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【働きながら妊活しましょ】不妊治療と仕事の両立の岐路は「体外受精にステップ」するタイミングで訪れる

2019/7/15 12:00 Suits-woman.jp

仕事との妊活の両立をめざす堅実女子のみなさんに、認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんがアドバイスする妊活診断。今回は、それでも両立が難しいと思うタイミングについてうかがいました。

体外受精の治療では通院予定が立てにくい

私の不妊相談に来られる方で、いちばん多いのは「体外受精を始める前に、仕事を辞めようと思っているんです……」というもの。体外受精にステップアップするかしないかは、不妊治療の中でも最大の悩みポイント。仕事と両立されてきた方が、仕事を続けるかどうかもっとも迷うときだと思います。

人工受精までは通院のタイミングが読めます。事前に見通しがつくので、仕事のスケジュールが調整しやすい。しかし体外受精に移ると、スケジュール管理が自分のコントロール下から離れてしまうのです

体外受精の採卵スケジュールは、治療法によりますが、およそ半月を1サイクルとして進みます。その半月の間に3〜5回、通院することになります。

治療法によりますが、排卵誘発剤はクロミフェン法なら5日間、毎日注射が必要です。最近は、自分でお腹や太腿に注射する自己注射が主流になりつつあります。私が不妊治療をしていた8年前は、毎日通院して注射してもらうのがふつうでした。それを考えれば、時間的にはラクになったかもしれません。

とはいえ、予定通りに排卵するとは限りません。それに1回の採卵でうまくいくとも限りません。何度か繰り返して成功するパターンも多いです。その場合、毎月の半分が体外受精の治療中……ということになります。

こうしたことを考えると、今までと同じように仕事を続けることは簡単なことではありません。職場の状況や休職制度の有無などによりますが、仕事との両立が不安になる人が多いのです。

妊活のはじめに考えておきたい「体外受精」の選択肢

そもそも、体外受精そのものが心身に負荷がかかります。費用もかかります。人生の一大事と、心に期すものは小さくはないでしょう。だからこそ「万全の態勢で臨みたい」と彼女たちは言います。

相談者の中には、もう心では退職を決意していて、あとひと押しが欲しくて私のところに相談に来られたと思われる人もいます。それでも私は一言、「本当に辞めて後悔しませんか?」と問い返します。特に30代後半、40代の方の場合、妊娠しない可能性もあります。その後のことも考えておく必要があると思うからです。

「後悔したくないんですよね」とおっしゃる方もいます。それは仕事を辞めることに対してではなく、仕事しながら体外受精の治療を並行すること、もしうまくいかなかったとき、あのとき万全の態勢ではなかったから……と後悔したくないという意味です。

かように体外受精にステップアップする前は悩み、迷います。働きながら妊活中の方、これから始める方、ぜひはじめに「体外受精にステップアップする場合のこと」も想定しておいていただきたいと思います。

賢人のまとめ
体外受精の治療に入ると、通院予定が自分ではコントロールできない日が多々あります。働きながら妊活する上では、はじめに体外受精までステップアップするかどうかをパートナーと話し合っておくのがベストです。

プロフィール

妊活の賢人 笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。

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