シンカーの打率も.273であり、落ちる球の対応力が向上すれば、ますます恐ろしい打者へと変貌を遂げるだろう。

8月17日のロッテ戦での第4打席。吉田が放った打球は平凡なファーストフライかと思われたが、打球はグングン上昇し、京セラドームの屋根の隙間に挟まった。球場は一時騒然となり、吉田が秘める凄まじいパワーをまざまざと見せつけられる格好となった。

時にはバットを折りながらボールをスタンドまで運んだり、侍ジャパンの4番として望んだ2019年3月に行われたメキシコとの強化試合では、初回からライナーで突き刺す満塁弾を見せた。

ここまで頼りになり、なおかつ魅せてくれる打者は希有な存在だ。オリックスの主軸としてチームを上位に導くことはもちろん、今秋のプレミア12、来年の東京五輪で日の丸を背負い、侍ジャパンの主軸として躍動する吉田の姿を期待したい。

記事:浜田哲男

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