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【対決】「bot」ではなく人間が運用する『迷惑LINEアカウント』との戦い! (対 オジサンを隠しきれないアズサちゃん編)

2019/6/20 10:30 ロケットニュース24

迷惑LINEとの戦いは日夜続いている。あなたがこの記事を読んでいる、今、この瞬間でさえ、私(佐藤)は機械仕掛けの「bot(ボット)」が生成する無感情な文字の羅列に「こんにちは♡」とか「45歳です(笑)」と返しているのだ。

先ほど申し上げた通り、迷惑LINEでゴミのようなメッセージを送りつけてくるのは、bot である。だが! ごくごく稀に無感情な文字の羅列の向こう側に、人間が姿をあらわすことがある。

今回はそんな奇跡の出会いについての物語について、お伝えしたいと思う。

・挨拶はいつでも

日々戦い続けている私であっても、 bot と人間を見分けることは難しい。なぜなら、たいていの場合がファーストコンタクトがスタンプだからだ。迷惑LINEアカウントを友達登録したその瞬間に、秒速でスタンプが飛んでくるケースがほとんど。それを人間がやっているとは到底思えない。何かのプログラムによって、自動で送信していると考える方が自然である。

今回対戦した「アズサちゃん」もまた、友達登録と同時にスタンプが飛んできた。

いつもと同じか。そう思い、私は冷やかしのつもりで、懐かしいピコ太郎のスタンプ(ボイス付き)を投げ返した。

・アズサちゃんは人間

すると、続けざまに挨拶の言葉を送ってきた。

アズサ「どうもです♪ こんにちは 何歳でどこ住みなの?」

「どこ住み」、この言葉を何度目にしたことだろうか。なぜ、こいつらは二言目には、どこに住んでいるのかを聞きたがるのか? たとえ相手が bot であったとしても、素直に答える気にはなれなかった。面倒くさいので「こんにちは」と返す。

機械が相手なら、「あ、そっか! 近いですね」みたいな、会話の食い違いが起きるはずである。過去の対戦相手の「ゆいかちゃん」の場合なら、次のような会話の食い違い(私は「会話のドッヂボール」と呼んでいる)が発生した。

(過去の対戦相手)ゆいか「そういえばお家はどの辺なんですか?」

佐藤「いきなり聞く?」

ゆいか「一緒なんですね♡ 私もなでも会える距離ですね♪ 先に自己紹介しちゃいます」

きっと今回のアズサちゃんとも、こんな感じで会話の体裁をとった言葉のぶつけ合いが起きるものだと思っていた。

ところが!

アズサちゃんは私のすっとぼけた「こんにちは」にこう返して来た。

アズサ「何歳でどこ住みなの?」

ナニ? 同じ質問を反復してくるとは。見ているなこの会話を。人間だな! おぬし人間なんだなッ!! 無機質な機械で生成されたただの文字列とは違い、この端的な質問には相手の興味を感じることができる。人のぬくもりがある! 俺たち出会えたんだね! これはきっとキセキだーー!

ここはひとつ、人間らしく返答しよう。そう思い、何歳・どこ住みの質問に対して「45歳、東京」と答えた。そうしたところ、会話は前へと進んでいく。

アズサ「私は23歳で事務の仕事をしてるよ♡ やっと質問に答えてくれる人だー(T_T) これからもよろしくね♡」

こちらこそ、やっと人に会えたよ~(T_T) あまりにも感動したうえに、久々の人間相手に緊張して思わず「俺、人間、45歳」と片言の日本語になってしまった。

・オジサンの顔

この後に2~3の会話を重ねたところ、アズサちゃんは急に距離を縮めてきた。

アズサ「てか一度会わない?」

佐藤「会う?」

アズサ「うんー どんな遊びが希望? 笑」

佐藤「ファミコン」

不意をつかれたせいで、若干テンパってしまったが、迷惑LINEアカウントを運用している人物と会って、マジでファミコンできたらかなりイイ! プレステじゃない、スウィッチでもない。やるなら絶対ファミコンだ!

こう投げかけると、またも人間的な返しがきた!

アズサ「まさかのファミコン(笑) せめて64で(笑)」

いる! この画面の向こうに確実に人間がいる!! bot では不可能な反応だ。「アズサ」という存在を通して、若干オジサンの顔が覗いてしまっているけど、それでもイイ! 人間と言葉を交わしている喜びで、私は少し泣きそうになっていた。

・別れは突然に

ぜひとも「ボンバーマン」で対戦したい旨を伝えると、彼女はさらなる会話の進展を促してきた。

アズサ「えぇー(笑)明後日以降ならあなたの都合に合わせるよーどうかな?」

佐藤「土日ムリ」

アズサ「じゃあ来週はー?」

佐藤「来週、イイヨ」

ヤバイ。どんどん距離を詰められている。アズサちゃんが向こうから迫ってくるかのようだ。相手が人間であるとわかった以上、「会う」という選択肢がより現実味を帯びてきた。これは心してかからなければ。ここで怯んだら、デッカイ獲物を獲り逃がしてしまう。

よし! ここは先んじて場所と時間を指定してしまおう! そう思ったら、いつものヤツが来てしまった。

アズサ「OK♪ 早く会いたいな 電話番号交換したいんだけど、実はこの間携帯自分で壊しちゃって・・・ 今iPodでラインしてるの。でもiPodショボすぎてライン一回閉じたら 開かない事多い・・・

■■■■■■■■■(URL)

ちょっとの間だけ上のところで連絡取ろう♡ 友達申請出してね」

チキショーッ!! また誘導URL、せっかく人間に出会えたのにーー! 一緒にボンバーマン出来ると思ったのにーーー! あんまりだーーーー。これはボヤかずにはいられない。

佐藤「つまんねー! 超つまんねーーー!」

これですべてが終わりかと思ったら、なおも誘導URLへの呼びかけを繰り返す。

ええ~い! もう勘弁ならん! 俺とボンバーマンをやる気ないのなら、余計な文章を送ってくるな。相手が人間だと思うと、余計に腹が立つ!!

佐藤「うっせー、バーカ」

アズサ「ただSNS招待しただけでなんでそんな感じなのー? 冷やかしだったんだねー」

佐藤「うっせー、バーカ」

つまるところ、この戦いは、「女の子を装うオッサン」と、そのオッサンとボンバーマンをやりたいのに出来ず、「イラ立つオッサン」の戦いだったのかもしれない。

醜い……、なんて醜い戦いなんだ。

さればこそ、世界は美しい!

おわり

Report:迷惑LINE評論家:佐藤英典
Screenshot:iOS「LINE」「再現CGメーカー」

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