「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

40歳で脳梗塞に。後遺症とリハビリの壮絶な日々

2019/8/4 15:54 日刊SPA!

日刊SPA! 日刊SPA!

―[[早死にしない]生き方]―
 三大疾病「がん・脳卒中・心筋梗塞」が急激に増える40~50代。実際にそれらを発症しながら生還した人の話を聞き、病の実情と生き残る方法や気になる治療費など徹底取材した。

◆生死だけではない現実。当事者が語る後遺症とリハビリ

 大病から一命をとりとめても後遺症に悩まされる場合もある。ルポライターの鈴木大介氏は、4年前に41歳で脳梗塞を発症。命は助かったものの、一部の脳細胞の壊死による「左手指の麻痺」「構音障害(ろれつが回らない)」「認知障害(空間や物事の構造を認識、再構築できない)」「感情失禁(感情が即座に爆発的に膨らんで抑制できない)」といった後遺症が残ったという。

「医師に告げられたときも、『聞いたことがある』『眠い』『文字は読める』など、障害のせいで浮かぶ考えがまとめられないままぼんやりとしていました」

 そしてすぐに失敗を経験。

「発症直後に著書に関する取材を受けてしまったんです。ろれつは回らないし、話の趣旨を頭の中でまとめることができないので、意図を全く伝えられなくて。確認用の原稿を見て、『今回のことはなかったことにしてほしい』と、感情を暴走させたうえに誤字脱字まみれのメールを送ってしまいました」

 約50日間の入院生活中、懸命にリハビリに取り組んだ鈴木氏。

「手指も『どう命令するんだっけ』という感じで、なかなか動かないんです。リハビリの先生の手で指を動かしてもらうなかで、感覚を思い出していきました。日々のタイピングや会話もリハビリになりましたね」

 しかし、本当の意味で後遺症を実感したのは退院してからだとか。

「病院でのどんなに難しいリハビリ課題より、日常生活のほうが遥かに高度で絶望しましたね。文章の簡略化や締め切りの管理ができない、会話の能力が落ちて交渉や説明ができない。皿も何枚も割ってしまい、それも麻痺のない右手でです。注意障害で丁寧に扱えないでいたんです。一息ついて、優先順位をつけるようにしてクリアしていきました」

 発症から3年たって、95%まで回復を実感しているという。もし我々が同様に障害を持ったら、どう向き合えばいいのか。

◆日常にソフトランディングすることが大切

「病後に多くの他の当事者の方と話して、『自身も周囲も障害に気づかないまま、無理に頑張ってはくじけて』を繰り返す例が多いことを知りました。これは『骨折に気づかないまま走ろうともがき、複雑骨折になって血まみれでもまだもがき続けている』ような残酷な状況。

 自分にどんな障害があるかを把握して、それに合わせて環境を調整し、日常にソフトランディングすることが大切です」

 鈴木氏は症状を言語化して整理することから始めたという。我々もそのとき、襲ってきた現実を直視する勇気を持てるだろうか。

【鈴木大介】ルポライター
裏社会や犯罪、貧困の現状を精力的に取材、執筆するほか、漫画原作者としても活動し、’15年の夏に脳梗塞を発症。著書に『脳が壊れた』(新潮社)ほか多数

―[[早死にしない]生き方]―

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント3

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ