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ゴジラの故郷、東宝に行ってきました!セットすごすぎて壊したくなっちゃうよ~!

2019/6/3 07:00 ギズモード・ジャパン

Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US)

ゴジラの着ぐるみ着て、ミニチュアの街で暴れる「ゴジラ体験」してみたいな。

5月31日、ハリウッド版ゴジラ映画、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が世界同時公開されました! それに先立ち、先月東宝が歴代のゴジラ映画に使われた怪獣スーツ(いわゆる着ぐるみ)や小道具の一部をマスコミ向けに公開しました。ファンにはたまらないスタジオの様子を、たっぷりご紹介します。

案内してくれたのは、「ゴジラ戦略会議」(正式なチーム名です!)に所属する「ゴジラスペシャリスト」の清水俊文さんと海野航平さん。

2Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 1964年公開「三大怪獣地球最大の決戦」に登場するゴジラ、モスラ、ラドンについて熱く語る海野氏。

撮影に使われたジオラマも見せてもらいました。どれも精巧で本物そっくりです。(セットの街並みは)遠近感をだすため、画面の奥にいくほど、建物が小さく作られているとのこと。 小さなビルに車、可愛らしい街路樹…ああ、ゴジラの気分で、踏みつぶして回りたくなる衝動に…!(もちろんやりませんけど)

3Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 左側が日本版ゴジラ、右奥にいるのが「キング・オブ・モンスターズ」のゴジラ。お手を触れないように。

清水さんが「これが現存する、一番古いゴジラです」といって見せてくれたのが、『ゴジラVSスペースゴジラ(1994)』と『ゴジラVSデストロイヤー(1995)』に登場したゴジラスーツ。映画のストーリー上、一度は赤く塗られましたが、ファン人気の高いデザインだったことからもう一度黒に塗りなおして保管されているそうです。

「これはかなり重いスーツなんですよ」と清水さん。「普通のスーツはゴム製なんですが、これは赤くしなきゃならなかったんで、胴体部分をプラスチックで作ってるんです。ゴムだと50kgなんですが、これは100kg近くあって…。」

ちなみに、初代ゴジラのスーツはさらに重い150kg程度だったとか。「中に入るスーツアクターは、一日に何リットルも汗をかいて頑張っていました。本当に大変だったんです」。

…ほんと、お疲れさまです。

4Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 破壊された街を行く、キングギドラ。

キングギドラも1人のスーツアクターが演じていたので、長時間連続の撮影はできませんでした」と海野さん。キングギドラの特徴ともいえる、あの三匹の竜の頭部はどうやって動かしていたのかと思ったら、なんと上からワイヤーでマリオネットのように操っていたんです。

「でも、映画でワイヤーは見えませんよね? 別にCGで消していたわけではないんです。そこが撮影技術の見せどころなんです!」と胸を張る佐藤さん。とはいえ、時代とともに失われる技もあるそうで、「ワイヤーを使ってキングギドラを操れるスタッフは、もういなくなってしまいました」。

5Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) マリオネット状態のキングギドラ。

時代とともに失われたのは、ワイヤー技術だけではありません。ゴジラは1950年代に登場しているのに、なぜ現存最古のゴジラスーツが1994年のものなのか、気になりません?それより前のものはどこにいってしまったのでしょう?

6Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 何人もかぶった結果、破損したゴジラの上半身。

当時は、映画に使った小道具やスーツを保管する習慣がなかったんです」と海野さん。ゴジラスーツは普通に屋内の倉庫にしまってあったので、何回も夏を越した結果、ゴムが劣化してしまったんだそうです。「ワーナーブラザーズなどのやり方を見て、過去作品の小道具といったアーカイブを適切に保存しておくことの大切さに、はじめて気付いたんです 」。

…なんともったいない! ちなみに、今はゴジラの映画に使われたアイテムは整理され、できるだけ良い状態を長期間維持できるように、しっかり温度管理された倉庫に置かれているそうなので、ご安心を。

7Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 「ゴジラ対メカギラス」のメカギラス。少し傷みはじめている。

初代のゴジラスーツはなくなってしまいましたが、残っている小道具もあります!貴重度が一番高いものと言えば、1954年公開の第一作に登場する秘密兵器、その名も「オキシジェンデストロイヤー」! 東宝の社員もめったにお目にかかれない、超レアアイテムです。

8Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 初代「ゴジラ」に使用された小道具。

しかし、こうしてみていると、なんだかノスタルジーを感じますね。今の特撮映画はCGメインですが、昔はこうやって実際の小道具やスーツを使って撮影していたんですよね。「正直、東宝のゴジラがCGじゃ嫌だ!というファンの方も世界中にいらっしゃるんです」と海野さんは言います。「『シン・ゴジラ』の時も、最初はCGとスーツアクターのハイブリッドにしようと思っていたのですが、結果的にこの映画は全編CGがいいね、となったんです」。

それはつまり、今後東宝のゴジラはCGになっちゃうってこと?

「将来的には、ゴジラ映画はスーツアクターとCGのハイブリッド、それともCG一本でいくのか、その都度決めていくことになると思います」と海野氏。

9Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US) 1996年の映画に登場したモスラ。実物です。

ただ、東宝では怪獣スーツ製作チームを立ち上げる動きもあるようです。昨年はゴジラ生誕64周年を記念した初代ゴジラスーツの復刻版が製作され、東京ミッドタウンに展示されました。「人間が実際に演技するスーツのほうが、建物を破壊する時に思いがけない動きをして面白い、というメリットもあります。でもCGなら、壊した建物をまたすぐ元に戻せるので…」と海野さんは苦笑しました。…確かに。

10Photo: Brian Ashcraft(Gizmodo US)

東宝のゴジラ映画アーカイブは、残念ながら今のところ一般公開はされていません。でも、これからも新しいスーツや小道具はどんどん出てくると思うので、将来的にはゴジラ映画グッズを集めた博物館や、ゴジラスーツを着てジオラマの街で暴れる「ゴジラ体験ランド」もできるかも⁉

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