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白バイ隊員が殺人現場に急行することはない理由

2019/7/1 17:05 ラジオライフ.com

街中を流したり、あるいは待ち伏せしながら交通違反を取り締まる白バイ。青キップや赤キップを切られた人のなかには「交通違反を取り締まるヒマがあるなら、殺人や強盗などもっと重大な犯罪を取り締まれ!」と怒っている人もいるかもしれません。しかし、そうした犯罪捜査は、白バイ隊員の役目には含まれていないのです。

白バイ隊員が所属しているのは交通部

白バイは、ほとんどが交通機動隊・高速道路交通警察隊のどちらかに所属しています。このふたつは各都道府県警で交通安全を担当する交通部に属する組織で、交通事故や交通違反の取り締まりが仕事のメイン。街で見かけた不審者に職務質問を行ったりするのは、白バイ隊員の専門外なのです。

仮に警察無線で殺人事件や窃盗事件の発生を聞いたとしても、白バイがその現場へ向かうことはありません。よく、海外ニュースで警察官の乗るオートバイと発砲犯がカーチェイスをするといった映像が流れますが、日本の白バイ隊員がそういう捜査を行うことはまずありません。

交通部の役割のなかには、交通安全を指導するというものもあります。どこの都道府県でも、年に何度か交通関連のイベントが行われますが、ここに参加するのも白バイ隊員の重要な役目。ただ交通安全指導をするだけでなく、訓練や取り締まりで鍛えた白バイの運転技術を披露するデモ走行が行われたりもします。

白バイ隊員の先導は他部門の仕事

一方で、殺人や強盗、汚職といった大きな事件を捜査するのは、刑事部になります。都道府県警本部であれば捜査一課、捜査二課、捜査三課、警察署の場合は刑事一課、刑事二課といった部署です。ちなみに、110番通報を聞き、覆面パトカーでいち早く現場に駆けつける機動捜査隊も刑事部内の部署です。

また、暴力団など組織的犯罪を取り締まるのが組織犯罪対策部、交番勤務やパトカーで街を見回る地域部、詐欺やストーカーなどを取り締まる生活安全部といった捜査部門もあり、それぞれの仕事が重なるケースもあります。例えば、覚醒剤事件の場合、地域部の警察官が逮捕することもあれば組織犯罪対策部が逮捕することもあります。

しかし、白バイ隊員の場合、他の部門と仕事と重なることがほぼなく、交通事故・違反の取り締まり専門です。例外は、VIPの車列やマラソン・駅伝などの警備での先導。警備部門が中心に行う活動ですが、先導だけは交通部門の白バイが行うケースが多いのです。

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