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「人食いバクテリア」感染で12歳少女がふくらはぎ切除 夏のレジャーに潜む危険性

2019/6/29 16:32 しらべぇ

(Annashou/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです) (Annashou/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

夏の休暇で家族とともにビーチで過ごしていた12歳の少女が、致死率30%超という「人食いバクテリア」に感染し、右脚の壊死部分を切除する手術を受けた。そのような危険な細菌に、少女はなぜ感染してしまったか。

 

■ふくらはぎに突然の激痛

今月9日、夏休みで米国フロリダ州のデスティンというビーチにやってきたインディアナ州の一家。旅の終盤で彼らを大きな異変が襲った。

12歳の娘の右脚が膝の裏からふくらはぎまで赤く腫れ、激しい痛みが出てきたのだ。少女はやがて歩行も困難になり、親が背負いながら移動するしかなかった。

自宅に戻ると少女はかかりつけ医の元へ。そこでインディアナポリスの大病院に緊急で診てもらうよう指示されたという。

 

■診断名は「壊死性筋膜炎」

各種検査を経て、少女の脚を襲った病は劇症型溶血性レンサ球菌感染症による「壊死性筋膜炎」と診断された。いわゆる「人食いバクテリア」により発症する、きわめて恐ろしい病である。

少女の体内では菌が血管を通して広がり始めていることも判明し、内科的な治療がスタート。膝の裏からふくらはぎにかけ、壊死が起きている病巣範囲を広く切除する手術もすぐさま行なわれた。

母親はフロリダ州のメディア『WKRG-TV』の取材に、「娘が生きていることに心から感謝しています。リハビリにより再び歩くこともできるそうです」と話している。

■感染の原因は意外なところに

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは、主にA群溶血性レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)により引き起こされる。少女の場合も血液検査でそれが確認されていた。

少女は医師に、その前に滞在していたフロリダ州ポンパノビーチで、スケートボード中につま先を負傷していたことを説明。治りきらない傷口を海水に浸けていたことが感染の原因だと告げられた。

 

■インフルエンザと間違う人も

国立感染症研究所は、公式サイトで劇症型溶血性レンサ球菌感染症について以下のように説明している。

「A群溶血性レンサ球菌感染は小児の咽頭炎が一般的だが、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は広い年齢層において発症。30歳以上の大人に多いという傾向がある」

 

「初期症状は四肢の疼痛、腫脹で、発熱や全身倦怠感のため、インフルエンザと間違える患者もいる」

 

「発病後数十時間以内に軟部組織の壊死や急性腎不全が起こり、やがて多臓器不全を引き起こす」

 

「日本では1992年に典型的な症例が報告され、その後は毎年100~200人の患者が確認されている」

 

■治療はスピードが勝負

国立感染症研究所はまた、この病気が一刻も早い検査および治療開始を必要としていることを強調している。

 「壊死状態にある軟部組織に菌が生息しており、広い範囲でその病巣を切除する必要がある」

 

「抗菌目的でペニシリン系薬剤が使用される」

 

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症の致死率は約30%と高い」

 

米国疾病予防管理センター(CDC)も、「これは非常にまれな病気ではありますが」と断ったうえで、怪我をした体で海やプールに入ることの危険性について、国民に注意を呼び掛けている。

夏のレジャーはこれからが本番。どうか気をつけていただきたい。

(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

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