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「すべての人に、表現の自由を」世界ALSデーに向けて脳波でラップする “BRAIN RAP”プロジェクトが始動!

2019/6/20 08:46 IRORIO

一般社団法人WITH ALSの代表理事を務める武藤将胤(まさたね)氏が、6月21日の「世界ALSデー」にむけて、世界初・脳波でラップをプレイする “BRAIN RAP”を実現するプロジェクトを発表しました。

6月21日は世界ALSデー

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、意識や五感、知能の働きは正常なまま、運動神経だけが衰え、徐々に全身が動かなくなる難病で、2019年現在、有効な治療法は確立されていません。 武藤氏は、2014年27歳の時にALSの宣告を受けた後、世界中にALSの認知・理解を高めるため一般社団法人WITH ALSを立ち上げました。 「テクノロジーの力で、すべての人に、表現の自由を。」というメッセージのもと、目でDJ・VJをプレイする“EYE VDJ”としても活動してきた彼は、今回ボーダレスエンターテイメントのさらなる可能性を追求し、脳波を通じたコミュニケーションでラップを成立させるプロジェクトを始動。

脳波に秘められた可能性

出典元:一般社団法人WITH ALSプレスリリース出典元:一般社団法人WITH ALSプレスリリースALSの最終的段階には、TLS「Totally Locked-inState(完全な閉じ込め状態)」という、眼球運動やまばたきなど、全ての筋肉が完全に停止して、周囲との意思伝達をできなくなってしまうことがあるそうです。 しかし、脳波を使ってコミュニケーションを取ることができれば、たとえTLSになったとしても、自分の意志を伝え続けることができます。 脳波は意志を伝え続ける「最後の希望」といいます。出典元:一般社団法人WITH ALSプレスリリース出典元:一般社団法人WITH ALSプレスリリース今回のプロジェクトに活用される「NOUPATHY(脳パシー)」は、その脳波によってコマンドを選択できる新しいコミュニケーションツールで、個人が日々書き起こすメッセージをAIが学習し、その人らしい単語マップを生成する「意識の辞書」というシステムと組み合わせることにより、脳波で選択した言葉をベースに、AIがリリック(韻を踏んだ歌詞)を生成していきます。 “BRAIN RAP”プロジェクトは、このテクノロジーを融合し、武藤の想いを音楽に乗せて、ラッパーが想いを代弁するというものです。

“BRAIN RAP”にかける武藤氏の思い

出典元:一般社団法人WITH ALSプレスリリース(武藤将胤氏)武藤将胤氏 出典元:WITH ALSプレスリリースプロジェクト始動にあたり、WITH ALSはクラウドファンディングプラットフォーム「GoodMorning」にて、6月20日から9月7日までの80日間で、資金を募集。 プロジェクトにかける思いについて武藤氏は、発表で次のようにコメントしています。

このボーダレスエンターテイメントを通して、ALS、TLSと闘っている仲間をはじめ、多くの方に希望を届けたいです。たとえ、全身が動かなくなったとしても、脳波で自分の意思を伝え続けられる未来の実現を目指し、様々な方のコミュニケーションの未来を、テクノロジーの力で、明るく変えていきます。

今、健康だとも思っていても、体が動かなくなってしまう可能性は誰にでもあるもの。 脳波を利用したコミュニケーションの開発が進めば、ALS患者だけでなく、より多くの人の生きる希望になりえるかもしれません。

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