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“おばさんマインド”は自分に都合よくオンオフしていい 40代をラクに生きるコツ

2019/6/27 17:17 ウートピ

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「20代ほどがむしゃらじゃない、30代ほどノリノリじゃない。40代で直面する、心と身体の変わり目」——そんなコピーが添えられた漫画『あした死ぬには、』。切実に生きる女子たちの“40代の壁”を描くオムニバスストーリーです。

必要以上に、年齢に抗いたいわけじゃありません。でも、うまく付き合っていきたいとは思います。40代に入ったら、じつのところ、どんな変化があるのでしょうか。

25年間、漫画家として第一線で活躍している雁須磨子(かり・すまこ)さんに、40代を迎えて実際に感じたことや周囲の変化などをじっくり伺っています。

最終回は、変わっていく自分とどう向き合えばいいのか? 折り合いをつけていくための心構えを聞きました。

感情を抑えられない、抑えたくない自分を、受け入れる

——更年期障害ドまんなかのタイミングを迎えても、自分自身の変化は、なかなか気づきにくいように思います。『あした死ぬには、』第2話でも、主人公の多子(さわこ)が若い女性の同僚に「自分の様子がおかしいと思ったときは言ってね」と頼む場面がありました。

(C)雁須磨子/太田出版

(C)雁須磨子/太田出版

(C)雁須磨子/太田出版

雁須磨子さん(以下、雁):たしかに「やたらと眠い」「だるい」くらいの症状だったら、更年期障害だと気づかない可能性はありますね。いつも頑張って仕事をしている人なんかは、自分の不調をコントロールし慣れていて、なおさら気づきにくいかもしれない。強いイライラなどが表に出れば、対人関係にも影響してくるから、周りが先に感じるだろうけど……。

——誰かに「あの人、妙にイライラしてる」と思われるのも怖いけど、周りの“受け流しスキル”が高いことによって、自分の変化にいつまでも気づけないケースも恐ろしいです。

雁:そうですね。だけど、溢れ出てくるイライラや不安って、これまでの“蓄積”だと思うんです。作品のなかでも描いたけれど、ずっと自分のなかにあったものの、表に出していなかった感情。そういう気持ちを「もう我慢しないで言ってもいいんじゃない?」とか「私はこういう人間だって知ってもらいたい」って感じるときがきたなら、無理にその変化を止めなくてもいい気がします。

……と、個人的には思うんだけど、更年期障害の本には「自我を抑えられなくなりがちです」って書いてありました(笑)。つまり、感情を抑えられなくなるのも、抑えたくなくなるのも、症状のひとつ。仕方ないと受け止めてしまえば、ちょっとはラクになれそうです。

——でも「更年期の症状だから」と感情に蓋をすることにも、違和感がありませんか?

雁:本当にイヤなことや、言って解決することなら、遠慮せず伝えればいいと思いますよ。それでも感情を持て余したときには、症状だと思ってスルーすればいい。

——なるほど。雁先生、おおらかです……!

“おばさん”“おばさんじゃない”のマインドを、適宜切り替える

——第4話で、塔子がおばさん扱いをされてショックを受けたり、それでもみずから「ちゃんとおばさんにならなきゃ」と考えたりするエピソードにも、心が揺さぶられました。

雁:42歳の塔子も、自分なりにいろいろ受け止めようとしている途中なんですよね。「ちゃんとおばさんにならなきゃ」と言った次の瞬間には「そんなこともないよなぁ」って思ったりしてる。40代って、そういう揺らぎのなかにある時間だなと感じます。

——でも、着実に年齢を重ねて、周りにおばさん扱いされるようになっていくなら、やっぱりそれに慣れていかなきゃいけないんですかね……。

雁:私は、イヤだったら拒否し続けていいと思います。親戚の子どもとかにも「おばさん」って呼ばれたくないなら、名前で呼んでもらったっていいし。でも「おばさん」のほうが図太くいけて楽な瞬間もきっとあるから、そこは適宜マインドを切り替えて。

「いまは“おばさん”でいこう」「いまは“おばさん”じゃない」って、心の仮面を使い分けていけばいいと思います。

遊び感覚でもいいから、自分をメンテナンスする

——第1回のインタビューでは「死を身近に感じるようになる」ともおっしゃっていましたが、そうなると、生活との向き合い方も変わりますか?

雁:あれもこれもと欲張らず、一番あきらめたくないことだけを手に取るようになりました。いまの私の一番は、体調です。やっぱり、身体が悪くなってからでないと、その大切さに気づけないんですよね。

——なにかご病気でもされたんでしょうか。

雁:そこまでのことはないんですが、私も体調がおかしいと気づけば、なにかしら手を打ちます。私に限って言えば、身体がちょっとくらい悪いほうがある意味で健康なのかもしれません(苦笑)。大病ではなく、小さな病気やケガをして、ときどき病院にかかっておく。健康なのに、忙しいなか病院に行くのってどうしても面倒ですけれど。

——そうなんですよね……。ちゃんとすべきだとわかってはいるんですけど、つい。

雁:若い人でも健康への不安や焦りはあるし、みんな生活をちゃんとしたいって思っていますよね。だけど、楽しそうな仕事や遊びがいっぱいあるうちは、つい後回しになる。そこをなんとか、アトラクション感覚でもいいから病院に行ったほうがいい。そうやって自分をメンテナンスする習慣をつけておけば、40代を少しはかろやかに迎えられるかもしれません。

やっぱり、おもに身体が大変になるんですよ。四十肩なんてものすごく痛い。でも、みんな抱えているし……なんて軽く考えたり、我慢したりしないで病院に行けばいいんですよ。小さな不調でも見ない振りをせず、なるべく早く対処すること。それは、どんな若い人にでも共通してできるアドバイスかなと思います。

【第1回】40代で不整脈が起きて…。雁須磨子さんが感じた変化

【第2回】「誕生日だから休みます」って言ってもいいですか?

(取材・文:菅原さくら、編集:安次富陽子)

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