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結婚式の曲『糸』がなぜか『地上の星』に… 経験者が語る式場トラブルの実態

2019/7/13 16:21 しらべぇ

(kna123/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです) (kna123/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

しらべぇでも既報のとおり、9日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、結婚式をめぐって起きたトラブルについて特集。その際、レギュラー出演者である幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏が、傷心する花嫁にかけた言葉が「あまりにも酷い」とネット上で物議を醸した。

しらべぇでは結婚式トラブルの実態を追うともに、トラブル経験者たちに箕輪氏の言葉をどう感じたか聞いた。

 

■ホテル側のあまりに酷い対応

放送を観ていない人のために振り返ると、この日、番組では最近結婚式を行ない、式場側の数々の不手際の被害を受けたという20代の夫婦を取材。夫婦によると、式場側の対応はずさんなもので……

・「会場を使うのは1日1組で、前日の夜から飾り付けができる」と聞いていたが、式の2週間前に「式当日、午前に会議がある」と告げられ、飾り付けができなかった

 

・当日式場に行くと普通に別の披露宴が行なわれており、つまり、約束違いのダブルブッキングだったが、スタッフは「伝え方が足りず誤解を生んだ」と説明

 

・プロの司会者に頼んだにも関わらず、「旧姓をアナウンスしてほしくない」という指定を忘れてアナウンス

 

・4,000円の飲み放題プランを申し込んだにも関わらず、ビール・日本酒・焼酎とソフトドリンク2種しか飲めない1,500円のプランだった

 

・引き出物の中に原価が記された発注書が入っていた

 

など、ホスピタリティとは程遠い、あまりに酷い有様だった。

 

■箕輪氏「世の中に理不尽は…」

この日、VTRに登場した花嫁は、子供の頃から夢が「お嫁さんになること」で、結婚式に対して強い憧れを持っていた。しかし、悪い意味で「忘れられない一日」になってしまい、心に大きなショックを受けることに。

そんな彼女に対し、VTR明けに箕輪氏は「本当に理不尽なことってめちゃくちゃあるし、自分たちの非がゼロなのに」と、この件が新郎新婦に一切の原因がないことを認めたうえで、「それをどう気持ちを切り替えるかってならないと、どんどん酷い目にあったという気持ちが増幅してしまう」「被害者なのは間違いないですけど、あんまり暗くなるのも」などと発言。

「その通り」と同意を寄せる人がいる一方で、女性を中心に非難の声が相次いだ。

■「切り替えて」をどう感じた? 20代男性の場合

気持ちを「切り替えて」とエールを送った箕輪氏だが、式場の不手際でトラブルに巻き込まれた人は、この発言をどう感じたのか? 前置きが少々長くなったが、本題に入ろう。

まず、既報の記事で「ウェディングプランナーが式の2ヶ月前に変えられそうになる」という、自身の体験談を述べてくれた20代の男性はこう語る。

「箕輪さんが言うように、世の中にたくさんの理不尽があるのは事実だと思います。でも、事実は事実だからこそ人を傷つけることを知らないのかなと思いました。

 

被害者で、しかも話し合いもしてもらえないのに『切り替えて』ってのは、新郎新婦としては『諦めて』って言われてるように感じるんじゃないでしょうか」

 

■「切り替えて」をどう感じた? 20代女性の場合

次に、昨年結婚式をあげた別の20代女性。彼女は箕輪氏の発言をどう感じたのか。まず、彼女の式で起きたトラブルについて話してもらうと……

「私の式では、とにかくスタッフが頼りなく、使い物にならなかったです。複数のカップルが同時に式をあげるホテルウェディングでは、花嫁同士が鉢合わせないように移動や待機が重要ですが、リレーションがうまくいかなかったのか、全体での写真撮影のあと20分ほど外で待つことになったんです。

 

ちょうど夏だったこともあり、炎天下で物凄く暑くて、みんな汗をかいて父は激怒。なんとか新郎新婦が写真撮影する体でみんなのところを予定時間以上にまわって場をつなぎましたが、もともとの話では『外で待つことはない』と聞いていたんです。

 

しかも、配膳スタッフも手際が悪く、そのうえ後で親族の子供から『後ろのほうで、ずっとあくびしてた人がいたよ』と聞きました。私は見ていないけど、子供だからウソを言ったワケではないし……。プロとして働いて貰うはずが、あくびなんてガッカリですよね。

 

その他にも親族用の引き出物が足りず、後で郵送してもらうことになる……なんてことも。接客業をしている親戚のおじちゃんは『信じられん』って怒って、雰囲気も悪くなりました。実際問題、数を間違えるなんてケアレスミス、あり得るのかって感じですし、複数人でチェックしないのかなって」

 

そして、そんな自身の体験を踏まえ、箕輪氏の発言にはこう反応する。

「箕輪さんの発言は、なんというか『鬼かよ』って思いましたね。お金を払って契約してるのに、客側が理不尽を受け入れてって言ってるみたいでビジネスマンとしてもどうなのかなって感じですし。

 

エールを送りたかったのかもしれないけど、結婚式トラブルに限らず、一方的な被害者に『切り替えて』って言うのはどうなのかな? とも思います。少なくとも、私が式直後に言われていたら相当にショックなのは間違いない」

■ゲストがトラブルに巻き込まれるケースも

式場側の不手際が原因で起こる結婚式トラブルだが、ときにはゲストの身に降り注ぐことも。数年前、親友の結婚式に参加し、余興でトラブルに見舞われた女性(30代)は、自身の体験をこう語る。

「親友の余興で中島みゆきの『糸』をお願いされたとき、『地上の星』が本番で流れてきたことがありました。打ち合わせでプランナーの方に『一緒にカラオケに行くとモノマネをしている』と話したのですが、どこでどうすり替わったのか全然違うテイストの中島みゆき曲に。

 

当然テンパって一旦止めたんですが、会場スタッフに『この曲しか用意していない』と言われ、時間も押していたのでとりあえず『地上の星』を歌って『糸』はアカペラで歌うことに。結婚式で『地上の星』を歌う恥ずかしさはなかなかのものでしたね」

 

この女性の場合、幸いにも新郎新婦やゲストが盛り上がってくれたそうで、結果オーライだったものの、いかにも「ありそう」なミスなだけに、怖いエピソードだ。

 

■トラブル発生の原因は情報伝達不足?

なぜ、このようなトラブルが起こってしまうのか。結婚式場で以前、スタッフとして勤務していた女性(20代)は、「あくまで私のいた式場の話ですけど……」と前置きしつつ、次のように話す。

「披露宴会場でサービスを行なうスタッフには、事前に食事・ドリンクのコースや段取りなどは、必ずプランナーから事前に周知があります。

 

『スッキリ』で取り上げられたドリンクプランの件は良い例だと思うのですが、これはおそらく、プランナーと会場スタッフの報連相がうまくいっていなかったのかなと。お客様からの要望を直接伺うのはプランナーなので。

 

そして、配膳スタッフは式当日に初めて式のプランを知るパターンもあるので、打ち合わせからの詳細等は認識していないと思います」

 

彼女によると、新郎新婦の要望をまとめ、他のスタッフに広げていくのがプランナーの役目とのこと。だからこそ、プランナーの力量や相性は重要なワケだが、裏を返せばトラブルが起こる際も、そこが発生源になってしまうケースがあるようだ。

なお現在、『スッキリ』での放送を受け、被害者夫婦を担当していたとされるプランナーの個人情報がネット上に流出している。真偽も非常にあやしい状態のなか、個人攻撃が行なわれているワケだが、ビジネス的な観点から見ると、プランナーが所属する企業が結婚式を商材として売っている限り、その責任は企業にあると言える。

結婚式トラブルに悩む人が、そのような匿名の攻撃で救われるワケでもないので、安易な情報拡散はやめるようにしよう。

 

■炎上も「結婚式にかける男女の想いの差」は理解

と、ここまでさまざまな取材を交えて結婚式トラブルについて記してきたが、前出の20代男性は、「男としては、箕輪さんがああいう発言をしてしまうのは、わからなくもない」と語る。その理由は、「男女の結婚式にかける想いの差」だ。

「男性の中にはそもそも結婚式に対して憧れがなかったり、重きを置いていない人が少なくないと思います。僕自身はそうではなく、むしろ一般の男性に比べると楽しみにしていたほうだったんですが、それでも妻が式にかける想いを知って、驚くことがあった。

 

たとえばドレス決めの際に、男性的な問題・課題解決脳な僕は『一番似合うものを選べばいい』『即断即決が一番』とだけ思っていたけど、彼女は『これもいい、あれもいいって言いながら選ぶのも楽しいの』『結婚式は準備から結婚式なの』と言われたり……恥ずかしながら、自分にはそういう考えがなかったので、ハッとしましたね。

 

もちろん、だからといって結婚式にかける想いが少ない人、そもそも結婚式をしたくない人の気持ちを否定するつもりはないですけど、女性の中にはそういう風に結婚式を捉えているという人もいるということなんです……もはやこうなってくると、男性とか女性とか関係なくて、個々人の想像力の問題かもですけどね。

 

箕輪さんは頭がとても良く、日々色んな課題を解決されている方だと思います。あくまで想像ですが、今回の発言にはそういう男性的な面が出てしまったんじゃないでしょうか」

 

自分とは異なる価値観の人に対し、適切な対応をするのは難しい。だからこそ、簡単に励ますのはリスクが伴うし、仮に背中を押すにしても、それはすでに立ち上がっている人にするべき行動だ。

立ち上がっている人であれば一歩を踏み出すきっかけになるかもしれないが、傷心してしゃがんだままの状態の人の背中を押すのは、ただ相手を倒すだけでしかない。

話が若干大きくなりすぎてしまったが、問題となっている式場およびその運営会社には、きちんと対応をしてもらいたいものだ。

(文/しらべぇ編集部・宝田洸太)

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