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【画像集】これが若き伊達政宗の愛刀か…ッ!! 名刀や甲冑を全部じっくりタダで見られる穴場スポット「刀剣コレクションルーム・名古屋」へ行ってきた!

2019/7/17 17:00 ロケットニュース24

戦国武将が愛用していた名刀となると、博物館などで展示されていても目玉だったりで、じっくり見ることが難しい。混雑していると他の方と譲り合って見る必要があるし、そもそも人だかりが出来ていてきちんと見られないこともあるからだ。

しかし、三重県・桑名にある刀剣コレクションルームをはじめ、名刀や甲冑をタダで存分に鑑賞できる穴場スポットは存在する。そして名古屋には穴場というだけでなく、なんと伊達政宗の愛刀があるとか……! 善は急げということで、さっそく見てきた。

・伊達政宗の愛刀を発見

名古屋城のほど近く、名古屋・丸の内にある「刀剣コレクションルーム」は、入場無料で名刀や甲冑などが見られる激アツスポット。

「刀剣コレクションルーム」ながら、ズラリと並んだ甲冑の存在感が凄まじい……

しばらくは甲冑に圧倒されていたが、展示されている刀剣を見て驚いた。なんと若き伊達政宗が腰に帯びていた刀(佩刀)、「刀・(金粉銘)来国俊」があったのだ! 緩やかな弧を描く姿が美しさとともに、力強さを感じさせる。

この来国俊の刀は、坂上田村麻呂の子孫・愛姫が政宗に嫁ぐ際、田村家より政宗へ贈られたもの。そりゃ名刀に決まってる!

小さく波打った、小乱れ刃がきらめく。刃文のふちなどに、沸(にえ)というキラキラ光る粒がよくついているのも綺麗!

刃文を覆うようについた、霧のような匂(におい)も美しさを高めている。

刀工・来国俊は切っ先の刃文(帽子)を富士山のように描くことが多かったとか。言われてみると、この刀の帽子も富士山に見えてくる。縁起が良いのでは?

地肌(地鉄の模様)を見てみると、きめ細やかな木の板みたいな模様が。よく詰んだ小板目肌だ。

ほんの少しだけ青みがかって見える地鉄の色も神秘的。

刀剣の鑑定・研磨を行っていた本阿弥家の13代当主・光忠によって、鎌倉時代中期より山城国(現在の京都)で栄えた刀工集団・来派の「来国俊」による作刀であると極められて(鑑定されて)いる。

若き政宗が愛した刀は、派手さはないものの、シンプルだからこそ凛とした美しさが伝わってくる──そんな良い刀だった。

拵(こしらえ:日本刀の外装)も一緒に展示されていたが、目貫(めぬき:柄につけられた装飾)に九曜紋が。

九曜紋は政宗が気に入って、小倉藩初代藩主・細川忠興からもらい受けた紋。笄(こうがい:鞘に差す耳・頭かき)にまで九曜紋がついていた。

もちろんこの他にも名刀がたくさんあった。さらに、大量の甲冑の中には伊達家伝来の甲冑も!

決して広い空間ではないものの、たくさんの名品を堪能できる素敵空間だった。

・2020年6月には刀剣博物館がオープン

「刀剣コレクションルーム(名古屋・丸の内)」も十二分に名品を楽しめる空間だったが、実は現在展示されているものよりもっと凄く、重要文化財などに指定されている品々が他にもあるようだ。ただし、設備の関係でそうしたものは展示が出来ないようだ。

とはいえ、刀剣コレクションルームと同じ運営元が2020年6月にオープンする刀剣博物館「刀剣ワールド」では、重要文化財などの展示もするそう。刀剣専門の博物館は全国でも数えるほどしかないため、今から刀剣ワールドのオープンが楽しみだ。

・今回ご紹介した展示の情報
会場 刀剣コレクションルーム名古屋・丸の内(東建本社)
住所 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目1番33号 東建本社丸の内ビル1階
入館料 無料

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼天下五剣「童子切安綱」を作刀した大原安綱の刀(大磨上無銘:短く切り詰めた際に銘部分も切られた)。平安時代の作刀らしい腰反りの、ほっそりとした優美な姿。

小ぶりな切っ先。

艶やかな板目肌。平安時代のものがこんなに綺麗に残ってることにロマンを感じる。

写真では分かりづらいが、沸がよくついていて、実物はもっと雅やかだった。

▼鎌倉時代に備前国(現在の岡山)で活躍した刀工・畠田真守の刀。腕の良さだけでなく、名前の縁起良さも喜ばれた名工のようだ。

▼畠田真守と同じく鎌倉時代の備前国で活躍したとされている、左近将監恒次の刀

左近将監恒次は天下五剣「数珠丸恒次」を打った刀工かも、という説もある腕前の名工だ。

「新刀の祖」堀川国広の甥・越後守藤原国儔の刀(写真中段)。堀川一門の中で最も穏やかな作風だけあり、ゆるやかに波打った刃文が魅力的。

堀川国広の代作も行なっていたため、国儔自身の銘が入った作刀は希少。地刃ともに、落ち着いた美しさがある。

▼江戸時代、切れ味の良い刀剣を多く作刀した刀工・大和守安定の刀

刀・於武州江戸越前康継(写真上段)。康継は作刀だけでなく、大阪城落城の際に焼身になってしまった名刀数振りを徳川家康の指示で再刃した名工。

康継の「康」という字は家康から賜ったもの。それと同時に、銘に葵紋を切ることも許されている。

写真だと分かりづらいが茎(なかご:刀身の柄におさまる部位)の裏側には、試し切りで罪人の死体を2体重ねて切断したことを示す「二胴」の文字が。

▼向かい合う2匹の金鯱(金のシャチホコ)前立! 名古屋にぴったりの展示。

▼やたらと精巧な龍もいる。

▼獅子だらけの兜。可愛いと思うのは失礼かもしれないが……めっちゃ可愛い。

▼鱗(うろこ)に見えるものは1枚1枚、強靭な皮地に何度も漆を重ね塗りしたもの。軽量ながら高い防御力が得られるそうだ。考えた人も凄いが、作った人も凄い。

▼刀剣コレクションルーム(名古屋・丸の内)があるビルの入り口。看板が大きいからめっちゃ分かりやすい。

▼刀剣コレクションルームから徒歩で行ける距離の円頓寺にある、会いに行ける三英傑と水戸黄門。刀剣を見た後にでも、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と水戸の御老公に会いに行ってみては。

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