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久保建英と安部裕葵のスペイン移籍は必然か偶然か?

2019/7/22 07:22 SPAIA

レアルに移籍した久保(左)とバルサに移籍した安部Ⓒゲッティイメージズ レアルに移籍した久保(左)とバルサに移籍した安部Ⓒゲッティイメージズ

久保はレアル、安部はバルサへ

サッカーのスペイン1部リーグで人気、実力とも並び立つレアル・マドリードとバルセロナ。この世界最高峰のビッグクラブと日本代表のホープが時を同じくして契約する時代が来るとは、誰が予想できただろうか―。

J1のFC東京からレアルに完全移籍が決まった18歳のMF久保建英と、J1鹿島から憧れの新天地へ挑戦する20歳のFW安部裕葵。海外メディアも興味深く報じているが、スペインのスポーツ紙マルカ(電子版)は「この新しい波は偶然の産物でない。日本サッカー界が1990年代終わり頃から仕掛けた巧妙な戦略の成果だ。日本は2050年までにワールドカップ(W杯)で優勝するという大きな目標があり、2030年までにJリーグは欧州主要リーグとも十分戦えるクラブを生むだろう」と分析した。

今季のJ1は世界的スター選手のイニエスタやビジャの加入で「バルセロナ化」が進む神戸だけでなく、急速に「スペイン色」が増しているが、久保建と安部の移籍は欧州で日本の存在感が高まっている証明でもある。

久保をバルサから横取り

バルセロナの下部組織で育った久保建は「日本のメッシ」と世界でも注目され、6月9日に史上2番目に若い18歳5日で日本代表デビュー。来年の東京五輪でも中心的な活躍が期待される逸材だ。

レアルとは5年契約、年俸は2億円超とみられ、バルセロナから横取りした形で「番外編クラシコ」としても賛否が飛び交っている。久保建の移籍を巡っては、18歳未満の国際移籍を原則として認めない国際サッカー連盟(FIFA)の規定が背景にあり、6月4日に18歳となったため争奪戦が可能になった。公式サイトによると来季は2部B(3部相当)のBチームに所属するが、世界一の名門クラブでトップチームに昇格し、活躍できるか注目される。

久保建英と安部裕葵比較表ⒸSPAIA

ⒸSPAIA


安部獲得は意趣返し?

これに対し、このタイミングでバルセロナの安部獲得は久保建以上の衝撃だった。4年契約で移籍金は110万ユーロ(約1億3400万円)。メッシやスアレスらスター選手ぞろいのバルセロナはリーグ26度、欧州チャンピオンズリーグ(CL)5度の優勝を誇る世界屈指の名門で、安部は2部B(3部相当)のチームでスタートする。

広島・瀬戸内高から2017年に鹿島に加入。切れ味鋭いドリブルなどを武器に2年目の昨季はJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞に輝いた。もちろん日本サッカー界期待の星として実力と将来性を高く評価されたのは間違いないが、スペインのメディアは「レアルの久保に対抗措置か」「アジアから最高峰のトップ選手獲得を狙っていた」と意趣返しともとれる舞台裏を報じている。

バルセロナはプロ野球の球団も運営するインターネット通販大手、楽天が2016年に4シーズンで総額250億円を超えるスポンサー契約を締結。そんなクラブ戦略も将来性を買った今回の先行投資にさまざまな臆測を呼ぶことになった。

ジダン監督に存在アピール

こうなると、楽しみになってくるのがトップデビューの日だろう。元フランス代表のジダン監督が見守る中、久保建は新シーズンに向けた北米合宿で遠征メンバーにも抜てきされ、セルヒオラモスやモドリッチ、ベンゼマら欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇の黄金期を築いたスター選手に交じって早くも存在をアピール。ピッチで見せる卓越した技術だけではなく、スペイン語を操り、物おじしない佇まいや雰囲気に、非凡な才能を感じさせるものがある。

即戦力でイングランド・プレミアリーグのチェルシーから移籍したベルギー代表FWアザールとも気さくにやり取りするなど自然体で打ち解けようとしているが印象的だ。

Bチームの監督にはOBで元スペイン代表FWのラウル氏が就任。世界の「金の卵」が集まる中で激しい競争を勝ち抜くのは簡単でないが、シーズン開幕をトップチームの一員として迎える可能性もゼロではないだろう。

バルサBから昨季8人がトップデビュー

安部もバルサBで活躍を見せれば、トップチームでプレーするチャンスも生まれてくる。だがもちろん、こちらも「狭き門」だ。昨季はバルサBから8人がトップチームの公式戦にデビューした。

スペイン紙マルカは「ここ数年、ドイツ1部リーグ・ブンデスリーガで日本選手が約30人プレーしている。歴史を振り返れば、スペインでも城彰二や多くの選手が挑戦してきた。欧州リーグで日本の存在感が近年増しているのは事実。W杯ロシア大会も8強まであと一歩の実力を示した。スペインで日本の才能が輝くのは偶然の結果ではない」と伝えた。

令和の新時代、スポーツ界はあらゆる競技で国境を越え、新たなステージを迎えようとしている。

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記事:田村崇仁

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