代償は夫との一夜...『What/If 選択の連鎖』は女投資家が仕掛ける、金とモラルの危険なゲーム

2019/6/12 19:00 海外ドラマNAVI

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人生を賭けたベンチャーのために、夫との仲を投げ打つ覚悟はあるか――? Netflixが贈るスリラー『What/If 選択の連鎖』は、欲望と犠牲をテーマにした少しオトナな作品。モラルの破綻した大物女性投資家の要求に、愛する夫を持つリサの倫理観は屈してしまうのか。5月下旬から配信スタートした話題作だ。

赤字ベンチャー救済の条件は、夫を一晩差し出すこと

医療ベンチャーの指揮を取るも、その財務状況に頭を抱えるリサ(ジェーン・レヴィ)。新薬のプレゼンは次々と失敗に終わり、会社は巨額の赤字に喘いでいる。同僚のキャシディ(ダニエラ・ピネダ)は、病気の子供を登場させ情に訴えるプレゼンにしてみてはと強く提案。モラルに反すると気が進まないながらも、リサは提案通りのプレゼン内容に変更し、自社製特効薬の必要性を訴える。スピーチ自体は好評だったが、事業の将来性に対しクライアントの評価は辛辣。投資は見送られ、リサの会社は倒産の危機を迎えてしまう。

その夜、愛する夫・ショーン(ブレイク・ジェナー)の経営するバーを訪れたリサは、一連の経緯をショーンに吐露。離れた席から二人の会話を密かに聞いていたのが、その財と獰猛さで知られる著名な投資家、アン・モンゴメリー(レニー・ゼルウィガー)だった。その名を聞くだけで誰もが戦慄する存在だが、彼女がショーンを通じてリサに名刺を残したと知り、果敢にも面会のアポを取り付ける。「運命に抗うためには代償が必要」をモットーとするアンが出資にあたり出した条件は、ショーンと一晩過ごすこと。条件を呑むか断るか...24時間の期限を与えられたリサの決断は?

究極の選択に、揺らぐ倫理観

エンジン全開のキッチュで奇想天外なドラマ、と英Telegraph紙は本作を表現。完全に狂った内容で、会話には芳醇な香りが漂い、そして現実離れした錯綜気味のストーリーを持った作品、と同作の独創性を評価する。これだけだと見辛い作品のようだが、不思議な中毒性があるのもまた事実。もう満腹なのに大量のフライドポテトを素早く平らげてしまうかのごとく、全10話をイッキ見することうけあい、と同紙は独特の比喩で賞賛している。

中毒性を評価するのは米IndieWire誌も同様で、数々のメロドラマと面白みのあるヒネリに満ちており、やみつきになるスリラー作品だとコメント。本作『What/If 選択の連鎖』に楽しめない瞬間は一瞬たりともない、との力強いコメントで推薦している。リサの友人で新米研修医のアンジェラ(サマンサ・マリー・ウェア)も、メロドラマを盛り上げる一人。救命士のトッド(キース・パワーズ)という夫がいながらも、執刀医のイアン(デイヴ・アナブル)と不倫の関係に。主役カップル以外にも見どころの多い作品だ。

レネーの新たな一面が開花

恋愛要素だけでなく、リサが出資を乞うメインストーリーももちろん魅力的。そのなかで際立つのは、並外れた財力を誇る大物投資家・アンの存在だ。演じるのは『ブリジット・ジョーンズの日記』でお馴染みのレニー。感情揺さぶる演技を披露している、とIndieWire誌は評価。リサの数少ない弱みをすっかり掌握し、一瞥するだけで恐怖感を与える。

高慢な女性を演じるレニーだが、過去の出演作では落ち着いた役どころが多くを占めていた。トム・クルーズやヒュー・グラントなど一流俳優との共演作でも引けを取らないパフォーマンスで実績を積み上げ、スターダムにのし上がったとTelegraph紙は振り返る。そんな彼女が、ついに本作ではキャスト中でもっとも名の知れた存在に。長年の女優歴で獲得したエネルギーを、プライド高い投資家役にぶつける。

財力がモラルをゆっくりと侵食する『What/If 選択の連鎖』は、Netflixで配信中。作品見どころやレビューなどはこちらでチェック!(海外ドラマNAVI)

Photo:

『What/If 選択の連鎖』©Adam Rose/Netflix

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