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ポートランドから日帰りも可能 キャノンビーチで奇岩の絶景に驚く

2019/7/13 11:00 CREA WEB

ポートランドから日帰りも可能 キャノンビーチで奇岩の絶景に驚く ポートランドから日帰りも可能 キャノンビーチで奇岩の絶景に驚く

#176 Cannon Beach
キャノンビーチ(アメリカ)

オレゴンにビーチのイメージはなかったけれど、行ったらビックリ!

「ポートランドからビーチへ行けるの?」

 タヒチ島の海辺のプチホテルで、偶然知り合ったポートランド在住の愛さんとチャドさんご夫妻との、この会話がオレゴンのビーチめぐりのきっかけでした。

「オレゴンにはいいビーチがたくさんありますよ」と、チャドさん。

 それから半年後、「本当かな?」と半信半疑ながらも、ポートランドにも興味があったので、シアトルへ行った際に足を延ばしてみることにしました。

エコラ州立公園。都市から2時間圏内でこんな大自然が待っているとは。

 朝8時に愛さんとチャドさんにピックアップしてもらい、ポートランドを出発。26号線を西へ約128キロ走ります。

 ヒイラギや針葉樹が茂る森林の中の道を、車は軽快に飛ばしていきます。走ること約1時間30分、まずはエコラ州立公園へ。

エコラ州立公園でひなたぼっこ。自然がそばにある暮らし、憧れます。

 パーク内に入ると、さらに緑が増します。聞くところによると、ルーズベルトエルク(アメリカアカシカ)の目撃談もしばしばあるとか。

 メインパーキングに駐車し、丘の上に向かうと、キャノンビーチが眼下に!

エコラ州立公園から見たキャノンビーチ。天辺が尖った岩が“干し草を積んだ山”という意味の、ヘイスタック・ロック。

 ビーチが遠くまで見渡せ、背後にいくつもの山が折り重なっています。そしてオレゴンのアイコンである、ヘイスタック・ロックを中心にいくつもの奇岩が海にぽこぽこと浮かんでいます。

 こんな奇観、はじめてです。

 これは、1,700万~1,000万年前に火山から噴出した溶岩が時間差を起こしながら固まり、海によって浸食された海食柱の連なり。

 ひときわ大きなヘイスタック・ロックは、高さおよそ72メートルもある玄武岩の一枚岩です。

キャノンビーチの北にあるクレセントビーチも、エコラ州立公園から一望できます。

 いくつもの波が押し寄せ、巨岩にぶつかり、すり抜け、浜辺に打ち寄せる壮大な風景は、高いところから見下ろすと感動もひとしおです。

 こうやって溶岩が少しずつ削られ、今の風景になったわけで、数万年後にはまた違う形になった奇岩群を誰かが見下ろしていると思うと、自然の大きなサイクルを感じます。


沖合いにぽつんと立つ
灯台の秘めた物語とは?

キャノンビーチ沖に見捨てられたように浮かぶ、今は廃業中のティラムック・ロック灯台。

 エコラ州立公園の丘を西に移動すると、沖にティラムック・ロック灯台が岩礁の上にぽつんと立っているのが見えます。

 これは1881年に点灯された当時は米国西海岸でもっとも高額の建設費がかかった灯台だったとか。けれども灯台守が灯台までたどりつくのが至難の業で、“テリブル・ティリー”というニックネームも付けられました。

 1957年には役割を終えて、海上に取り残されたままですが、ヒストリックプレイスとして登録の順番待ちとのことです。

インディアンビーチで一休み中のサーファー。

 さらに少し車で北へ移動すれば、インディアンビーチへ。

 このビーチにはサーファーたちが集まっていました。駐車場からボードを抱えて砂浜を突っ切り、波まで駆け出していく姿は、全身から嬉しさが伝わってきます。

サーファーはお揃いのように黒のウエットスーツ。水、冷たそう。

 それにしても、全員が真っ黒なウエットスーツ、フードを被っている人も。水温はかなり低そうです。

インディアンビーチの南側にも奇岩群が広がっています。

愛らしいビーチタウンは
童話の世界から抜け出たよう

キャノンビーチのダウンタウン。絵になる町を乗馬で回ることもできます。

 キャノンビーチの楽しみには、愛らしいビーチタウンもセットで付いてきます。

 長さ800メートルほどの、歩いて回れる小さな町に、壁一面を板張りにした家(“シングルズ”というのだそう)が軒を連ねています。どの家も花や緑が飾られ、童話の世界から抜け出たよう。

軒先に吊るした花が彩りを添える“シングルズ”という板張りの建物。1963年創業の、家族経営のキャンディショップ。

 ブリュワリーやシーフードレストラン、キャンディショップやアートギャラリーなど、街歩きも楽しみ。

パシフィックコーストブリュワリーではワンちゃんたちもブレイク中。インフォメーションセンターもキュートなたたずまい。

 アートギャラリーは12軒以上もあり、北西部きってのアートタウンでもあります。人口1,700人の町ながら、年間75万人も観光客が訪れるそうです。

ダウンタウン前のビーチは賑やか。

 パブリックビーチへ出ると、そこは凧あげをする家族連れや、犬の散歩をしている人、ビーチでのんびりする人など、かなりの賑わい。

アラスカとメキシコを子育てのために行き来するコククジラを、年に2回、冬と春にウォッチングできます。

 キャノンビーチの沖では、冬は子育てのためにメキシコへ南下し、春にはアラスカへ戻るコククジラの姿がウォッチングできるとか。

タヒチ島でたまたま知り合い、今回オレゴンの魅力を教えてくれたチャドさん&愛さんご夫妻。感謝!

 まずはエコラ州立公園へ渋滞にはまることなく駐車して、高台からキャノンビーチを見下ろし、ダウンタウンで街歩きをしながらビーチから奇岩を見上げる。

 時間帯も、堪能のし方も、入念にコースを組んでくれたチャドさん&愛さんに感謝です!

キャノンビーチ

●アクセス ポートランド国際空港から車で1時間40分~2時間
●おすすめステイ先 エースホテル ポートランド
https://www.acehotel.com/portland/

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/


文・撮影=古関千恵子

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