「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

全身火傷でつらい治療に耐えてきた柴犬、火傷被害者のセラピー犬を目指す(米)

2019/8/2 05:50 Techinsight

つらい火傷の治療に耐えてきた柴犬と現在の飼い主の女性(画像は『Care More Animal Hospital 2019年1月4日付Facebook「Crystal giving Taka one last kiss」』のスクリーンショット) つらい火傷の治療に耐えてきた柴犬と現在の飼い主の女性(画像は『Care More Animal Hospital 2019年1月4日付Facebook「Crystal giving Taka one last kiss」』のスクリーンショット)

昨年10月に米ジョージア州で起こった火災により、柴犬の“タカ”(当時8歳)が全身に火傷を負った。飼い主のもとを離れたタカはその後、多くの人の温かいサポートを受け数々のつらい手術にも耐えてきた。そして火事から9か月が経った今、タカは火傷に苦しむ患者を癒す“セラピー犬”になるべく訓練を受けているという。タカの奇跡の回復と人々の優しい愛が詰まったニュースを『WRDW News 12』『PEOPLE.com』などが伝えている。

【この記事の動画を見る】

昨年10月下旬、ジョージア州オーガスタの一軒家で火災が発生した。家は全焼し、この家で飼われていた柴犬のタカはなんとか自力で逃げだしたものの、近隣住民に瀕死の状態で発見された。

同州マルティネスにある「ケア・モア動物病院(Care More Animal Hospital)」に運ばれたタカは全身と顔に酷い火傷を負っており、痛みから鳴くのを止めなかった。獣医エミリー・マーティンさんは生きているのがやっとの状態のタカを慰めようとそばで優しく歌を歌い、つきっきりで看病した。タカはエミリーさんの声に安心したのか落ち着いたものの、エミリーさんはその日、苦しむタカをひとりぼっちにはできないと自宅に連れて帰った。

しかしタカの症状は深刻だった。その後、呼吸困難に陥ったタカは同州ジョージア大学獣医学部病院に搬送され、酸素吸入を受けた。タカの痛みとの闘いは続いた。

4人の幼い子供を抱えて全てを失ったタカの飼い主は、重傷のタカの治療を獣医らに託したが、経済的にも貧窮したことからタカを再び家族として迎え入れることはなかった。ケア・モア動物病院のスタッフはSNSを中心に寄付を募り、タカの治療のために約108万円(10,000ドル)を集め、タカの回復を願った。また大学病院から同病院に戻ってきたタカには、近隣住民から毛布やタオルなどの差し入れが届いた。さらには同州オーガスタにある火傷専門センター「Joseph M. Still Burn Center」がボランティアで治療の協力を申し出るなど、温かいサポートが途切れることはなかった。医師らは壊死組織を取り除いたり、皮膚移植手術を施すなどして必死にタカを支えた。タカにとってはつらく長い治療が続いたが、周りの優しさをしっかりと感じていたのだろう。タカはスタッフに甘えるようになり、少しずつ元気を取り戻していった。

火事から約2か月後、火傷専門センターの医師らによってタカの目の周りの皮膚移植手術が行われた。これによってタカは新しい瞼を手に入れ、再び瞬きができるまでに回復した。さらに今年1月、タカに新しい家族ができた。ケア・モア動物病院に搬送されてきたその日からタカの世話をしてきた動物看護師のクリスタル・レズリーさんが、タカを自宅に引き取ったのだ。

クリスタルさんはタカの飼い主になったことについて、このように語っている。

「タカは他の飼い主のもとで数日過ごしたのですが、相性が悪く戻されてしまったのです。もともと12月から我が家で一時的に預かっていたので、タカは私が責任を持って面倒をみると心に決めました。何故かわかりませんが、『きっとタカは私のところにやってくる運命だったんだ』と直感したのです。」

「我が家に住むようになったタカですが、他の犬たちに馴染めずに喧嘩をしかけるので、うちで飼うのも無理なんじゃないかと悩みました。タカはこれまで十分つらい思いをしてきていますからね。本当に心が痛みました。」

「そんな時でした。『タカをプロのもとで訓練してみては?』と提案を受けたのです。ハッとしましたよ。タカはもう9歳でしたから、今更しつけや訓練を始めようなど考えもしませんでした。」

その後タカは、「ケーナイン・トレーニング・プロジェクト(Canine Training Project/CTP)」で本格的に訓練を受けることになったのだが、そこで新たな出会いが待っていた。

タカの訓練を担当するCTPの創業者マンディ・フォスターさんは「犬も年をとると躾に時間がかかりますが、訓練に遅すぎるということはありません。タカとはまず基本の訓練から始めています。一筋縄ではいかないこともありますが、タカはとても優秀ですよ」と明かし、次のように続けた。

「タカは火傷の傷を一生背負って生きて行かなければなりませんが、私たちはタカを火傷被害者に寄り添うセラピー犬に育てたいと思っています。それにはまず、愛犬家団体『アメリカンケネルクラブ(AKC)』が行っている優良犬の認定試験である『グッドシチズンテスト(Good Citizen Test)』に合格しなければなりません。それをクリアして初めてセラピー犬としての訓練が始まります。私はタカをなんとかして助けてあげたいのです。タカの気質はセラピー犬に向いているし、タカなら火傷をした人の気持ちが誰よりも分かるでしょう。それに患者は、嫌でもタカの火傷の痕を見ることになりますからね。タカがセラピー犬として活躍することは、多くの人に希望を与えると確信しています。」

マンディさんのこんな提案に、涙を流して喜んでいるのはクリスタルさんだ。

「マンディさんのおかげで、私はタカと一緒にいることができるのです。タカは火傷の苦しみを知っています。そのタカが火傷で苦しんでいる人の励みとなり、長いトンネルの先の光となってくれたら、これ以上嬉しいことはありません。」

ケア・モア動物病院のFacebookにはタカの回復の軌跡が投稿されており、タカやクリスタルさんへの応援メッセージも多数寄せられている。タカはグッドシチズンテストを先週末に受けることが伝えられていたが、その結果はまだ更新されていない。長いトンネルを抜け出したタカが、セラピー犬に認定されるニュースが届くのを楽しみに待つことにしよう。

画像は『Care More Animal Hospital 2019年1月4日付Facebook「Crystal giving Taka one last kiss」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント48

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ