空前の“キャンプブーム”の陰でトラブル多発…深刻なマナー違反が常態化

2019/6/15 18:00 週刊実話

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 空前のキャンプブームが起きている。日本オートキャンプ協会(東京)が発行する『オートキャンプ白書』によると、2012年に720万人だったオートキャンプ場(約1300カ所)の利用者は、2017年には840万人まで増加し、5年連続して前年比プラスとなっている。

 ここ数年は、週末になれば各地のキャンプ場は大勢のキャンパーで一杯だ。自然を満喫しようと郊外まで足を伸ばしたのに、訪れてみれば都心の混雑と変わらぬ状況に「一体、何しに来たのか…」と肩を落とす人も多いとか。

 大勢の人がキャンプ場を訪れれば、当然、トラブルも増える。特に最近はキャンプ初心者や外国人が増えたことで、今までには考えられなかったようなトラブルが頻発しているという。

 「一番多いのが“マナー問題”です。焚き火を囲んで宴会するのはいいのですが、酔って大声を出したり、大音量で音楽をかける、深夜まで騒ぐなどして近隣のキャンパーに迷惑を掛ける輩が後を絶ちません。中にはつかみ合いのケンカにまで発展するケースもあり、家族がドン引きすることも。また、盗難事件も頻発していますね。最近はインスタ映えを狙って、おしゃれなキャンプ道具を持ち込む人が多いのですが、どれも高価なものばかり。泥棒は深夜寝静まったころに、椅子やテーブルなどをまとめて持ち去ります。朝起きてテントから出てみれば、めぼしいものは何もなかったというケースは珍しくありません。面倒でも高価な道具は車やテントの中に片付けた方がいいでしょう。テーブルなど簡単に収納できないものは、脚などにワイヤーをつけて、ペグで固定したり、鈴など音が出るものを見えないところにくくり付けるのも有効です」(アウトドア雑誌ライター)

 また、キャンプ用品の“転売”も大問題になっているようだ。

 「特に人気のテントをオークションサイトで転売する行為が問題視されています。キャンプ用品はもともと少数しか生産されないモデルも多く、ネット通販では発売開始と同時に売り切れることも珍しくありません。商品をカートに入れる間もなく“瞬殺”された人がほとんどでしょう。“転売ヤー”は特殊なスクリプトを使い自動で商品を購入するので、一般の購入者は太刀打ちできないんです。買えなかった人は次の生産ロットを待たなければなりませんが、キャンプの計画が間近な場合、仕方なく割高な転売品を買わざるを得ないんです。完全予約制にするなど、販売側も何らかの対策を講じる必要があるでしょうね」(同・ライター)

 無料で利用できるキャンプ場として、全国的に人気のある福岡県・若杉楽園キャンプ場は、標高600メートルほどの位置にあり夜景が見られることでも有名だが、この4月から“環境保全”を理由に有料化され、キャンパーたちの間で大きな話題となった。最近はマナーの悪いキャンパーがゴミを散乱させたり、草木を勝手に採取するなどの迷惑行為が多発しており、一時閉鎖や有料化するキャンプ場が後を絶たない。

 マナー違反が常態化すれば、せっかくのブームに水を差すことになりかねない。くれぐれもマナーを守ってアウトドアライフを楽しみたい。

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