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今やファッション業界こそテックの最前線かも。 ITバズワード×ファッション系が熱い #VIVA TECH

2019/5/31 18:00 ギズモード・ジャパン

今やファッション業界こそテックの最前線かも。 ITバズワード×ファッション系が熱い #VIVA TECH 今やファッション業界こそテックの最前線かも。 ITバズワード×ファッション系が熱い #VIVA TECH

その日の「自分らしさ」を出した映像を流しながら街を歩く。そんな夢を叶える有機ELディスプレイを合計4個も内蔵したバッグがルイ・ヴィトンから登場します。

バッグのシリーズ名は「Canvas of the Future(未来のキャンバス)」。ルイ・ヴィトンの定番バッグ「Speedy」に裏表2面ずつ合計4つの有機ELを内蔵したタイプと、同じく定番バッグ「Duffle」に裏表合計2個のディスプレイを内蔵したタイプの2種類があるようです。

Canvas of the Futureはニューヨークで発表され、今月パリで開催されたテクノロジーカンファレンス「VIVA TECHNOLOGY(以下、VIVA TECH)」でも展示されました。来年には製品化されるみたいです。

パリでの展示ではディスプレイの1面がPinterestの画面になっていて「確かにこれなら自分の個性をアピールできるかも」と妙に納得してしまいました。

190528_02_light-upPhoto: Nobuyuki Hayashi

VIVA TECHのルイ・ヴィトンの展示、この「Canvas of the Future」のすぐ横にも2つ、興味深い展示がありました。

ひとつはヴィトンの定番ボストンバッグ、KEEPALL(キーポール)に光ファイバーを通して、スマートフォンで設定を変えてモノグラムの部分を好きな色に変えられるLIGHT-UP」というシリーズ。

実際に持たせてもらいましたが、バッテリーが入っているはずなのに特段重いと感じることもなく、表面の素材の質感も通常のKEEPALLと変わらない上質な革の手触りなのがなんとも不思議でした。

こちらは少し早く今年の秋にも製品化なのだとか……。

190528_03_sneakerPhoto: Nobuyuki Hayashi

さらに隣にはハイカットの「LVトレイナー・ライン スニーカー」に、またも光ファイバーを通してスニーカーのベロの部分についたブランドロゴや側面を覆う縁取りの線の部分が光るようになっていました。こちらは製品化未定。

超有名ブランドコングロマリット×ITバズワード

ルイ・ヴィトンブランドを有するLVMH(エルヴェエムアッシュ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループは、最近デジタルテクノロジーの活用に力を入れていて、VIVA TECHでも最大のスポンサーのひとつになっています。その巨大コングロマリットのトップ、ベルナール・アルノー会長兼CEO自らが登壇して講演を行ないました。

講演ではLVMHグループが、ブロックチェーン技術を使って原材料から販売店に届くまで、さらには中古品市場に出回るまでの一連の流れを追跡することができるプラットフォーム技術「AURA」を発表していました。ちなみにこのAURAは、Microsoft(マイクロソフト)と、ブロックチェーン技術の開発企業ConsenSys(コンセンシス)との共同開発。

LVMH Groupと言えば、ルイ・ヴィトンのほか、BVLGARI(ブルガリ)、CHANDON(シャンドン)、(世界の主要空港で展開する免税店の)DFS、DIOR(ディオール)、FENDI(フェンディ)、GUERLAIN(ゲラン)、HENNESY(ヘネシー)、KENZO、SEPHORA(セフォラ)、TAG HAUER(タグホイヤー)、VEUVE CLICQUOT(ヴーヴ・クリコ)など、世界的に超有名なものばかり70のブランドが集まったグループ。

VIVA TECHには、そのうちの24ブランドが展示を行なう巨大なパビリオンを用意していました。

VIVA TECHでルイ・ヴィトン以外の有名ブランド系の展示で目を引いたのがBVLGARI(ブルガリ)。高級アクセサリーを販売する自動販売機「BVLGARI DREAM MACHINE」を展示していました。

190528_04_BVLGARI1Photo: Nobuyuki Hayashi

ファンシーなプリクラブースのような雰囲気漂うこの自動販売機、まずは大型タッチパネルでブルガリの最新アクセサリーの一覧を見たあと、例えば指輪を購入するとしましょう。もし指のサイズがわからなければ左側にある3Dスキャナーに手をいれてサイズを測ることもできれば、そのあと、画面上でバーチャル試着をすることもできます。手の動きを感知するモーショントラッキングセンサーが使われており、手を動かすと画面上の指輪をはめた手の映像も同じように動きます。

190528_05_BVLGARI2Photo: Nobuyuki Hayashi

試着して気に入ったらクレジットカードを通して購入。すると、しばらくして右側からブルガリの贈答用パッケージに入った指輪が出てくる、という仕組みです。もしかしたら、いずれはこの自販機の前で、思い立ってその場で指輪を買ってプロポーズ、なんていう勢いカップルも出てくるかも知れません(笑)。

ちなみにLVMHグループは、テクノロジー企業の応援にも力を入れています。パリには2年前に「Station F」という世界最大のベンチャー企業の育成施設が完成。Google(グーグル)、Amazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)、Facebook(フェイスブック)といったトップIT企業に混じって、普段、あまり表立ってベンチャー企業の支援などをしない、あのApple(アップル)まで入居している世界に類を見ない施設です。ここでもLVMHグループは大きなエリアを構えて、主にFashion Tech系ベンチャーの支援を行なっています。

昨年からはVIVA TECHに合わせて、ファッション業界を支えるテクノロジー活用を表彰する「LVMH Innovation Award」も主催。ベルナール・アルノー会長兼CEOが若手ベンチャーの人たちを表彰しました。

190528_07_3DlookPhoto: Nobuyuki Hayashi190528_08_3Dlook_webImage: 3DLOOK

今年の優勝者は、AI技術でたった2枚の全身写真をアップロードするだけでボディーサイズを推測。スマートフォン上でバーチャル試着ができる3Dアバターモデルが作成できてしまう米国の「3DLook」でした。

190528_09_EUVAKE1Photo: Nobuyuki Hayashi

LVMHパビリオンの中では、受賞はしなかったものの秘密の機構でボディサイズが変化する変形マネキンのEUVEKAも人気を博していました。

店頭での展示に使うには少し高いマネキンですが、ファッションデザイナーが顧客の体型にあわせてオートクチュールのドレスを作るときに活用したり、デパートなどが上顧客が来る前にサイズ調整した服がちゃんとフィットするか確認するために使うことを狙ったものだそうです。

有機ELやブロックチェーン、3DスキャナーやAI……ITの世界でのバズワードが人々の日々の暮らしをどう変えるか。いま一番実感できるのは、こうしたファッションブランド系の展示かも知れません。

ちなみにVIVA TECHでは他にカルティエやモンブラン、ダンヒルなどの高級ブランドを有するリシュモングループ(ラグジュアリーブランド業界でLVMHに次ぐ第2位のグループ)、ファストファッションのH&Mなども出展していました。

190528_11_CHANDONPhoto: Nobuyuki Hayashi

LVMHグループは有名なシャンパンブランドをいくつも有しています。そのなかのChandon(シャンドン)カクテルの上に絵を描くプリンターを展示していました。日本でも来春の桜の時期にあわせて、カクテルの上に桜の模様を描いてシャンドン・エクスペリエンスを楽しんでもらう企画を考えているとのこと。

190528_12_MontBlankPhoto: Nobuyuki Hayashi

スイスのRichemont(リシュモン)グループ傘下、万年筆などで有名なMontBlanc(モンブラン)は、オーグメントペーパーの最新モデルを展示。ワコム社の技術で紙のノートに書いた内容がそのままiOSデバイスに転送され、文字認識が行なわれ検索もできるようになる魔法のノートパッドオーグメントペーパー」。今秋にはA4サイズのモデルが登場するそうです。

190528_14_HMPhoto: Nobuyuki Hayashi

ファストファッションブランドのH&Mは、映像を元にボディーサイズを測定して、ぴったりサイズのシャツが選べるサービスの店頭サイネージを紹介していました。

190528_15_LACOSTEPhoto: Nobuyuki Hayashi

スポーツブランドのLa Coste(ラコステ)。商業施設に投資をするKLEPIERRE(クレピーエル)社の協力を得てロボットアームでスニーカーにカスタム模様を絵付けするデモンストレーションを行なっていました。抽選で1時間ごとに誰かに当たる、ということでしたが残念ながら当たらず。悔しい!

190528_16_kutsumigakiPhoto: Nobuyuki Hayashi

ベンチャー企業のLe Ciroir(ル・シロワール)は、質の高い靴磨きを再現するロボットを展示。靴の革の色に合わせてインクカートリッジを選び、靴のサイズにあったアタッチメントを使って靴を設置したあとは、ものすごく丁寧に靴を磨いてくれます。磨いている様子を外から眺めて楽しむこともできます。磨きの質はかなり誇りに思っているようでした。

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