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【宝塚記念】勝利の合言葉は「エタリオウ」 梅雨時季で雨にもご注意を

2019/6/20 11:06 SPAIA

本命馬エタリオウⒸ明石智子 本命馬エタリオウⒸ明石智子

今年は6頭のGⅠ馬が共演

サマーシリーズの馬券対決も兼ねた函館SSだったが、まさかの軸馬が出走取消。今回の出来事は人災に近いので何ともいえないが、ここを目標に仕上げて、あとはレースを待つだけというところまでいって出走できなかった関係者の無念は想像に難くない。このようなことが二度とないように願うだけだ。

さて、先週から編集部がカウントダウンで盛り上げてくれた宝塚記念もいよいよ本番間近。ファン投票1位を獲得したアーモンドアイは残念ながら不出走だが、ファン投票2位のレイデオロをはじめとしてアルアイン、キセキ、スワーヴリチャード、マカヒキ、そしてリスグラシューのGⅠ馬6頭が参戦。ドリームレースの名にふさわしい好メンバーがそろったといっていいだろう。

個人的に残念に思うのは、今年も3歳馬の参戦がなかったこと。ここ10年で見ても、2012年にマウントシャスタ(5着)が唯一の出走。今思えば、2007年に名牝ウオッカが3歳で出走したことが奇跡とすら思える。

3歳世代の参戦を促すため、1か月時期を繰り下げたのが1996年。そこから昨年までの23年間で、3歳馬が出走したのはわずか9頭。これはかなり残念な数字と言わざるを得ない。

トータルでは4歳馬、過去10年では5歳馬が優勢

3歳馬の出走が少ないのは分かったが、ではどの世代が宝塚記念で好走しているのか。今回は今の時期に移行した23年間のデータを元にして調べてみる。

宝塚記念出走馬の年齢ⒸSPAIA

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勝率、連対率とも4歳馬がトップの数字。続いて5歳、6歳と年齢が若い順になっている。これは分かりやすい。ただ、ここ10年で見ると5歳馬が逆転している。最近のトレンドは5歳馬だが、今回は範囲を広げたデータを使用して、4歳馬>5歳馬としたい。

宝塚記念出走馬の前走条件ⒸSPAIA

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次は前走のレースの格を表にしたもの。GⅠを使っている馬の数字がいい。これも重賞においては格が下がるほど数字が下がっていく。

前走でGⅠを走った馬を上位に取るが、オープン特別からでも少ないながら勝ち馬が出ており、下剋上も可能なレースといえる。

前走京都組が圧倒

続いて前走で走った競馬場を表にしてみたものだが、京都競馬場で走った組がほかを圧倒。

先ほどの前走レース条件の表とあわせて考えると、天皇賞・春を使った組が好成績を残しているとみていいだろう。中京の数字がいいのは、金鯱賞を使った組がまずまずの成績を残しているからである。

逆に東京組は出走頭数を考えると数字がよくない。注目の海外組の数字だが、遠征するほどの実力馬ということを考えると物足りない数字かもしれない。やはり海外帰り、しかも蒸し暑い時期で調整の難しさがあるのかもしれない。

宝塚記念出走馬の前走の競馬場別成績ⒸSPAIA

宝塚記念出走馬の前走人気ⒸSPAIA

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今度は前走人気。これは1~3番人気と、それ以下に大きな壁があることが分かる。前走着順は関係なく、前走で人気していた馬には注意したい。また、東西所属別に見ると意外に関東馬の数字がいい。

宝塚記念出走馬の東西別成績ⒸSPAIA

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実は、同期間で調べると有馬記念においても勝率は関東馬の方がいい。ドリームレースにおける勝率は関東馬優勢と覚えておいて損はないだろう。

もしも雨が降るならば

冒頭でも述べたが、1996年からそれまでの時期より1か月遅らせて施行されている。6月末~7月上旬といえば梅雨の時期だ。近3年も稍重で行われており、今年も天気予報を見ると雨の可能性が低くない。

宝塚記念過去3年ⒸSPAIA

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その近3年の上位3頭の稍重実績を調べてみたが、9頭中6頭が稍重以上で重賞勝ち、残る3頭中1頭は稍重で勝ち鞍があった。

残りの2頭のうちの1頭、ドゥラメンテは雨馬場で走った経験がなかった。もう1頭の昨年3着のノーブルマーズはそもそも重賞勝ちがない。ただ、生涯通算では雨馬場で6回走って5回馬券圏内に入っていた。やはり稍重以上で結果を出している馬は頼りになるようだ。

宝塚記念・先行馬の成績ⒸSPAIA

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良馬場とそれ以外の馬場の差が最も出たのは脚質。良馬場だと勝率、連対率ともに先行馬が有利だったのに、稍重以上となると差し馬が逆転。

宝塚記念はキタサンブラックが2年連続で連対を外した(ともに稍重)レースであるが、先行馬の同馬にとって馬場にやられたといっても過言ではない。雨が残れば差し馬台頭に気をつけたい。

レイデオロを負かせるとすれば

「オグリキャップが歴代最高得票数 ファン投票から見る宝塚記念」でも書いたが、出走馬中でファン投票最高の順位を得た馬の成績が抜群にいい。

宝塚記念のファン投票1・2位の成績ⒸSPAIA

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今年の場合は2位のレイデオロなので、これは大きな後押しになる。レイデオロは4歳馬の次に成績がいい5歳馬だし、前走でGI出走、関東馬とデータ上でも高得点をマークしている。ただ、レイデオロは当然ながら人気になるので、これを負かせるとすればどの馬かを考えてみたい。

ここまでで書いたように、今回の加点対象は
①4歳馬、次点は5歳馬
②前走がGⅠ出走
③前走が京都
④前走が3番人気以内
⑤関東馬

この5点中、4つに当てはまったエタリオウが逆転候補の筆頭だ。⑤の所属以外はクリアしていて、何より出走馬中唯一の4歳馬であることが大きい。「エタリオウ」という馬名の由来を筆者も知らなかったが、「得たり(や)おう」-思い通りになった時や、心得て受けためる時などの言葉-と国語辞典に書いてある。この馬が人気のレイデオロを負かして馬券が当たった時は、まさに「得たり、おう」ということになる。そうなることを願おう。

相手は当然ながら高得点をマークしたレイデオロ。難しい海外帰りの一戦になるが、出走に踏み切ったからには仕上げに抜かりはないはず。これまで遠征帰りの馬を何頭も出走させてきた藤沢和厩舎ならなおさらだ。

この2頭からは離れるが、連候補はキセキ、クリンチャー、スワーヴリチャード、リスグラシュー。キセキは良馬場なら有利な先行脚質。雨が降ったとしても、ドロンコ馬場での菊花賞勝ちがあり苦にしないのは有利。

クリンチャーは相性のいい天皇賞・春からの参戦。この馬も雨馬場の京都記念を勝っており、馬場不問なので天気に悩まされずに済む。

スワーヴリチャード、リスグラシューは前走GIで人気しての参戦。ちなみに、前者は金鯱賞を勝った時が稍重で、後者は勝ち鞍こそないものの、GⅠ2着の桜花賞、秋華賞、そしてヴィクトリアマイルは全て稍重以上だった。

今回は4歳馬エタリオウに期待して、レイデオロを本線にキセキ、クリンチャー、スワーヴリチャード、リスグラシューを押さえる。

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想や「最終逆転」コーナーを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて地方競馬を中心に予想・記を執筆中。

記事:門田光生

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