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レッドブル・ホンダが次に優勝できそうなのはどこのサーキット?

2019/7/12 08:30 日刊SPA!

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 ホンダ、ついに勝ちました! F1第9戦オーストリアGPで、ホンダのパワーユニット(PU)を搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。ホンダに2015年のF1復帰以来の初勝利をプレゼントした。

 とにかく内容がすばらしかった! タナボタ勝利ではなく、メルセデスAMGやフェラーリとガチもガチの勝負の末、実力でつかみ取った大勝利! フロントロウ2番グリッドからのスタートは大失敗したものの、レース終盤は大オーバーテイクショー! ベッテル(フェラーリ)、ボッタス(メルセデスAMG)、ルクレール(フェラーリ)を次々とぶち抜いてトップでゴール! ルクレールを追い抜く際の両車接触で審議になったが、裁定はおとがめなし。お見事なレースでした。

 全世界的に絶滅危惧種に指定される全戦取材ジャーナリスト米家峰起氏を帰国直後に直撃して、ホンダF1初優勝の舞台裏と現状を聞いた。

◆レッドブル・ホンダ進撃の後半戦!

担当A:レース後の両ドライバー聴聞から裁定が出るまで1時間45分。夜中3時まで待ってました(笑)。

米家:普通は20分くらいで裁定が出るんですが、ここまで時間がかかるのは珍しい。レッドブルもフェラーリも結果が出るまで囲み取材はやらないといって、どんどん時間が後ろにずれていった。待てなくなってホンダの田辺豊治テクニカルディレクターの取材は、ペナルティ出たバージョンと出なかったバージョンをしゃべっておけばいいですかね(笑)と始めたら「ペナルティなし」の知らせ。田辺さんは「ペナルティが出ようが出まいが、最初にゴールを切ったという事実は変わりません」とキッパリ言ってました。

担当A:昨年までのレッドブルは、ルノーPUで負けてる分を車体性能でカバーしていたので、今年もいいクルマをつくってくれると思ったら期待外れでした。フランスGPまでの8戦を見てると、今年は勝てないんじゃないかと危惧してました。

米家:勝てるとしても後半戦かなと思ってました。メルセデスAMGやフェラーリPUとホンダPUには差があるにしてもたいしたことはなく、それよりレッドブルの車体がなかなか追いついてきてなかった。PUで負けてる分を車体で稼ぐというのがレッドブル・ホンダのターゲットだったわけですが、今年は大きく外してしまった。

担当A:開幕前に山本雅史ホンダF1マネージングディレクターは「第6戦モナコGPまでには勝ちたい」と発言してましたよね。

米家:それ、触れちゃいますか(笑)。モナコが終わった時点でもう触れないようにしてたんですが。モナコ以降はなかなか勝つチャンスはないだろうという意味も含んだ発言だと思います。今回もチーム自身の期待値もそんなに高くなかった。

◆フランスGPまで勝てなかった最大の理由

担当A:フランスGPまで勝てなかった最大の理由はなんですか?

米家:フェルスタッペンは「何かひとつ大きな問題があるわけじゃなく、全体的にグリップが足らない」と言ってます。つまり今年のフロントウイングの新しい規定にうまく対応できなかったのが原因。今回の初優勝は、レッドブル・ホンダが劇的に速くなったわけではなく、予選の差を見れば、まだまだメルセデスAMGとフェラーリには追い付いてないのが現状。あまり盛り上がりすぎるのも怖いなあと思ってます(笑)。

担当A:少しははしゃいでもいいんじゃないですか(笑)。

米家:シーズン後半戦にとっておきましょう。車体がよくなれば後半戦全部勝つということもないわけではない(笑)。

担当A:それとレース残り15周でフェルスタッペンに飛んだ「エンジンモード11、ポジション5」という無線にワクワクしました!

米家:ホンダファンの間には「モード11」で広がってしまってますが、実際には「エンジン11」でしたね。「モード」はPU全体のさまざまセッティングをセットにしたもので、6~8あたりでレース中に頻繁に切り替えて使っています。今回は「モード」ではなくPUの一部の設定だけを変える「エンジン11」の設定値を「5」にしなさいという指示。そんな大げさなものではないし、あの速さがすべてこの呪文ひとつで実現したわけじゃないということは知っておいたほうがいいかも。

担当A:夢がなくなるじゃないですか(笑)。

米家:とにかくエンジンライフを前借りしてまでパワフルなモードを使ったことは大英断でした。

担当A:ホンダのスペック3のPUは実際どうですか?

米家:悪くはないけど、よくもない。特にルノーPUが予選モードを使えるようになったので、予選では差があります。これが致命的なところですが、エンジンの点火時期をかなり攻めた予選モードを備えたPUがスペック4として投入されれば、予選も期待できるし、車体もさらによくなればフェラーリを食うどころかメルセデスAMGと肩を並べるところまでいけるかもしれない。

◆今後、レッドブル・ホンダの得意なサーキット

担当A:アップデートの予定は?

米家:夏休み明けのベルギーGPの予定みたいなんで、車体の問題が解決するのはそれ以降。ホンダのスペック4も車体のアップデートに合わせてくるんじゃないですか。

担当A:今後、レッドブル・ホンダの得意なサーキットは?

米家:空力性能がよくなれば、ハンガリーやシンガポール。パワーユニットがよくなれば、高速サーキットのベルギーやイタリアでも戦えるかもしれない。いま車体とPUともに惜しいところにいるので、どちらかでもポーンと前進すれば、一気にライバルと同等になるかもしれない。

担当A:復帰5年目、2013年からの準備期間を含めるとF1プロジェクト始動7年目にしての初優勝。酷評を浴び続けてきたホンダ技術者の不断の努力が報われましたね。

米家:ここまで苦労してきたホンダの人たちのことを現場で見てきたので、今回の初優勝はジーンとくる部分があることはよくわかるし、よかったなあと素直に思います。ただ、今回の勝利の重さを痛感すると同時に、これがゴールではないので大喜びはできないですね。

■ ■ ■ ■ ■

 ホンダの取締役会は7月下旬、F1プロジェクトの将来について議論する予定だという。社内にはいまだ根強いF1活動継続反対派が存在するらしい。しかし、取締役会を前にした、このうえないタイミングでの初優勝は、反対派なんて蹴散らすパワーはあり、参戦継続に追い風になると信じたい。ホンダには、F1が続く限り、未来永劫レーシング魂をボーボー燃やし続けてほしい!

<写真/Honda RedBull>

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