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復活を期す山陰地方の古豪 米子東野球部の歴史を紹介

2019/8/7 18:29 SPAIA

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文武両道をモットーとする米子東

1899年、鳥取県第二中学校を起源に持つ米子東は、文武両道を地でいく校風だ。全国大会出場経験のある柔道部をはじめ、インターハイ優勝実績をもつボート部など運動部が盛んな一方で、毎年のように東大合格者を出すなど進学実績もある。地元では「米東」の愛称で呼ばれている。

野球部は1900年から活動実績があり、甲子園の予選に第1回から鳥取西とともに地方大会に出場を続ける「皆勤校」だ。そのプレースタイルは、実力に加え品位を備え、応援団も含めてマナーが良いというイメージが定着している。第91回選抜高校野球大会では統制のとれた人文字での応援だけでなくマナーの良さも評価され応援団賞を受賞した。

米子東の甲子園での輝かしい実績を紹介

米子東は1925年夏の選手権に初出場し、2回戦で敗退したが、その後1900年代は健闘を見せる。春夏通算16勝を挙げ、ベスト8に3回、ベスト4以上に3回進出、1960年春のセンバツでは準優勝を果たした。この実績は2019年現在、山陰勢では春夏通じて最高記録となっている。

しかし、1996年の春を最後にしばらく低迷が続き甲子園から遠ざかった。その後ようやくセンバツ出場を果たしたのは23年後の2019年。部員はベンチ入りの上限18人に満たない16人で、体調不良の選手が出たため試合には15人で挑んだ。1回戦で敗れたもののチームの勢いは夏も止まらず、28年ぶりに夏の甲子園の切符もつかんだ。春夏連続出場は1960年以来59年ぶりとなる。

米子東の甲子園における名勝負、あと一歩で逃した栄冠

米子東が栄冠を手にする最大のチャンスとなったのは、1960年春のセンバツだ。攻守の随所で緻密なプレーを如何なく発揮し、2対1、4対2、2対0と、ロースコアの接戦をしぶとく勝ち進んでいった。

そして迎えた決勝の相手は高松商。この試合も投手戦となり、米子東は4回に2塁打で先制した1安打のみに抑えられる。高松商も米子東のパスボールによる1点に抑えられていたが、9回裏の攻撃で先頭打者がレフトのラッキーゾーンに優勝決定サヨナラホームランを放り込み、勝負が決した。まさに惜敗中の惜敗で米子東は優勝を逃したのだ。

米子東と鳥取西、伝統校同士のライバル関係

米子東野球部を語る上で欠かせないのが、同じく創部100年以上を超える伝統校、鳥取西だ。

2018年夏の甲子園では、第1回大会から地方予選に出場し続けている全国15校の「皆勤校」が開会式に参加。鳥取県からは米子東(米子中)と鳥取西(鳥取中)の2校が参加した。

この2校の対戦は地元の人たちから「山陰の早慶戦」と呼ばれている。ユニフォームや応援が米子東は慶応スタイルで鳥取西は早大スタイルをとっていることがその由来だ。現役生だけでなくOBの定期戦も毎年行われている。

六大学野球のスターを輩出した米子東野球部

著名な米子東野球部OBには、1977年センバツに出場し、初戦で敗れるも完投した野口裕美がいる。卒業後は立教大学に入学し、1980年、春季リーグで当時の最高となる96奪三振を記録。大学通算317奪三振という実績を残し、1982年のドラフト1位で西武ライオンズに入団。プロでは未勝利と結果を残せなかったものの、六大学野球のスターとして活躍した。

ほかに、1960年春のセンバツの準優勝投手となった宮本洋二郎は、早大を経てプロ入り。巨人→広島→南海と渡り歩き、引退後は南海でコーチ業を務めた。のちに広島のスカウトとなり、前田健太(現ドジャース)の広島入団に尽力したことで知られる。

28年ぶり14回目の夏、初戦は甲子園の常連、智弁和歌山と

1996年のセンバツ以来、長らく甲子園の土を踏むことは叶わなかった米子東。その状況が変わったのは2013年に同野球部OBでもある紙本庸由(のぶゆき)監督が就任してからだ。

トレーニングに科学的なアプローチを取り入れ、紙本監督自身もコーチングなどの専門知識を学び、野球部のトレーニングを高いレベルに押し上げた。その教えを受け部員たちも高いモチベーションを維持しながら効率的なトレーニングで着々と力を蓄えた。

そして2019年、23年ぶりに春のセンバツ出場を果たし、ついに28年ぶりの夏の甲子園出場までつかみ取った。初戦の相手は甲子園の常連校で夏の優勝2回を誇る智弁和歌山。「米東野球」と同校ならではの鮮やかな緑と黄色の胸文字が入ったユニフォームで、古豪復活を全国に印象付けたい。

記事:SPAIA編集部

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