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「抱かれたい芸能人」は、女が男をほぼ100%エロ目線で選ぶ行為だ【カレー沢薫 アクマの辞典】

2019/7/5 19:55 cocoloni PROLO

「抱かれたい芸能人」は、女が男をほぼ100%エロ目線で選ぶ行為だ【カレー沢薫 アクマの辞典】 「抱かれたい芸能人」は、女が男をほぼ100%エロ目線で選ぶ行為だ【カレー沢薫 アクマの辞典】

漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!

■第37回 アクマの辞典 マ行

【ム】  「ムラムラ」(むらむら)

今回のテーマはマ行から「ムラムラ」だ。

その前にこの言葉は若人に通じているのだろうか、言葉と私の作る弁当は一瞬でも目を離すと腐っているので気が抜けない。

「ムラムラ」とは、エロい気分になること、大塚明夫の声で言うなら「性欲を持て余す」状態のことである。

つまりムラムラしたらそれを解消したくなる。
その方法は、ソロやペア、団体戦までいろいろあるが、とりあえず満足いくまでエロいことをすればムラムラは消え去り、どこかのCEOかと見紛うばかりの「賢者タイム」が訪れる。

今でこそ、女にも性欲があることは有名な話であり、女性向けAVや、オシャレなソロライブグッズなど、女の性欲に向けたコンテンツも多くあるが、それでも「女が性欲を他人に見せる」ことは未だに憚られる風潮がある。

男がスケベなのは当たり前とされているが、女が性欲を前に出すと「ふしだら」「淫乱」「さかりのおつきになった女性のおキャット様」など、言われてしまうことがある。
これらはある意味全部褒め言葉だが、そう言われたくないあまり、性に対し抑圧的になり、男任せにせざるを得ない日本女性は依然として多い。

このように、性欲に関しては何かと女のほうが不利を被っているように見えるが、逆に男が不利な点はないのだろうか。

あるとしたら「性的目線」に関しては明らかに男のほうが配慮されていない。

「女性の性的消費」が問題になっているように、「女をエロ目線で見ること」は、どんどん大っぴらにはできないことになってきている。
片や「女が男を性的に見ること」は割と堂々と行われているのだ。
わかりやすいのは「抱かれたい男性芸能人」ではないだろうか、あれは「女が男をほぼ100%エロ目線で選ぶ」という行為だ。
それが割と大々的に発表されているのである。一方「抱きたい女性芸能人」のほうは、そういった企画が皆無ということはないだろうが、上記の理由からか男性芸能人に比べればひっそりとしている。

女が男に性的視線で見られるのが嫌だとするなら、男だって不特定多数の女に「ヤりたい」と思われるのは不愉快かもしれないのだ。
しかし、男の場合、女に「抱かれたい」と思われているのは「栄誉」と喜ばないといけない、というような風潮がある。

これが「抱きたい女性芸能人」で、一位に選ばれた人に「みんなお前とヤリたいと思っているぞ、光栄に思え」と言ったら、おそらく炎上する。

「男はみんなスケベ」と思われているが故の無遠慮さを、男は向けられているのである。

ちなみに「抱かれたい男性芸能人は?」と聞かれた時の女の回答は「半分以上フェイク説」がある。
本心では「森山直太朗」とか真に抱かれたい男はいるが「なんで?」と聞かれるのがウザいのでとりあえず「福山雅治」など、万人が納得しやすい回答をしており、それが上位に来ているのだという。

確かに自分の性的嗜好を他人にカミングアウトする義務などないし、抱かれたいと言われたほうが不愉快に思う可能性だってあるのだ。

そろそろこの質問もやめるべき時代なのかもしれない。


【マ】
➤ 「負け組」(まけぐみ)
…自称して他人を油断させるための言葉。他人に使ってはダメ


【ミ】
➤ 「ミニマリスト」(みにまりすと)
…片づけられない奴が真似すると、必要なものがなくゴミだけある部屋になる


【ム】
➤ 「ムラムラ」(むらむら)
…元は「群群」で人が集まる様という意味、それが何故か性欲になるのだから言葉は不思議


【メ】
➤ 「女々しい男」(めめしいおとこ)
…そろそろ差別表現として怒られそうなので「男の腐ったヤツ」と言ったほうが無難


【モ】
➤ 「モテ期」(もてき)
…運が良ければ、生まれた時と葬式で二回ある

プロフィール
カレー沢薫
漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。

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