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果敢な補強をするアトレティコとレアル マドリー勢のチーム作りは対照的な結果に

2019/8/1 10:38 SPAIA

アトレティコ・マドリーのチームロゴ(左)ⒸMedia Whalestock/Shutterstock.com,レアル・マドリーのチームロゴⒸcharnsitr/Shutterstock.com アトレティコ・マドリーのチームロゴ(左)ⒸMedia Whalestock/Shutterstock.com,レアル・マドリーのチームロゴⒸcharnsitr/Shutterstock.com

マドリーに吹く移籍の大嵐

2018-19シーズン、スペインの首都マドリードに本拠地を置く2クラブ。いずれも不本意なシーズンを過ごしたため、新シーズンで返り咲こうと大きな動きを見せている。

主力が一斉に退団したため大幅な刷新が図られたアトレティコ・マドリーだが、シメオネイズムはそのままに、新たなアトレティコが形作られようとしている。一方、失意のシーズンから挽回すべく、積極的な補強に躍起なレアル・マドリー。

既に7月末時点で2億ユーロ以上を費やしている2クラブ。そのチーム作りは対照的だ。

アトレティコ:主役級をほぼ総入れ替えも、チーム方針は明白

FWアントワーヌ・グリーズマン、DFリュカ・エルナンデス、MFロドリといった主力級のスター選手がクラブを去り、大きな変化を迎えているアトレティコ。3人だけで2億7,000万ユーロの移籍金を獲得。さらに、ディエゴ・シメオネとともに長年、堅守速攻、強いインテンシティのアトレティコを体現してきた守備の要CBディエゴ・ゴディン、SBフアンフラン、SBフィリペ・ルイスも相次いで退団したため、アトレティコの来季に不安がよぎる。

だが、アトレティコの補強方針は明確で、守備的選手を中心に新戦力を積極的に補強。宿敵マドリーからやってきた守備的MFマルコス・ジョレンテのほか、トッテナムからイングランド代表DFキーラン・トリッピアー、エスパニョールからDFマリオ・エルモソなどを獲得し、主力が抜けた穴を順当に補強している。新戦力はどのポジションでも即戦力かつ将来性も見込める選手だ。

彼らを上回る一番のビッグディールは、1億2,600万ユーロもの巨額の移籍金でベンフィカからやってきたポルトガル代表FWジョアン・フェリックスだ。移籍金のクラブレコードをこれまでのほぼ倍額で更新した若き才能は、グリーズマンに代わる前線の新たなアイドルとして大きな期待を寄せられている。シメオネも彼を主力とみなしているようで、マドリーとのプレシーズンマッチではスタメン起用。そして、フェリックスも1ゴールでその期待に応えた。

つい、フェリックスの移籍金に目が行きがちだが、シメオネの「堅守をベースに高いインテンシティでプレーするチーム作り」はこれまで同様、変わらないことが伝わる堅実かつ的確な補強と言える。確かに、フェリックス一人で1億超えの移籍金だったのだが、これはグリーズマンをバルサに売却した金額とほぼ同額。今夏の収支は数千万ユーロ単位でまだまだ黒字のため、中盤の補強も考えているようだ。チーム再編は順当に見える。

マドリー:積極補強を敢行も、ベイルやハメスの去就は定まらず

惨たんたるシーズンを終え、移籍市場が開幕するや否や大刷新を続けているレアル・マドリー。

チェルシーから1億ユーロでエデン・アザール、フランクフルトから6,000万ユーロでベンゼマに代わるセンターフォワードとしてルカ・ヨビッチ、ポルトから5,000万ユーロで次のDFリーダー候補としてCBエデル・ガブリエウ・ミリトン、リヨンから約5,000万ユーロで左SBマルセロの後継者としてSBフェルラン・メンディを獲得。

さらに、バルサとの獲得競争では4,500万ユーロで勝利し、サントスからFWヴィニシウス・ジュニオールに次ぐブラジルの至宝ロドリゴも獲得。これには、久保建英とともにクラブの将来と期待。このように、マドリーらしい巨額投資で各ポジションに大金を投じ、アザール以外にも将来性のある選手たちが次々に加入している。

人員整理にも余念は無く、チェルシーにレンタルしていたMFマテオ・コヴァチッチを4,500万ユーロで完全移籍とし売却。そのほかMFマルコス・ジョレンテやDFテオ・エルナンデスといった余剰戦力を放出し、資金捻出に充てた。また、MFマルティン・ウーデゴーアやMFセルヒオ・レギロン、MFボルハ・マジョラル、MFダニ・バジェホ、監督の愛息であるGKリュカ・ジダンらをレンタル移籍で武者修行に出している。

だが、前線やサイドバックなど攻撃的な選手の補強が目立つ一方で守備面は手薄なままと、チーム作りについてはアトレティコほど明確な方針があるように見えない。よって、MFカゼミロ不在時の守備に不安があるという問題は解決されていない。ピボーテのバックアッパーやミリトン以外にも守備陣の補強がなければ、来シーズンも苦しい展開になる恐れがある。

マドリーの移籍市場で残る話題は、FWギャレス・ベイル、ハメス・ロドリゲスの去就とMFポール・ポグバ獲得の有無だろう。ベイルについては1億3,000万ユーロとも言われていた移籍金が大幅に減額され、中国スーパーリーグ江蘇蘇寧への移籍が決まりかけていたが、直前になってフロレンティーノ・ペレス会長が介入し破談に。これに、ベイルのみならずジダンも反発。今季の構想に入っていないベイルは戦力外にもかかわらず高給取りのまま残留する可能性も出てきた。

この問題はポグバの獲得にも影響する。今夏の移籍市場で約3億ユーロを投じているマドリーは、既に獲得した移籍金1億1,500万ユーロを大きく上回っている。ベイルやMFハメス・ロドリゲスの放出で少しでも移籍金を回収しないと、2億ユーロとも言われるポグバ獲得も難しくなる。

ハメスについても放出が予想されていたが、MFマルコ・アセンシオが左膝前十字靭帯断裂で長期離脱が避けられない上に、獲得したばかりのヨビッチやメンディら含めプレシーズンの段階で負傷者が続出していることで残留の可能性が出ている。ただ、ジダンはハメスの去就について「分からない」と発言しており、いまだ不透明なままだ。

アトレティコとマドリーが7月までに行った補強の評価は、プレシーズンマッチのインターナショナル・チャンピオンズカップ2019(ICC)の直接対決を見れば明らか。新戦力と既存の主力を起用した両軍の試合結果は7-3でアトレティコの大勝だった。チームとしての完成度を感じさせたアトレティコが現段階では優勢と言える。

相変わらず守備面での課題が残っているマドリーと、完成度が高いアトレティコ。8月の補強とプレシーズンのトレーニングで、どこまで差が埋まるのだろう。8月8日の移籍期間終了まであとわずか、今後の展開に注目だ。

記事:橘ナオヤ

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