【沼にはまる女たち】もしかして私臭ってる?制汗・消臭・除菌グッズに投資し続け、過剰使用で病院送りに……~その1~

2019/6/16 14:00 Suits-woman.jp

どこにでもいる女性でも気が付くと、その世界の『沼』にハマってしまうケースを紹介する同シリーズ。今回の沼は、一度自身の臭いに気づいてしまった時から対策グッズへの投資が止まらない「臭い対策」の沼です。

「少しでも気になるともうダメ。トイレに籠って制汗や消臭スプレーを大量に吹き付けてしまいます」と語るのは、幸子さん(38歳)。彼女は現在都内の病院で受付の仕事をしています。胸まであるストレートのロングヘアーはツヤツヤしており、化粧もアイライン、つけまつげ、ファンデにチークと完璧。服装はキャミの上にオーバーサイズのシフォン素材のシャツに、ややゆったりとした綿パンを合わせています。体型はやせ型で、臭いは一切感じません。

何気ない友人の「臭い」という一言。自分は臭いのかもと気にするようになった

幸子さんが自身の汗の臭いに気づいたのは高校生のとき。中学時代はまったく気がつかずに、何の対策もしていなかったそう。

「中学の時はまったくでした。汗は普通にかいていましたけど、気になるレベルじゃなかった。私は小さい頃からずっと細かったし、誰からも臭いとか言われなかったから。でも、中学の時からブレザーの制服だったんですが、夏服の半袖シャツや、冬場のブレザーの中に着る長袖シャツにはワキ部分に汗ジミができていました。でも、母親は『思春期には誰でもあること』と言ってくれていたので気にしなかったんですよ」

では、実際に高校の時に気づいたきっかけは何だったのでしょうか。

「仲の良かった友人からの指摘です。その子は中学から一緒で、高校から別クラスになって、よく体操着の貸し借りをしていました。私が午前中に使用して、午後からの体育の授業で使うからと貸した時に『汗が半乾きで臭かった』みたいなことを言われて……。そこから汗を気にするようになったんです。

それに私自身もそのぐらいの時期から、周りの汗臭い人のことを気づくようになって。私には2つ上に兄がいるんですが、思春期独特の男の子の臭いっていう、あの汗臭さもすごい気になるようになりました。私はバレー部に所属していたんですが、私からも兄と同じ臭いがもししていたらと、臭いは本人はあまり気づかないというから気を付けなければと思うようになったんです」

最初に気になったのはワキの汗。携帯用の制汗スプレーが手放せなくなった

幸子さんが学生の時はスプレータイプの制汗剤が主流で、汗拭きシートはまだなかったのか一般的ではなく、使っていなかったそう。そこからは大きなスプレータイプのものを家で、そして携帯タイプの小さいものを持ち歩き、さらにはシャツの中にキャミソールを着るようになったと言います。

「恥ずかしい話なんですが、夏場私の学校では、イケてる女子のほうがブラジャーの上にそのまま制服のシャツを着て、薄っすらとブラジャーのラインが透けている子が多かったんです。もしかしたら私の勘違いかもしれないけど、自分に自信のある子ほど下着の透けなんて気にしていなかった。私が高校生の時はルーズソックス全盛期で、ほとんどの子がギャル。中にキャミソールを着るのなんか邪道だったんです。そんな周りだったので、できるだけ目立たないように、ベージュなどのキャミを着ていましたね」

さらに、大学に入ると制服から私服になったものの、汗ジミが気になり、タイトな服が着ることができなかったそう。

「その時には色んな汗対策のグッズを買うようになりましたね。汗を吸うタイプのインナーとか、キャミソールや長袖のインナーでも脇の部分にパットが入っていて、汗を外の服に出さないようになっていたものとか。たしか、そのぐらいの時期から汗ワキパット、生理用品みたいなもので服に張るシートタイプのものが出て、大量購入した記憶があります。白い服用、肌色、黒い服用には色付きなど、さまざまな種類を買っていました。当時は汗ジミ、そしてその汗からの臭いが怖くて何枚も中に着こむので、タイトな服がまったく着られませんでしたね」

幸子さんが臭いのことを指摘されたのは、高校の一度だけ。しかし、一度気にしてしまうと汗以外にもさまざまなところの臭いが気になっていきます。

「彼氏と手を繋げなくなりましたし、そういう行為の時は直前にしっかりと入浴する時間が必要になりました。それに、帽子とか冬場のセーターやコートなど逐一洗えないものの臭いも気になりだして。毎回クリーニングに出すお金はなかったので、家に大きなバケツを買って、手もみ洗いをするようになりました。今振り返ると、確かに誰からも指摘されてはいなかったんです。でも、私自身がもし友人が臭かったとしても相当の仲じゃないと指摘はできない。だから言われないだけかもしれないと思ってしまうんですよね」

就職してからはみんなが使う制服、そしてパンプスの臭い対策に奮闘。さらにはシャワーを重ねたことで肌が悲鳴を上げてしまい……。~その2~に続きます。

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