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「なつぞら」74話。“雪次郎の乱”と襖に貼られたポスターの因果関係を考えてみた

2019/6/26 08:30 エキレビ!

エキレビ! エキレビ!

連続テレビ小説「なつぞら」 
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

第13週「なつよ、『雪月』がピンチ」74話(6月25日・火 放送 演出・二見大輔)視聴記録


「こわくてこわくて」
日曜の早朝、突如として風車に小畑家一同(高畑淳子、安田顕、仙道敦子)が訊ねて来た。雪次郎(山田裕貴)の住む部屋にいったところいなかったと言う。どうやら逃げたらしい。
なつは馬と牛若丸の動画に手こずって徹夜明け。夢中で描いていて着替えもしないしネックレスもカチューシャも外さない。お風呂にも入らず、顔も洗わず絵を描いていたと思われるが、全然汚く見えない。これぞ青春。若さっていいな。もしかしたら漫画キャラみたいっていう設定なのかも。もっともこの時代、家にお風呂がなくて、毎日お風呂に入らなくてもそれが普通だったのだ。

再会した小畑一家となつ。とよ(高畑)の「こわくてこわくて」は方言で「疲れて疲れて」の意味。

咲太郎(岡田将生)が起き抜けで、髪の毛をばさっとおろしていて、肌着みたいなシャツを着ていて、いつものキメキメな感じとは違うゆるさもまた良し。妙子(仙道)がちょっと目を奪われるとなつがすかさず「ほんとだまされないで」と釘をさす。兄のこういうところが女心をくすぐるとなつは用心しているようだ。
小畑家に対する咲太郎の様子がどこかおかしい。じつは雪次郎を匿っていた。そして問題の雪次郎は難関を突破して劇団に受かっていた。

魂のお菓子
雪之助「これつまらないものですがどうぞ」
亜矢美「お土産なんて そんなもの けっこうですよ」
雪之助「そんなもの… 僭越ですが、土産はそんなものじゃありません」
なつ「雪月のバター煎餅 おじさんの魂のお菓子」
亜矢美「魂! それはそれはけっこうなものを ありがたくちょうだいいたします」
「つまらないもの」と自分で言っておきながら「そんなもの」という言い方に引っかかりを覚える雪之助。亜矢美は「結構です」と遠慮したあと、「結構なものを」と土産を「いいもの」と言い換える。ひとによって使用する言葉に対する重きが違うため、予期せずして受け取り方がズレていく。
あとで、とよが川村屋で「あの子(雪次郎)は真面目だから真面目なまま道を外れたんだねえ」と言うが、
この会話も真面目な人達が真面目なままズレていくおかしさがあった。
雪之助と亜矢美のおかしな会話のあとだからか、咲太郎が「親のくせにそんなこともわからないんですか」と雪之助を責めたときの「そんなこと」が印象的に響いた。

「おまえの覚悟を後押ししただけだ」
レミ子(藤本沙紀)の住んでいるアパートがたまたま空いていて、そこに移った雪次郎。何もない部屋の襖に、
「人形の家」と「桜の園」のポスターが貼ってある。雪次郎、これだけはさっそく貼ったのか。ほんとに演劇が好きなんだなあと微笑ましい。
「人形の家」は雪次郎が気に入って毎日通いつめた舞台。「桜の園」はチェーホフの作品。貴族として生まれながら、変わっていく時代に取り残されて先祖代々住んでいた土地を手放すことになる者の悲劇を描いた名作だ。「人形の家」も「桜の園」も時代の変革の只中にいる人間を描いている。ネタバレになるが、どちらも最後は主要人物が“家”を出ていく。「なつぞら」の雪次郎も、これらの演劇を見て心を動かされてしまったのか、家を継ぐことから解放されようとして行動した。
それは決して逃げではなく覚悟のうえで川村屋の社員寮を出て来たはずだった。「おまえの覚悟を後押ししただけだ」からちゃんと親に向き合えと言い渡す咲太郎。かっこいいことを言っているようだが、小畑家となつと亜矢美に責められたから、そう言っているような気がしないでもない。

第13週 『なつよ、『雪月』が大ピンチ』(6月24日・月〜 演出:二見大輔)あらすじ


光子から、雪次郎(山田裕貴)が川村屋を辞めると聞いてショックを受けるなつ(広瀬すず)。芝居の道に進もうとする雪次郎を必死に説得するが、咲太郎(岡田将生)は本人の意思を尊重しろと言い放つ。そんな中、十勝から小畑雪之助(安田顕)、とよ(高畑淳子)、妙子(仙道敦子)の家族が遠路はるばるやって来る。雪之助は咲太郎を厳しく問い詰め、息子の居場所を聞き出すとそのアパートに押しかける。雪次郎は家族に自分の夢を切々と語るが、抵抗むなしく、雪之助に川村屋へと強制的に連れ戻されてしまう。

第76回(6月27日・ 木 放送)あらすじ


ふとしたことがきっかけで、どうしてもうまく描けなかった動画を完成させたなつ(広瀬すず)。早速会社で下山(川島明)や麻子(貫地谷しほり)に完成した動画を見せると、ふたりとも悪くない反応。ところが午後になり、その動画用紙を見た露木(木下ほうか)が、なつたちのいる作画課に乗り込んできた。なつが描いた新しい手法を許せない露木に対し、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)はそこに東洋動画の将来があると言い…。



13週の演出家


「なつぞら」初登場の二見大輔さん。ドキュメンタリーを手がけるなどして2014年長野発地域ドラマ「木曽オリオン」でドラマ演出家デビューした。「半分、青い。」にも参加していて、光の使い方が印象的だった。
(木俣冬)

登場人物とキャスト 登場順


奥原なつ 広瀬すず 幼少期 粟野咲莉…主人公。戦争で父母を亡くし、兄と妹と別れ、剛男に連れられて北海道に引き取られてきた。生活を保障してもらう代わりに酪農の手伝いをする。父の描いた家族の絵を大切にもっている。生きるために感情を押し殺してきたが、柴田家、とりわけ泰樹と触れ合うことで、素直に感情を出せるようになっていく。これからは酪農の時代だと考え、十勝農業高校で学んでいる。演劇部に入る。
高校卒業後、アニメーターを目指して東京に出てくる。
佐々岡信哉 工藤阿須加 幼少期 三谷麟太郎…空襲のとき、なつを助ける。孤児院で働きながら勉強している。
柴田剛男 藤木直人…柴田家の婿養子。なつの父の戦友で、戦災孤児となったなつを十勝に連れて来た。妻を「ふじこちゃん」と呼ぶときがある。1955年時点では音問別農協組合で働いている。
柴田富士子 松嶋菜々子…剛男の妻。開拓で苦労してきたので、ひとに優しい。
柴田照男 清原翔(13 回から) 幼少期 岡島遼太郎…柴田家長男。搾乳をさせてもらえない代わりに薪割りを頑張っていたが、なつが来たことを機にようやく搾乳させてもらえた。
柴田夕見子 福地桃子(13回から)幼少期 荒川梨杏…柴田家長女。牛乳嫌い。同い年のなつに嫉妬を覚えたが、剛男に説得されてなつを受け入れる。勉強ばかりして家の手伝いを全然しない。
柴田明美 平尾菜々花(13回から) 幼少期 吉田萌果…柴田家次女。
柴田泰樹 草刈正雄…柴田家当主。頑固者で幼いなつにも容赦なく厳しく接するが、意地悪ではなく、彼の人生哲学に基づいたもの。他人に頼らず己の力で人生を切り拓くことを心情としている。甘いものが好き。
なつをほんとうの家族にしたいと願い、照男と結婚させようとする。
奥原咲太郎 幼少期 渡邉蒼…なつの兄。タップダンスが得意で、米兵にかわいがられていた。孤児院を出て新宿で亜矢美に助けられ、ムーラン・ルージュを経て、浅草の劇場で働いていたが、盗み濡れ衣を着せられ捕まってしまう。
奥原千遥 幼少期 田中乃愛…なつの妹。親戚に引き取られている。

2回
焼け跡にいたおばあさん北林早苗…情にほだされなつたちに食べ物を分ける。演じている北林は朝ドラ第1作め「娘と私」の娘・麻里の少女時代役を演じた。
戸村悠吉小林隆…柴田牧場で働いている。貧しい開拓団の八男に生まれ、幼い頃に奉公に出され、泰樹に世話になった恩を感じて尽している。
戸村菊介音尾琢真…悠吉の息子。嫁募集中。

4回
小畑とよ 高畑淳子…帯広在住。泰樹の昔なじみ。口の減らない元気な人。
小畑雪之助 安田顕…とよの息子。菓子店・雪月の店主。菓子作りに情熱を注ぐ。
小畑妙子 仙道敦子…雪之助の妻。
小畑雪次郎 山田裕貴(13回から登場) 幼少期 吉成翔太郎…雪之助、妙子の長男。十勝農業高校に通っている。演劇部。高校卒業後、川村屋に修業に出る。

5回
山田天陽 吉沢亮 幼少期 荒井雄斗…音問別小学校でなつと同級生になる。東京からやって来た。馬が好き。農業をしながら絵を描いている。
大作 増田怜雄…音問別小学校の生徒。
実幸 鈴木翼…音問別小学校の生徒。
さち 伍藤はのん…音問別小学校の生徒。
山田正治 戸次重幸…天陽の父。東京から北海道にやって来たが土地が悪く、農業ができず、郵便局で働いている。泰樹の協力を得て、土地を蘇らせる。

8回
山田陽平 (31話から)犬飼貴丈 幼少期 市村涼風…天陽の兄。絵がうまい。東京で芸大に通いながらアニメの美術の仕事をしている。なつに絵画の道具を贈った。東洋動画に就職。

9回
なつの父 内村光良…日本橋で料理人をしていた。絵が上手。家族のことを思いながら戦死した。

10回
花村和子 岩崎ひろみ…音問別小学校の教師。 
校長先生 大塚洋…音問別小学校の校長先生。
山田タミ 小林綾子…天陽の母。

13回
居村良子 富田望生…十勝農業高校の生徒。演劇部に入り衣裳を担当する。「白蛇伝説」のラスト、白蛇として登場し喝采を浴びる。
村松 近江谷太朗…柴田牧場と長い付き合いのあるメーカーの人物。奥様封筒をもってくる。

倉田隆一 柄本佑…十勝農業高校の国語の先生。演劇部の顧問。「魂」が口癖。なつの問題、十勝の伝承を交えて「白蛇伝説」の台本を書く。

14回
田辺政人 宇梶剛士…音問別農協組合組合長。農協で一手に酪農事業をとりまとめ十勝を酪農王国にしたいと考えている。 

19回
門倉努 板橋駿谷 …十勝農業高校の番長。クマとサケを争った逸話をもつ。演劇部に入り、村長役を略奪する。
高木勇二 重岡漠 …十勝農業高校演劇部。メガネ。門倉に役をとられてしまう。
石川和男 長友郁真…十勝農業高校演劇部。
橋上孝三 山下真人…十勝農業高校演劇部。

21回
太田繁吉 ノブ(千鳥)…十勝農業高校の教師。ヤギのチーズは牛より「クセがすごい」と言う。

27回
前島光子 比嘉愛未… 川村屋のマダム
野上健也 近藤芳正… 川村屋のギャルソン
茂木一貞 リリー・フランキー… 角筈屋社長
煙カスミ 戸田恵子… 歌手。クラブメランコリーの看板。ムーラン・ルージュにいた。
三橋佐知子 水谷果穂…川村屋の店員。川村屋社員寮でなつと同室に。咲太郎を「同志」と思っている。
土間レミ子 藤本沙紀…カスミのいるクラブの店員。咲太郎のことが好き。「真心を一晩貸したままだから」返してほしいと思っている。

28回
島貫健太  岩谷健司
ローズマリー  エリザベス・マリー…浅草の踊り子

30回
藤田正士 辻萬長  親分
松井新平 有薗芳記 …浅草の芸人
岸川亜矢美 山口智子 …元ムーランルージュの踊り子。咲太郎を助けた。

31回
下山克己 川島明 …新人アニメーター
仲努 井浦新 … 実力派アニメーター

37回
阿川弥市郎 中原丈雄 … 東京から北海道に移住。彫刻で生計を立てている。
阿川砂良 北乃きい… 弥市郎の娘。

44回
杉本平助 陰山泰… 川村屋の料理長

45回
蘭子 鈴木杏樹… 劇団の女優
虻田登志夫栗原英雄… 劇団の俳優

49回
井戸原昇 小手伸也… 東洋動画アニメーター

55回

森田桃代 伊原六花…仕上げ課の先輩、といっても年齢はなつと同じで19歳。あだ名は「モモッチ」
山根孝雄 ドロンズ石本…仕上げ課のえらい人。
石井富子 梅舟惟永…仕上げ課のベテラン。といってもまだ30歳。
大沢麻子 貫地谷しほり…原画スタッフセカンド。周囲に一目置かれている才能あるアニメーター。
おしゃれしているなつを敵視している。
堀内幸正田村健太郎…動画スタッフ 芸大出身で、線画のきれいさには定評がある。

58回
露木重彦木下ほうか…演出家、第一製作課長
山川周三郎古屋隆太…東洋動画スタジオ所長

66回
泉千恵
岡部たかし
池間夏海

脚本:大森寿美男
演出:木村隆文 田中正ほか
音楽:橋本由香利
キャスト:広瀬すず 松嶋菜々子 藤木直人 岡田将生 比嘉愛未 工藤阿須加 吉沢亮 安田顕 仙道敦子 音尾琢真 戸次重幸 山口智子 柄本佑 小林綾子 高畑淳子 草刈正雄ほか
語り:内村光良
主題歌:スピッツ「優しいあの子」
題字:刈谷仁美
タイトルバック:刈谷仁美  舘野仁美 藤野真里 秋山健太郎 今泉ひろみ 泉津井陽一
アニメーション時代考証:小田部羊一 
アニメーション監修:舘野仁美
アニメーション制作:ササユリ 東映アニメーション

制作統括:磯智明 福岡利武

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