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令和元年の甲子園ガイド 本命不在、優勝校はどこだ?

2019/8/6 15:54 日刊SPA!

187cm、94kgの履正社の4番・井上広大は大阪大会で計4本塁打。プロ注目の外野手 187cm、94kgの履正社の4番・井上広大は大阪大会で計4本塁打。プロ注目の外野手

 101回目にして令和最初の夏の甲子園が始まった。本命が続々と地方大会で消え、いきなり戦国時代の到来を予感させる今大会、深紅の優勝旗を掲げるのはどこか? そしてきら星の如く輝く選手は誰か?

◆履正社、星稜、東海大相模がド本命。習志野、近畿勢も!?

 最速163kmの剛腕にして「令和の怪物」と称された大船渡・佐々木朗希(ろうき)が予選で敗れ、センバツ優勝校の東邦も愛知大会2回戦でコールド負けを喫した。さらに昨夏の優勝校大阪桐蔭も予選で涙をのみ、名門横浜は公立校の相模原に逆転負けするなど波乱ずくめの今夏。

 本命なき大会といわれる今年の甲子園だが、高校野球を継続的に取材するノンフィクションライターの柳川悠二氏とフリーライターの菊地高弘氏に、まずド直球に優勝候補を語ってもらった。

「右の大砲・井上広大(こうた)をはじめとして投打にハイレベルな履正社、下級生に中学日本代表を経験した選手が多く、一昨年の大阪桐蔭を思わせる東海大相模、プロ注目投手の奥川恭伸(やすのぶ)を擁する星稜が本命でしょう」(柳川氏)

 一方の菊地氏は、東海大相模、履正社、星稜の強豪3校に加えて、近畿勢と習志野にも注目する。

「智弁和歌山、明石商、近江も含め、近畿勢が優勝争いの中心になると見ます。センバツ準優勝の試合巧者・習志野も優勝候補です」

 また、昨年は吉田輝星(こうせい)投手(現・北海道日本ハム)の金足農が準優勝して公立校にフォーカスが当てられたが、今年は公立校の出場が14校。台風の目になりそうだ。「公立高校は、恵まれない環境で頑張っているというイメージがありますが、いまや私学より環境が整っている学校もある。明石商や静岡はその典型。彼らが上位進出してもなんら不思議ではありません」(菊地氏)

 もはや甲子園は私学の独壇場ではないといえそうだ。

「明石商は、野球部に練習器具を提供してくれる“謎の足長おじさん”の存在もあり、公立ながら施設の充実度は国内随一。広島商、熊本工など、復活を果たした伝統公立校にも注目です」(柳川氏)

 さらに昨年、金足農には東北勢悲願の初優勝が期待された。今年もその可能性は大いにあり、「令和第2の怪物候補」と柳川氏が評する笹倉世凪(せな)、伊藤樹の左右の1年生投手を擁する仙台育英、「全国屈指の振れる打線」と菊地氏が太鼓判を押す鶴岡東が筆頭だ。

 こうしたドラマを背負った選手の活躍は甲子園観戦の醍醐味だが、見逃せないのが、因縁の2校だ。「星稜と習志野は、センバツで『サイン盗み疑惑騒動』があった因縁の相手。対戦が実現したら、周囲がざわつきそうです」(菊地氏)

「この騒動は、習志野の二塁走者が捕手のサインを打者に伝達する“サイン盗み”をしていると疑った星稜の林和成監督が、試合後に習志野の監督に直接抗議したことが発端です。憤懣収まらない林監督に私が直撃。言い分を聞き、それを週刊誌に書いたところ大きな話題となりました。結局、同監督は行きすぎた行動を学校側からとがめられ、6月4日まで指導禁止処分を受けるなど、最近までその余波が続いていました」(柳川氏)

◆プロ注目投手たちに2年生スラッガーが挑む!

 夏の甲子園では、昨年の吉田輝星のように大ブレイクし、一躍、時の人に駆け上がる投手が現れる。そんな令和最初のスターとなるのは誰なのか。

「高校BIG4(大船渡・佐々木、創志学園・西、横浜・及川(およかわ)、星稜・奥川)と呼ばれる投手のなかで、唯一甲子園に出場する星稜の奥川は今大会の目玉。速球、変化球ともに精度が高く、ゲームメーク能力はプロ即戦力というスカウト評もあります。花巻東の西舘勇陽(ゆうひ)も、菊池雄星、大谷翔平に次ぐ逸材として1年時から注目されてきました。近江の左腕・林優樹は、ストレートが130km台ながら打者の手元で伸びる好球質。チェンジアップは落差が大きく『魔球』と称されるほどです」(菊地氏)

 柳川氏は、星稜の奥川に続く要注目投手として2人を挙げた。

「津田学園の前佑囲斗(ゆいと)は、最速148kmの本格派。センバツのような活躍ができれば、ドラフト上位候補でしょう。霞个浦の鈴木寛人(ひろと)はスピン量のいいストレートに高速スライダーが持ち味。全国的には無名でも甲子園の活躍によってはスターダムにのし上がるかもしれません。霞ヶ浦は未成年への不祥事が発覚した綾部翔(かける)投手(DeNA)の母校なので、ここで汚名返上といきたいところです」

 こうした有望な投手たちには大きな期待がかかるが、その起用法には令和の新時代らしく、変革の波が寄せている。岩手大会の決勝戦で登板を回避した前出の大船渡・佐々木の起用法が物議を醸したように、連投による故障のリスクを懸念する声は増す一方だ。「先発完投」というこれまでの“様式美”は崩れ始め、複数投手制、故障防止へと各校が舵を切りつつある。

「明徳義塾の名将・馬淵史郎監督は、決勝で投げる投手をあらかじめ決め、逆算して予選を戦っていました。準決勝までは、ほかの投手陣の継投で勝ち上がり、決勝で万全の投手を先発に起用して宿敵高知に勝ちました」(柳川氏)

 一方、注目投手に立ち向かう強打者も今年は粒ぞろいだ。特に、センバツで史上初の先頭打者本塁打&サヨナラ本塁打を1試合で記録した明石商の来田涼斗(きたりょうと・2年)は、両氏とも絶賛。今年の甲子園は、2年生が豊作だ。

「4番の山村崇嘉(たかよし)をはじめ、鵜沼魁斗(うぬまかいと)、西川僚祐(りょうすけ)ら東海大相模の打線を担う2年生トリオは、間違いなく来年のドラフト候補でしょう。履正社の小深田(こぶかだ)大地は、その飛距離もさることながら、打席での独特なルーティンに注目です」(同)

 投手起用法や下級生の台頭など新時代にふさわしい話題があふれる今年の甲子園。令和初の優勝旗の行方やいかに。

◆令和元年・晴れの49代表校
※()数字は出場回数 (★)は夏優勝回数

北北海道 旭川大(9)
南北海道 北照(5)

青森 八戸学院光星(10)
岩手 花巻東(10)
宮城 仙台育英(28)
秋田 秋田中央(5)
山形 鶴岡東(6)
福島 聖光学院(16)

茨城 霞ヶ浦(2)
(★2)栃木 作新学院(15)
(★1)群馬 前橋育英(5)
(★1)埼玉 花咲徳栄(7)
(★2)千葉 習志野(9)
東東京 関東一(8)
西東京 国学院久我山(3)
(★2)神奈川 東海大相模(11)

新潟 日本文理(10)
富山 高岡商(20)
石川 星稜(20)
福井 敦賀気比(9)
山梨 山梨学院(9)
長野 飯山(初)
岐阜 中京学院大中京(7)
(★1)静岡 静岡(25)
愛知 誉(初)

三重 津田学園(2)
滋賀 近江(14)
京都 立命館宇治(3)
大阪 履正社(4)
兵庫 明石商(2)
奈良 智弁学園(19)
(★2)和歌山 智弁和歌山(24)

鳥取 米子東(14)
島根 石見智翠館(10)
岡山 岡山学芸館(2)
(★6)広島 広島商(23)
山口 宇部鴻城(2)

徳島 鳴門(13)
(★2)香川 高松商(20)
愛媛 宇和島東(9)
(★1)高知 明徳義塾(20)

福岡 筑陽学園(2)
(★1)佐賀 佐賀北(5)
長崎 海星(18)
熊本 熊本工(21)
大分 藤蔭(3)
宮崎 富島(初)
鹿児島 神村学園(5)
沖縄 沖縄尚学(8)

※大正・昭和・平成・令和の4元号で出場を果たしたのは、静岡、広島商、高松商、米子東の古豪4校。初出場は飯山(長野)、誉(愛知)、富島(宮崎)。春夏連続出場は、今春センバツ準優勝の習志野、同4強の明石商など11校

<取材・文/週刊SPA!編集部 写真/朝日新聞社>
※週刊SPA!8月6日発売号「令和元年の甲子園ガイド」より

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