【親子必見】Jリーグの人気クラブが考えた「企画シート」が面白&お得すぎる

2019/6/19 19:31 ウレぴあ総研

埼玉スタジアム2002脇のもみの木広場では、多くの子どもたちやファミリーがサッカーに興じている ©URAWA REDS 埼玉スタジアム2002脇のもみの木広場では、多くの子どもたちやファミリーがサッカーに興じている ©URAWA REDS

浦和レッズ✕動物園!?

今季の浦和レッズはちょっと違う。これ、サッカー好きの間で語られているトピックです。ピッチ内の話ではありません、ピッチ外の話です。

「今年の浦和はかつてないほど企画に力を入れている」と、埼玉スタジアム2002に集うファン・サポーターに認知されているのです。

極め付きはGWの5月3日・ジュビロ磐田戦。

小中高生の指定席料金が550円という特別価格になる「Go Go Reds!デー」では、ファミリー向けのイベントが盛りだくさん。

「はたらくクルマ展示」や「移動水族館」、「ワクワクふれあい動物園」などを実施。さらに「ミニトレイン乗車」に「ふわふわサッカーボール」、「DHLキッキングゲーム」、「フットダーツ」などアトラクションも登場。

しかも、前記のアトラクションはすべて無料だったのです。

これほどまでの規模感で親子連れ向けに特化した企画を実施したのは浦和レッズでは初めてのこと。

今季からロアースタンド指定席の小中高生料金を新たに設定するなど、ファミリー層への集客に積極的な姿勢を見せています。

13年連続で最多入場者数を誇る、Jリーグ随一の人気クラブがなぜファミリー、ビギナー層に本気でアプローチしようとしているのか、ファンコミュニティ部・柳紫乃担当課長に話を聞きました。

硬派な浦和レッズに変化が…

――浦和レッズと言えば、硬派にサッカーだけを見せるクラブという印象があります。

大規模なファミリーイベントを実施したキッズワンダーランドには新鮮な驚きがありました。

「はい。クラブとしてお子様やファミリー層にご来場いただくということをテーマにして磐田戦に臨みました。

その背景として、2008年をピークに、2017年まで来場者が漸減傾向にあったという現実があります。

私たちは、あらゆる分野でアジアナンバー1を目指すことを、今後の25年に向けたビジョンとして定めています。

そしてその実現に向けて目指すもののひとつに、『安全・快適で熱気ある満員のスタジアム』を挙げています。

やはり満員のスタジアムでなければ、浦和レッズではない。

そういうスタジアムであれば、皆さんもまた来たいと思ってくださるでしょうし、選手のモチベーションも当然高くなります。

こうしたいいスパイラルを私たち発信で生み出していくために、今年は特に、様々な施策に取り組んでいます」

――社内の雰囲気は変わりましたか?

「私たちがスタジアムイベントに積極的に取り組んでいくことを決めたのが2013年頃のことです。

それまでは、『我々が提供すべきものは最高のサッカーなんだ』という考えのもと、クラブとして、積極的なイベント実施は回避すべきという考えでした。

しかし、私たちが守るべき軸、つまり最高のサッカーを提供するという考えはブレませんが、南広場でのイベント実施に積極的に取り組むこととの両立は目指すべきなのではないかという考えに至りました。

スタジアムイベントはある程度チャレンジングなものでないと話題性を欠いてしまいますが、一方で、一定水準以上に振り切った内容にしてしまうと、長年応援して下さってきたファン・サポーターの皆さんが違和感を感じてしまいます。

そうなってしまったら、満員のスタジアムを目指す私たちの考えからすると本末転倒ですが、ファミリー向けのイベントは、ハレーションはほとんどありませんし、積極的にやるべきとの声が多く挙がっていました。

浦和レッズではピッチ上でアーティストが歌ったり、マスコットやチアリーダーが踊ったりはしません。

ピッチ上には極力サッカー以外の要素を持ち込まないというこだわりはありますが、ピッチ外ではいろいろとチャレンジして行こうとなりました」

――コアなサポーターだけではなく、あらゆる層を取り組んでいくのですね。

「そうですね。熱く応援する自由席、家族で楽しく観戦できるファミリーシート、初めてきた方でも気軽に、快適に観戦できるウェルカムシートなど、それぞれのニーズに合ったそれぞれの楽しみ方、そういう棲み分けをきっちりしていくことが大事だと思っています」

子連れに最適!特典付き「ファミリーシート」

浦和レッズには子ども連れに最適なファミリーシートがあります。

こちらの席は今季からバックロアースタンド(南側)に移動。

より身近に、臨場感たっぷりに、迫力あるプレーを見られるようになりました。

通常のSB指定席より格安になるのはもちろん、家族で楽しめる「キッズぱ~く」を利用でき、スタメン写真プレゼントや子どもへのフェイスペイントサービスなど、特典も付いてきます。

コンシェルジュが初めての観戦を全力でサポートする席も登場

また、今季は新席種も登場しました。

専任コンシェルジュが初めての観戦を全力でサポートする「ウェルカムシート」や浦和のサッカーの歴史を知ることができる「サッカーのまち浦和シート」が好評を得ています。

話題はグルメやプレゼントが付いた、ユニークな企画シート

そして、企画シート。試合毎にグルメやグッズ、プレゼントなどが付いた企画シートが今年から発売され、話題となっています。

「伝説のスウィーツシート」や「スーパーメガ盛りシート」、「翔んで埼玉シート」「浦和のうなぎシート」「REDS ROCK!シート」などなど、多種多様なラインナップを誇っています。

この企画シートに携わっているのが、前出の柳さん。続けて話を聞いてみました。

企画シートの3つのこだわり

――今季から企画シートがスタートしましたが、どのような経緯ではじまったのですか。

「去年まで毎試合選手にまつわるグッズやお弁当が付くワンダーシートがあったのですが、10年継続したところで一区切りとして、次の企画に向かって行こうということになり、企画シートがスタートしました」

――企画シートは試合毎に内容が変わっています。ネタ切れの心配はないのですか。

「いえ、逆にネタがいっぱいありすぎるくらいです。一つひとつの調整の苦労はありますが、ネタは十分にあります。

パートナー企業が作られている優れた製品や地元埼玉のおいしいもの、行政とも組んでまだまだご紹介したいものはいっぱいあります。

まず限定グルメや限定グッズ、限定体験などのここでしか手に入らないものであり、続いて地元のものであり、最後に浦和レッズやサッカーをイメージできるもの。

企画シートのお楽しみはこの3つにこだわっています」

最も好評だった企画シートは?

――パートナー企業からの売り込みなら、何でもOKというわけではないのですね。

「たとえば、4月20日・ヴィッセル神戸戦の『ロイヤルパインズホテルパンシート』では赤・白・黒のパンや埼玉スタジアムをかたどったカレーパンなど企画シートだけのパンを作ってもらいました。

これが今までで最も好評を博した企画でした。

5月26日・サンフレッチェ広島戦の『埼玉県特産「狭山茶」シート』では、レッズのために特別なブレンドのお茶を作ってもらいました。

そもそも狭山茶は日本三大銘茶のひとつ、埼玉県が誇る名産品なのです。

また、浦和のうなぎが江戸時代から有名な名物であることも、あまり知られていません。

ですので、埼玉スタジアムでおいしいうなぎ弁当を食べながら試合を見てもらおうと、7月6日(土)・ベガルタ仙台戦で『浦和のうなぎシート』を作りました。

この企画シートを通して、『地元の名産を知ってもらいたい』、『全国に誇れるものが埼玉にあると知ってもらいたい』という思いがあります」

思ったより売れなかった企画シートは?

――思ったより売れなかった、売り行きが芳しくなかった企画シートはありますか。

「話題性は抜群なのに販売数に直結しないという企画も中にはあります。

3月30日・FC東京戦での「スーパーメガ盛りシート」ではご飯が800グラム、唐揚げ10個で総重量1.3kgという埼スタ史上最大のメガ盛りでSNS上では相当話題になりましたが、売れ行きはいまひとつでした。

この企画シートは3席セットでの販売となっていまして、ひとり1個お弁当が付いたのですが、親子3人のお客さんが実物を見てびっくりされて、1個でいいと2個放棄されてしまいました(苦笑)」

――今後「こういう企画シートを作りたい」というアイデアはありますか。

「パートナー企業や地元埼玉の皆さんが作られている美味しいグルメや優れた製品をさらにご紹介できればと思っていますし、秋以降の収穫時期、クラブパートナーであるJAさんと組んで何かしらの企画を実施していきたいですね。

たとえば新米とか。埼玉にもおいしいお米はあるので、みなさんに知っていただきたいですね。あと、選手が考えた企画シートなども面白いかもしれません。」

――ハピママ読者が考えた企画シートとか今後提案したいのですが。

「ぜひお願いします。いいご提案をいただければ、ぜひやってみたいですね」

試合当日、埼玉スタジアムの脇にある芝生がまぶしいもみの木広場では、ファミリーや子どもたちがサッカーやバトミントンに興じています。

試合前に浦和レッズがサッカーボールやバドミントンセットを無料で貸し出しているのです。

試合はもちろん、試合前も試合後も家族連れで満喫できるJリーグ観戦、今後の家族の予定に入れてみるのはいかがだろうか。

(ハピママ*/碧山 緒里摩)

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