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第7回:アイドルファンとの対談vol.1|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

2019/7/20 12:00 Pop’n’Roll

第7回:アイドルファンとの対談vol.1|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」 第7回:アイドルファンとの対談vol.1|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日連載)。今回と次回は、ミキティー本物とアイドルファンとの対談企画を実施。一般のアイドルファンを相手に、はたしてどんなトークが飛び出したのか?

ミキティー本物

常にアイドルモードで

アイドルファンA:
ミキティーさんはオフが少ないのは大変じゃないですか?

ミキティー本物:
丸々1日休みとかはないんだけど、ライブ以外のお仕事がない日も“みんなでご飯に行こう”ってなっちゃうから、結局メンバーと会うことが多いかも。もともとメンバーみんな、友達が多いタイプではないから、メンバー同士でご飯を食べに行って、そこで次のワンマンの話とか夢の話をして、何かいいアイディアが出ればそのままカフェに移動してミーティングを始めちゃうの。それって、本能なんだよね。だから、無理にオフの日を決めようとは思ってなくて。今はいい意味でオフとオンを分けない生活をしているかな。だから全然苦じゃないの。今、この状態が幸せだから、逆に仕事のオファーが少なくなって休みが増える方が怖いかな。

アイドルファンA:
そうなんですね。ライブの本数がすごく多いから、大丈夫なのかなって気になってました。

ミキティー本物:
ちょっとでも空きがあると、そこの隙間にスケジュールを詰め込んじゃう癖があるんだけど、そうすると、おなカマ(二丁目の魁カミングアウトのファンの総称)の方が私たちに会うために無理をしてでも頑張ってくれちゃうんじゃないかなって心配になっちゃうの。

アイドルファンA:
アイドルファンとしては、ライブをやってくれること自体がすごくありがたいし、できれば全部行きたいと思ってるくらいです。

ミキティー本物:
私たちも、たくさん来てくれるのはすごく嬉しいんだけど、その分、負担になっちゃってないかなって心配しちゃうんですよね。ミキティー本物

この出会いは一期一会

アイドルファンA:
私は行きたいと思ったら、ライブにたくさん行っちゃうタイプなので、負担には感じないです。むしろ、もっと早くそのグループに出会いたかったなって気持ちになりますね。

ミキティー本物:
私たちは、出会ったタイミングがその人と出会うべきタイミングだったって考えるようにしてるんだけど、ファン目線で考えたら、もっと早く会いたかったって思っちゃうよね。おなカマにとって、私たちと出会ってからの時間が宝物のようなものになってくれたらって思うけど、もし私たちにもっと早く出会っていたとしたら、その分、その間に費やしていた私たち以外の時間や経験はなくなってしまうじゃない。私自身もアイドルをもっと早く始められていたらなって思ったこともあったんだけど、そう思った時にそれまでのことを思い返してみたら、アイドルをやっていなかった期間に経験したことは、どれもとっても大切なことだったの。二丁魁の曲の中には、私の実体験をもとに書いている歌詞もあるから、その時代に経験したことがなかったら、その歌詞も書けてなかったんだろうなって。そう考えると、これまで生きてきた時間すべてが必要なものだったんだよね。だから、おなカマも同じように、私たちに出会う前の時間もその人にとって宝物みたいな時間であってほしいなって思う。

アイドルファンA:
過去に販売されていたグッズが欲しかったなとか、ライブを観たかったなって思ってしまうこともあったけど、そういう風に考えてみたら、すべて一期一会だったんですね。

ミキティー本物:
そう思ってもらえたら、私たちも嬉しいな。アイドルファンAミキティー本物

ゲイアイドルになれた幸せ

アイドルファンA:
ちょっと立ち入った質問になるんですが、世間的にセクシャルマイノリティへの偏見はまだなくなっていないと思います。ミキティーさんがアイドル活動をしていく上で、“自分たちがゲイアイドルじゃなかったらよかったのに”と思ったことはありますか?

ミキティー本物:
私の場合は、まず何よりもアイドルになりたいという気持ちがあったから、“ゲイアイドル”じゃなかったらよかったって思ったことは一度もないかな。でも、私がアイドルに憧れて、アイドルになりたかった8年前くらいって、ちょうど私の目指していたアイドルの世界が崩壊しつつあった時期だったの。CDに特典を付けて同じものをたくさん買わせないと有名になれないっていうのがアイドルって言うんだったら、私はそういうものにはなりたいとは思わなかった。だから、私は“ゲイアイドル”っていう新しいジャンルを作りたいって思ったの。それから、自分たちのことを“アイドル”と言わないで、“ゲイアイドル”っていうことは大事にしています。少しずつLGBTが受け入れられる世の中になってきたって言われているけど、当事者からしたら、まだまだそんなことはない部分も多くて。私たちはみんな、奇跡的にゲイだということにこれまで悩んできたことがないし、おなカマも“そのままの自分でいいんだよ”ってたくさん言ってくれるから、今ではゲイとして生まれて“ゲイアイドル”として生きていくことができて、幸せだなって思ってる。

アイドルファンA:
ミキティーさんにとってアイドルは仕事になりますか?

ミキティー本物:
今は仕事とはあまり思えてないんだけど、少しずつオン/オフの切れ目を入れていかなくちゃなとは思ってる。私はアイドルを始めようと思った時に、“本名やこれまでの自分を全部捨てて、ミキティー本物に生まれ変わるんだ”って思ったから、自分の中では仕事という感覚でいたことはなかったの。でも最近、たくさんのおなカマと接していくうちに“本来の自分を捨てちゃダメだな”って考えるようになってきたの。今まではゲイアイドルをやる上で“本来の自分は捨てなくちゃいけない”って思ってたんだけど、ゲイアイドルになる前の本来の自分もあったからこそ、今のミキティー本物としての自分がいて、おなカマたちはその延長線上にいる本来の自分まで愛してくれるんだなって気づいたの。だから、過去の自分を切り離すんじゃなくて、少しずつ取り戻していこうと思ってる。アイドルを始める前までは、自分自身のことが好きになれなくて嫌だなって思ってたんだけど、そんな自分もいいよってメンバーも含めて周りにいるみんなが認めてくれているから、これからは本来の自分もちゃんと抱えて歩いていかなくちゃなって。そうしないとアイドル活動以外の幸せも掴めなくなっちゃうしね。ミキティー本物

おなカマという存在について

アイドルファンA:
ミキティーさんはファンのことを本当に大事にしてくれていますが、ミキティーさんにとってファンはどんな存在ですか?

ミキティー本物:
人との関係っていろいろあるよね。ライブ中、私より年下のおなカマが親みたいな表情で見守ってくれていたり、逆に私より年上だけど弟や妹みたいな存在のおなカマもいる。特典会では短い時間しか会えないのに、おなカマはいろいろな表情を見せてくれるの。その日その日で関係性がいろんな形に変化するし、そのすべての関係性に“大切な”っていう言葉がつきますね。

アイドルファンA:
二丁目の魁カミングアウトが、今1番、目指しているところはどこですか?

ミキティー本物:
私が1番望んでいることは、このメンバーでずっと活動していくこと、今いるおなカマがこれからもずっとついてきてくれることかな。もっと有名になりたいっていう気持ちはもちろんあるけど、その結果よりも、そこに至るまでの間の方が大事だなって思うタイプなの。大きなステージに立つことを想像することは簡単だけど、そこにどうやってたどり着いたかって想像することの方が大切だと思う。私はグループがどんなに大きくなっても、今いてくれる人たちがその先もずっといてくれるようにって思ってる。二丁魁がこれから先どんどん大きくなっていって、私たちとおなカマの距離感が離れていったら嫌だなって人もいっぱいいると思うの。それでもずっとそばにいられるようにするにはどうしたらいいんだろうって、毎日考えてるよ。

アイドルファンA:
そういう答えが聞けて本当に嬉しいです。

対談を終えてのアイドルファンの感想
本当に緊張したんですけど、いろいろ考えてきたことに対してたくさん答えてもらえて本当に嬉しかったです!

アイドルファンA

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