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キャリア警察官とノンキャリアの収入差は倍以上

2019/7/17 17:05 ラジオライフ.com

警察は階級社会です。上官が命令して下官が指示に従います。どの会社にも階級はありますが、警察の世界は一般よりも厳しいものです。そんな警察官には、階級以外にも区分が存在します。それが警察ドラマなどでも描かれる「キャリア」と「ノンキャリア」。キャリアとノンキャリアは収入で倍以上の差が出るのです。

キャリア警察官の身分は国家公務員

日本の警察では警察法第62条により9階級に区分され、上から「警視総監・警視監・警視長・警視正・警視・警部・警部補・巡査部長」、そして採用されたばかりの新人は「巡査」となります。

警察官には階級以外にも区分が存在します。それが「キャリア」と「ノンキャリア」と呼ばれるものです。このふたつの区分は、警察官になるために受けた試験の違いで決まります。

すなわち、キャリアとは国家公務員総合職試験(旧国家公務員Ⅰ種試験)に合格した警察官を指し、身分は国家公務員。所属も警察庁となり、本部や所轄に派遣されるのは出向に近い形です。

同じ国家公務員試験でも、一般職試験(旧国家公務員Ⅱ種試験)合格者は「準キャリア」と呼ばれ、これら以外の地方公務員採用者がノンキャリアとなります。キャリア警察官とノンキャリアの大きな違いは昇任のスピードです。

キャリア警察官は警部補からスタート

準キャリアは巡査部長から、ノンキャリアは巡査からスタートします。一方、キャリア警察官は任官時から警部補です。キャリアは警察大学校での研修を終えるとすぐに一斉に警部に昇進するなど、最初からノンキャリアとは大きな差がつきます。

通常、昇任の限度といわれるのは準キャリアで警視長、ノンキャリアは警視正。しかし、警視以上への出世はよほど優秀で人脈も持っていなければ不可能でしょう。

特に警視昇任にあたっての差は大きく、ノンキャリア警察官は定員の空きがあって運がよければ昇任できますが、キャリア組は30歳前後で一斉に自動昇進。このことから、警視はキャリアとノンキャリアの壁ともいわれます。

キャリア警察官とノンキャリアでは収入面の差は「倍以上」。また、キャリアが現場に出ることはほぼありません。警察ドラマではキャリア警察官が現場で捜査することがありますが、実際は庁舎内で書類業務や調整業務に追われています。

実際は、警察庁と本部の役割が異なるように、キャリアとノンキャリアの役割もまったく異なるもの。キャリアは指導・監督者としてデスクワークが主となり、ノンキャリアは捜査や警備といった実務を担うのです。

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