都内で買えるミャンマー食材を検証。買って後悔&おすすめの食材

2019/6/8 08:50 日刊SPA!

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 在日ミャンマー人が多いと言われている高田馬場。

 JR高田馬場駅の近くにある「タックイレブン」というビルの中には、ミャンマー系のレストランや雑貨店が多く集まっている。そのマンションの8階にあるのが、ミャンマー食材のみを扱う専門店『フジストア』。店内には、くるくるとした文字が特徴のビルマ語で書かれた食材が陳列されている。エスニック料理をこよなく愛する筆者でも、「これは一体何なのか」、「どうやって食べるのだろう…」と疑問に思うものばかり。

 なので今回はあえてエスニック料理が苦手だという友人にも協力してもらい、ミャンマーの食材が日本人の口に合うのかどうかを実際に検証してみた。

 今回筆者が訪れたのは、8階の一番奥に位置する店『フジストア』。ビルマ語が飛び交う店内に恐る恐る入り、気になった食材について思い切って伺ってみた。すると「ここに来る日本人は珍しい」と言いながらとても喜んで下さり、片言な日本語ながらひとつひとつ丁寧におすすめの食材とその調理方法について教えてくれた。

◆おすすめ食材 ミャンマー料理と言えばコレ!

 最初に「おすすめは何ですか」と聞いて渡されたのが『ラペットゥ』と呼ばれるお茶の葉サラダ。ミャンマーを代表する国民食らしい。

 袋の中には干しエビと揚げ豆と茶葉が入っている。「これらに千切りしたキャベツとトマトを入れて食べてみて!」と言われたので購入した。

 ビニールを開けると早速アジア料理特有の、癖のあるにおいが。友人と本当に美味しいのだろうかと半信半疑になりながらキャベツとトマトを混ぜ合わせる。 混ぜると独特な匂いは消え、見た目もなんだか美味しそうだ。

 実際に食してみると、かなりのスパイスが効いていて驚いた。味は、干しエビの塩気と茶葉の酸味が野菜に程よく絡み合っていて美味しい。そして何と言っても揚げ豆のカリカリとした食感が病みつきになるのだ。思わずビールを取り出し、乾杯。

「サラダがビールのおつまみにもなる!」と全員から大好評だった。

「ミャンマー人の女性はみんな好きで良く食べているよ」と言われて渡されたのが『マリアン』。日本ではあまり見られない果物をさとうきびと塩でもみほぐしたものらしい。「そのまま食べてみて。ご飯にも合うよ」と言われて購入した。

 見た目から味が想像しにくいためか、最後まで皆食べるのを躊躇していた。実際に食べてみると、まるで干し梅のような甘酸っぱい味。しかし、食感は干し梅に似つかずシャキシャキしているので、頭の中で「こういう食べ物である」と認識するのに時間がかかった。

 確かに、食べるとだ液が止まらない感じがご飯のお供には最適だった。味に関しては全員「問題ない」という意見だったので、食感に慣れればもっと美味しくいただくことが出来そうだ。

◆賛否両論食材も… 味のしないジャーキーに「これ犬用ですか?」

 続いては『サーターチャン』という山羊のジャーキー。店内の一番目立つところに置いてあり、さぞかし美味しいのだろうと思い購入した。

 事前に「紐は取って食べてね」と店員に言われていたのだが、竹で出来たその紐は、かなりきつく縛られていて全て外すのに15分ほどかかった。一苦労してから、いざビールを片手に食べてみる。

「ん……??」思わず一同の第一声が揃う。

 まず味がしない。噛んでいくうちになんとなく肉の味がするのは分かるのだが……とにかく薄い。そういえばにおいもしない。ビーフジャーキーのように、食欲がそそられるようなジャーキー特有の肉のにおいがほとんどしないのだ。味もにおいも薄いため、「何ともコメントしがたい」というのが正直な感想だった。

 ただ、一同が食べたことのある一般的なジャーキーと比べると、脂がほとんどないためか若干ぱさぱさ感が目立つ。「もしかして犬用……?」という意見もあったが、真相やいかに。

 続いて気になった食材について「何の魚ですか?」と店員に聞いたのだが、ミャンマーにしかいない魚なので日本語での名称は分からないと言われた。

 食べてみるとなかなか噛み切れない。まるでするめいかのような食感だ。

 味は先ほどのサーターチャンとは違い、魚だということは分かる。ホッケとアジを足して割ったような淡泊な味がした。

 エスニック料理が苦手という友人は、「自分は食べられるが日本の魚にはない独特なくせがあるため、もしかしたら好き嫌いはあるかも」とのことだったが、エスニック料理が好きな友人は、「そんなにくせもないしあったら食べますね」ということで、意見が分かれたのが面白かった。

 検証結果としては、特別美味しいわけでもまずいわけでもないため「居酒屋で出されたら特に何も思わず食べる」という意見に一致した。

 それでは次に、検証してみて日本人の口には合わないのではないかと感じた食材をあげる。

◆〇買って後悔?要注意の食材も……

 冷蔵庫に保存されていた『タヤチン』という食材。なんとマンゴーの漬物だという。「玉ねぎをスライスしたものに和えるだけだよ」と言われたのでその通りに試してみた。袋を開けると、まるでぬか漬けが腐ったようなきついにおいが。においを嗅ぐだけで既に嫌な予感がする。

 玉ねぎとパクチーに混ぜたら少しは緩和されるかと期待したのだが、パクチーの独特なにおいよりも断然きつい。嫌々食べてみたが、味は酸味が強いピクルスといった感じだ。想像していたフルーツのマンゴーのような甘みは全くない。食べられなくはないのが、何しろその独特すぎるにおいに耐えられず、完食することは出来なかった。

「ミャンマー人はみんな食後にこれを食べるんだよ」と言われて渡されたタブレットはドライレモンで出来たもので、ミャンマー人はこれを食後に食べて口の中をすっきりさせるのだそう。

 食べてみるとレモンの酸味があって「あ、これ美味しいかも」と思ったのもつかの間、噛めば噛むほど何とも言い難い味に変わっていく……「ひのきを食べてるみたい」や「デパートのトイレの芳香剤を舐めているみたい」、「もはやレモンじゃない」など散々な言われよう。エスニック料理の好き嫌いに関係なく、全員「まずい」という意見に至った。

 最初は皆初めて見る食材になかなか手を出せずにいたが、実際に食べてみると「意外とイケる」と感じた食材が多かった。だが、あくまで「食べられはする」程度だ。パーティーなどで色々な人と新鮮な味を楽しみたい方にはおすすめするが、自分用に購入する際は店員によく説明を聞いてからがよいだろう。

〇検証協力
Sさん(女性・21歳)
幼い頃香港に住んでいた。ベトナム料理やタイ料理などのエスニック料理は好きで良く食べるが、ミャンマー料理は初めて食べる。

Nさん(女性・22歳)
海外には行ったことない。基本は日本食が好きでエスニック料理は苦手。ミャンマー料理はもちろん食べたことがない。

<取材・文/Noca>

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