奇跡的に撮影できた日食とハリケーンの2ショット

2019/7/6 18:00 ギズモード・ジャパン

GIF: College of DuPage GIF: College of DuPage

地上からはお目にかかれない奇跡の2ショット。

先日、チリとアルゼンチンで皆既日食が観測されたのはお伝えしたとおり。南米で天体ショーが行なわれていたころ、太平洋では現在地上で最も勢力が強いと言われているハリケーン・バーバラが出現していました。

地上からは日食とハリケーンの2ショットを捉えることはできませんでしたが、およそ2万2300マイル上空に浮かぶ静止衛星はちょうどよいポジションにいた模様。火曜の朝、アメリカ海洋大気庁(NOAA)が運用する2機の衛星が捉えた見事な画像に最初に注目したのは、気象学者で衛星が好きなDakota Smithさんでした。

嵐を求めて太平洋と北アメリカの西半分を観測するGOES-17は、地球と太陽の間を通る際に、海と南米とを滑っていく月の影を捉えてました。南米で地上から黒い太陽を観測した人たちが見たものと比べれば、あまりインパクトはないかもしれません。ですが、GOES-17が撮影した光景はハリケーン・バーバラと共に写っていたのです。

バーバラは、今年に入って太平洋東部で発生した初の大型ハリケーン。風速は時速155マイル、カテゴリー5に分類される一歩手前の強さです。幸い、陸地から離れているようなので、月の影が地表を慌ただしく過ぎるさまを楽しみましょう。

北アメリカ東部、南米と大西洋を観測するNOAAの衛星GOES-16もチリへの“上陸”に近づいた日食の姿を撮っています。この衛星は大西洋のハリケーンを監視するために使われるものの、奥の方にバーバラが写っています。画像上部、カナダ北部上空で渦巻く雲は圧巻。

科学とテクノロジーの奇跡があってこそ、実現した今回の2ショット。火曜日の天体ショーは、日食が起きる時間と場所を割り出したりハリケーンの予報をしたりする技術や、地球という素晴らしい惑星に住んでいることに改めて感謝したくなるような出来事でした。

Source: Twitter(1,2)

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