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6ヵ国の仲間と雑誌を作る。日本語版ディレクターの仕事スタイルは?

2019/7/18 21:00 mymo

6ヵ国の仲間と雑誌を作る。日本語版ディレクターの仕事スタイルは? 6ヵ国の仲間と雑誌を作る。日本語版ディレクターの仕事スタイルは?

コーヒーにまつわる様々なストーリーを、丁寧な文章と美しいデザインとともに紡ぐ雑誌「STANDART」。2015年にスロバキアで創刊し、世界73カ国にて販売。コーヒーに関わる人々を中心に注目される季刊誌が、2017年3月に待望の日本語版「STANDART JAPAN」を創刊した。

その日本語版ディレクターを務めているのが、福岡県春日市に拠点を置く室本寿和さん。場所や時間にとらわれない働き方を選択し、自身が好きなことにまっすぐに向き合う室本さんに、「ここに至るまでの経緯」「現在のワーク&ライフスタイル」「今後のビジョン」等、気になることを尋ねてみた。

アムステルダムのカフェで運命の出会い

アムステルダムのカフェで運命の出会い高校卒業後、アルバイトで貯めたお金でオーストラリアに留学し、翻訳と通訳の専門学校を卒業。帰国後は、博多区にある会社でローカライゼーション業務(電子機器などの取扱説明書の翻訳や印刷を行う)にあたっていたという室本さん。5年後に転勤でオランダに渡り、現地で行きつけにしていたカフェで出会ったのが「STANDART」でした。

「オーストラリア留学時代から、カフェで過ごすことは自分にとって生活の一部になっていて、コーヒーにもはまっていました。そんな時に出会ったのがこの雑誌。ちょうど2015年に出た創刊号で、社会、文化、建築、哲学、美術など、コーヒーを軸にさまざまな分野に展開していく記事がとにかく面白く、愛読するようになりました」。

日本語版創刊の文字に、思わず挙手!

日本語版創刊の文字に、思わず挙手!そして読者になって1年半ほど経った頃、誌面に「日本語版が出る」という告知を発見。「自分にも何かできないか」と編集部にメールで連絡し、休日を使って翻訳業務の手伝いを始めます。しばらくすると編集部より「ディレクターにならないか」という打診が。

「当時、本業の仕事もかなり忙しく、大好きなコーヒーに関わりたい、という妄想をするのが心地よい逃避みたいになっていて(笑)。ただ店のオーナーやバリスタを目指すとなると相当な時間がかかる。そんな時にいただいた打診で、奥さんとも話し合い、飛び込んでみることにしました。2016年に娘も生まれていて、もっと家族と過ごしたい、もっと違う生活をしたいという思いもあったんです」

「日本語版」ディレクターとして奔走する日々

「日本語版」ディレクターとして奔走する日々その後、前職を退職し、約5年のオランダ生活に別れを告げて地元の福岡県へ帰郷。現在は「STANDART JAPAN」ディレクターとして春日市を拠点に誌面作りに取り組んでいます。

 「『STANDART JAPAN』は、6割がワールド版の翻訳。4割がフリー企画。僕は日本版より先に発刊されるワールド版から『これは日本にも紹介したい』という記事をピックアップして翻訳し、残り4割で、日本から世界へと発信したいニュースやインタビューを紹介しています。店の紹介というよりも、できるだけ人、社会的な取り組みなどに光を当てたい。ほかにもイベントへの参加、SNSを使ったマーケット開拓など、日々時間に追われていますが楽しすぎて、ついやりすぎてしまうのが悩み。そんな中でも家族との時間を大切にしたいので、できるだけ平日に仕事して、週末は休むようにしています」海外との打ち合わせは主にスカイプや、プロジェクトマネージメントシステム、チャットを使って効率的に。それぞれの場所で仕事をすることに、ストレスを感じることはほぼないと室本さんは言います。

「全体ミーティングの際、時差の関係で僕だけ夜、ということもありますが、月に1回程度なので(笑)。あとは本当に自分次第です。僕の場合、平日は早朝と、上の子が幼稚園に行っている間に自宅で仕事をし、夕方以降は家族との時間を取るようにしています。そして子供が寝た後、また少しだけ仕事をして。出張計画も自分で立てますが、かける時間とお金以上の成果が上げられそうな場合のみ出かけています」。

福岡で仕事をすることのメリットは?

福岡で仕事をすることのメリットは?そうして仕事を始めるうちに、「福岡」で働くメリットを実感するようにもなったそう。

「住む場所は最初どこでも良かったんですが、とりあえず親の近くに住もうと。実際に帰ってみると、自然は近いし物価は安いし、何より魅力的なコーヒーショップが数多く存在している。これ以上の選択肢はなかったかもしれません。また新しいもの、デザイン性に優れたものは常に東京で作られているイメージを持つ方が多く、『STANDART JAPAN』編集部も東京にあると思われがちなんですけど、『福岡』というだけで、意外性を感じてもらえるのがいい。あと僕は常に『俯瞰して見る』ことを大切にしているんですが、春日にいることで福岡を、福岡にいることで全国を俯瞰して見ることができる。その距離感も丁度良いんです」

ディレクターを務める一方、月に数日はカフェスタッフに

ディレクターを務める一方、月に数日はカフェスタッフにまた室本さんは、「STANDART」のディレクターを務める一方、月に数日、オーストラリア留学時代に出会った友人・榎原圭太さんが営む千早のカフェ「BASKING COFFEE」のスタッフとしても働いている。

 「ここに立たせてもらうおかげで、店側からコーヒー業界を見られたり、お客さんと触れ合えたり…貴重な経験させてもらえるので本当にありがたいです。ここで交わされたいろんな話から、企画のヒントを得ることも多いんですよ」。

今後のビジョンは?

今後のビジョンは?今後のビジョンを伺うと、笑顔で「現状維持」と答えつつ、「そのためにも、長く続けていくことを第一に」と室本さん。

「トレンドはいつか去ってしまうものですが、農家やカフェオーナー、バリスタの方々にとってコーヒーとの関わりは一生続くもの。トレンドで終わらせるわけにはいかないんです。だからこそ僕らはその中に潜む様々なストーリーを見つけ、しっかりと伝え、少しでも業界に貢献できればと思っています。あとはこの雑誌が、お店の方やお客さんを繋ぐ『会話のツール』的な存在になってくれると嬉しいですね。カフェは常に会話を生む場所ですから。自身のビジョンとしては…これからもずっと、家族で過ごす時間を持ちつつ大好きなコーヒーに関わって働けるのであれば、それだけで満足です(笑)」

「STANDART」ディレクター 室本寿和

「STANDART」ディレクター 室本寿和1984年、福岡県北九州市生まれ。高校卒業後、オーストラリアに留学し、翻訳・通訳の国家資格を取得。帰国後、翻訳・印刷会社に就職し、2012年に転勤でオランダ・アムステルダムへ。2017年3月より「STANDART JAPAN」のディレクターに就任。3ヶ月に1度のペースで発行する同雑誌の制作を、友人でオランダ在住の日本人エディター、フリーのクリエイターらとともに進める。2児の父・ときどきバリスタ。

HP【STANDART JAPAN】:https://www.standartmag.jp/

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