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釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 広島県廿日市市・宮島産カサゴ

2019/6/8 06:00 週刊実話

提供:週刊実話 提供:週刊実話

 広島県は安芸の宮島、厳島神社の真ん前にて潮干狩りを楽しんだ前回。ポロポロと出てくるアサリについ夢中になり、日没までやってしまいました。

 さて、日も暮れて潮も上げてきたことだし、今度は釣りを楽しみますかねぇ〜、ということで、陸に上がって竿やらリールやらの準備に取りかかります。潮干狩りは言うまでもなく潮が引く干潮に楽しむもの。そして、釣りは潮が上げにかかるタイミングから満潮にかけてが往々にしてチャンスタイムとなることが多いもの。つまりは干潮で潮干狩りを楽しんだ後に、上げから満潮にかけて釣りを楽しむという美しい流れが確立できるんですね。

 陸に上がって潮干狩りの片付けを済ませ、厳島神社から参道を少し歩いて沖に突き出した護岸に移動します。厳島神社周辺はどこも遠浅な地形ゆえ、少しでも水深のある沖に仕掛けが届くポイントがよいのでは? という目論みです。

 ちなみに、今回の狙いはアナゴ。広島宮島といえば、アナゴが名産。厳島の島内や宮島口には、名物のアナゴ飯を食べさせてくれる人気店もあり、ここはひとつ、名産品であるアナゴを釣ってアナゴ飯で一杯といきたいところです。

 島に到着した時よりも遥かに水位は増しており、よい雰囲気の中、遠くに投げられる長めの竿を2本投げ入れます。竿受けに置いたら、あとは竿先に付けた発光体が揺れるのを待つばかり。暗闇に浮かぶ発光体が突如ミミンッと揺れるのが、夜の投げ釣りの醍醐味です。

 「はよ揺れんか〜い」と眺めていると、1本の竿がミンッ、ミミンッと揺れました。幸先のよいスタートに気をよくしつつ竿を手にして煽ると、何やら付いている感触です。が、たいした抵抗もなくずいぶんと軽いような…。仕掛けに絡み付いてクシャクシャになりながら上がってきたのは、一応本命のマアナゴでした。が、小指ほどの太さと、いかんせん小さいアナゴで、これを食べるのはさすがに偲びなく、針を外し仕掛けをほどいてやってリリースです。「アニキか親を連れてこんか〜いっ!!」といったところですな。

★釣れたのは意外な人気魚!?

 仕掛けを投げ入れてすぐにアタリがあったことから、わりとイージーな釣りか? と期待されたものの、その後はパタッとアタリがありません。ま、こんな展開もよくあることなのですが…。しかし、溢れる観光客で賑わう昼とは打って変わって、人気のない静まりかえった夜の厳島というのも、また実によいものです。満潮を迎えて海中に足元が没した大鳥居は美しくライトアップされ、時おりその周辺を小型の観光船が行き交う以外は静寂の海…。この景色を独り占めして眺めるってだけでも贅沢な時間です。と、やおら竿先の発光体がブンブンッと上下に揺れました。久し振りのアタリです。

 すっかり夜の厳島の景色を堪能していたので反応が遅れてしまいましたが、竿を手にするとすでに魚は掛かっているようで、ググンッと明確な手応えが…。そのまま巻き上げにかかると、先ほどの小アナゴよりはいくらか重たく「これで名物のアナゴ飯にありつける♪」とリールを巻く手にも力が入ります。んが、足下でヘッドライトに照らし出された魚は長くないような…。掛かっていたのは、なんとカサゴでした。

 砂泥底に棲むマアナゴに対して、カサゴは岩礁帯に住み着く魚。遠浅の砂地に思えた厳島神社前の浜ですが、一部にこういった根魚が住み着く根もあるのでしょうか。まあ、いずれにしても旨い魚なので、喜んでクーラーボックスに仕舞います。その後は最初に釣れたような極小アナゴが時おり掛かる程度で、大鳥居のライトアップも消え(23時消灯)、夜も更けてきたことから竿を畳んだのでした。

★本命釣れずも夜の厳島に大満足!

 結局、ちゃんとした型のアナゴを釣ることはできず、持ち帰りはカサゴのみとなりました。でも、いいんです。のんびり竿を出してお土産になる魚が釣れてくれたのですから…。広島界隈はエビ撒き釣りで狙うメバル、カサゴなんかも人気の釣りですから、ある意味、当地らしい魚ともいえますし。

 てなわけで、持ち帰ったカサゴはこの魚の定番の食べ方ともいえる煮付けで賞味。厳つい見た目とは裏腹に、ポロッと身離れのよい淡白な白身は上品で味わい深く、安定の美味しさです。ぬるめに燗を付けた賀茂鶴特別本醸造の超特選特等酒のコクのある甘味と煮付けがまたよく合うせいか、酒がクイクイ進んでしまいます。

 今回、名物のアナゴ飯にはありつけませんでしたが、静寂に包まれた夜の厳島の景色を存分に堪能できた上に、のんびり竿を出してお土産のカサゴが付いたのですから、ワタクシ的には十分に満足。いや、ホントに、釣りもさることながら、夜の厳島は何とも独特の雰囲気があって最高でした。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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