watchOSの新機能まとめ #WWDC19

2019/6/4 05:55 ギズモード・ジャパン

Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US

Appleはいつも「Apple Watchが一番売れてるスマートウォッチだよ」ってアピールしてくれますが、今年のWWDCも例外じゃありませんでした。今回のキーノートでは、AppleのKevin Lynch氏はがwatchOS 6のアップデートを、つまり今年秋に出てくるであろうApple Watch Series 5の新しい姿を明かしてくれました。

新しいウォッチフェイスに、「プライド」のベルト

Apple Watchのウォッチフェイスの種類はAndroid系スマートウォッチほど多くはありませんが、今回いくつか新しいものが追加されました。ミニマリストなグラデーションデザインのもの(名称:グラディエント)もあれば、いろんな言語で数字を表示するもの(名称:ラージ・ニューメラルス)、モダンなデジタル表示(名称:デジタル・フェイス)、「カリフォルニアスタイル」なるアナログ表示(名称:カリフォルニア)、「太陽の動きを可視化する」フェイス(名称:ソーラー・フェイス)といった具合です。

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去年出てきたインフォグラフ文字盤みたいに、これらのフェイス上ではコンプリケーション機能をカスタマイズしたり、追加したりできます。Lynch氏はデモで「Taptic Chimes」ってのを見せてくれたんですが、これは毎時ちょうどになるとハト時計みたいに何かしら音が鳴るってものです。デモではLynch氏のApple Watchから鳥のさえずりが聞こえました。クール、かな?

それから、今6月ってこともあってLGBTプライドのシンボルとなるレインボーカラーのウォッチフェイスとそれに合ったデザインのバンドも発表されました(名称:プライド)。このへんは会社的なアピールっぽいですね。

App StoreがApple Watch上に

これまでもwearOSとかTizen(Samsungの独自OS)ではアプリを直接ダウンロードできてたんですが、AppleのwatchOSでもちょっと遅れて可能になりました。これからはApple Watchから、直接アプリを買ったりインストールしたりできます。

デモでLynch氏は、Apple Store全体がApple Watchから検索可能と言ってました。ディクテーションしてもいいし、Siriに聞いてもいいし、小さなキーボードにタイプしてもOKです。

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もうひとつ重要な違いは、Apple Watch専用アプリが作れるようになることです。Apple Watchはこれまで母艦としてのiPhoneを必要としてたんですが、これが不要になります。

Apple Watch専用アプリのデモでは、Audiobookアプリで本の章立てを見たり、Calculatorアプリでは割り勘の計算ができたりしました。音声メモをApple Watchに直接録音することもできて、この発表のときに女性の歓喜の声みたいのが聞こえたんですが、そんなにすごいことかどうかは不明です。

ヘルスケアアプリを刷新、騒音と月経のトラッキングを追加

近頃健康推しのAppleですが、今年のiOS・watchOSではますますその領域に踏み込んだ感があります。

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まずAppleはヘルスケアアプリのデフォルトページを刷新しました。現行のデフォルトページはカラフルなブロックがダダっとデータを並べてるだけで、わかりにくいってわけじゃないんですが、健康状態をパッと把握できるってものでもありませんでした。新しいデザインでは、9つの指標をトラッキングして、最近のトレンドを追えるようになっています。たとえば過去90日間と365日間の比較なんかができます。最近運動不足気味になってきたら、ヘルスケアアプリが改善をサポートしてくれます。もうひとつ今回のリニューアルのポイントは、お気に入りの指標をトラッキングできること、ハイライトが自動生成されること、特に気にしてる指標を直接見られることです。

もうひとつ面白いのはNoise(騒音)アプリと、聴覚の健康状態をモニタリングするためのコンプリケーション機能です。たとえば工事現場とかコンサート会場みたいな音の大きな場所にいるとき、Apple Watchのマイクを使って、今いる環境が耳に悪いかどうかを判定できます。Appleいわく、騒音アプリは「プライバシーに配慮して」開発されてるそうで、つまり周りの音を常時サンプリングするものの、音声データを記録するわけではないということです。

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それから、女性の月経をトラッキングするCyclesアプリも追加されました。現行のヘルスケアアプリでも基礎体温とか月経、性行為といった記録がとれるんですが、既存のものはすごく無骨でストレートなインターフェースです。たとえば月経時の症状なんかは記録できなくて、ヘルスケアアプリから「そういうことで使うならこっちでどうぞ」とばかり、サードパーティのアプリを使うよう誘導されることもよくあります。

でもこれからは、Fitbitとか最近ではGarminがやっているように、Cyclesアプリから月経データが見られます。月経が始まりそうなときは通知が来て、腹痛とか吐き気みたいな症状を記録できるようになります。いわゆる妊娠しやすい時期に通知してもらうように設定もできます。CyclesアプリはApple Watchだけじゃなく、iPhoneのヘルスケアアプリの中からも使えます。

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もちろんこういったデータはすごくセンシティブなので、Appleいわくこれらのデータは全部暗号化されて、ユーザー自身にしか見られないようにするそうです。

まとめると、今回のアップデートの中には単に既存のものを改善しただけのものも、ちょっと遅いものもありましたが、かなり興味深いものもありました。聴覚の健康状態なんて今までスマートウォッチになかったし、女性の健康管理に入ってきてるのも良いことだと思います。それから他のスマートウォッチにはウォッチ専用アプリストアって前からありましたが、ついにwatchOSでも導入されたことは大きな一歩ですね。

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