「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

川崎殺傷事件で、我が子が心配に…子供を遠隔で見守るガジェットがある

2019/5/30 08:31 日刊SPA!

(日刊SPA!) (日刊SPA!)

 5月28日朝、神奈川県川崎市の小田急線登戸駅近くで悲惨な事件が発生した。スクールバスを待っていた私立カリタス小学校の児童らを男が刃物で次々と刺し、結果として2人の尊い命が失われた。1人は小学女児、もう1人は日本とミャンマーの親善に尽くしていた外務省職員である。

 いつ何時、誰に狙われるか分からない。登校中の小学生を襲った凶行は、日本全土を震え上がらせた。

 SNSでは「護身術を覚えるべきだ」という声も一部から上がっているが、それは現実的とは言い難い。今回の事件は小学生が狙われたものだし、そもそも格闘家でも刃物を持った男に立ち向かうのは難しい。那須川天心でさえも「実際刃物を持った人と遭遇した時に助けに行けるかと言われても行けないと思う」とツイートした。

 可能であれば、一目散に逃げるのが最も確実な護身術だ。

 また、発生するのは殺傷事件だけでない。外出中の子供は自動車事故に遭う可能性もある。滋賀県大津市で、散歩中の保育園児の列に車が突っ込んだ事故は記憶に新しい。

 親としては気が気でないだろう。実際に「もし何か起こったら、現場の情報と我が子の安否をいち早く知りたい」という声も多い。

◆Amazonでも買える、AI連携のGPSガジェット

 去年、NTTデータとビーサイズが『GPS BoT』という製品を市場投入した。これは現在、Amazonでも販売されている。同製品は親のスマートフォンから子供の現在位置が分かる、というものだがAI(人工知能)と連携しているのが最大の特徴だ。

 なぜAIが必要なのか? それは子供が、自主的にどこかへ出かける可能性があるからだ。

 小学生の頃、親や教師から「寄り道せず帰宅しなさい」と言われた経験は誰にでもあるだろう。それはつまるところ、イレギュラーな事態を招いてほしくないからだが、考え方を変えてみれば「子供の寄り道」などたかが知れている。その寄り道先は、実はパターン化している可能性が高い。

 要は、AIでそれを検出するということだ。もちろん寄り道だけでなく、塾や習い事の道程も認識する。自宅から出たら、或いは塾に到着したらプッシュ通知を親のスマホに送るということも可能だ。

 我が子の身の安全を思案しているのは、もちろん日本人だけではない。海外では、以下に挙げるような製品も開発されている。

◆全周囲カメラも搭載のSOSスマートバンド

 去年末、クラウドファンディング『Indiegogo』に登場し、注目を集めた『KEZ』という製品がある。これは高齢者から子供までを想定したスマートバンド。装着者の身体の状態を読み取ることができる。

 心拍数、血圧、体温等の生体リズムは、何か非常のことがあればすぐに乱れてしまう。KEZはそれを認識し、登録先のスマートフォンへ異常を通知する仕組みだ。

 その際、GPS位置情報とKEZ装着者の周辺を録画した映像も送られる。KEZには360度魚眼レンズが搭載されていて、スマホからその光景を見ることが可能。

 仮にKEZを子供に持たせた場合、事故や事件があればすぐさまそれを察知し、映像付きの緊急情報を親に知らせるというわけだ。また、KEZは4Gと3Gの回線に対応する。電池切れを起こしてない限りは、どこにいても作動する。

◆スマートウォッチにもなるキッズ向けスマホ

 もうひとつ、こちらはクラウドファンディング『Kickstarter』に出展された『Novus』という製品である。こちらはモジュラー型のスマートフォン。電話モジュールと時計モジュールが用意されていて、時計モジュールと組み合わせれば文字通りスマートウォッチとしても活用できる。

 とはいえ、「子供にスマホを持たせるのは不安……」と考えている親は少なくないだろう。実際に子供が親のクレジットカードを盗み見て、ソーシャルゲームに課金するということが後を絶たない。また、SNSで知り合った人に実際に会いに行ってしまったということもある。

 だが、Novusは使用者が能動的にアプリをダウンロードしたり、SNSを利用したりということは一切できない。一方で音声通話、ビデオ通話、テキストメッセージの送受信は可能で、GPS位置情報機能も備わっている。いざという時にSOS通知も可能だ。

 Googleの音声アシスタントとも連携できるから、装着者が声でNovusを操作することもできる。

◆我々に何ができるのか

 以上に挙げたものは、あくまでも数ある同種製品の中でもほんの一部である。この分野の製品は海外でも大いに注目されており、各国の企業があらゆる製品の開発に続々と取り組んでいる。

 消費者の関心も極めて高い。KEZもNovusも、クラウドファンディングでの資金調達に成功。KEZは今年8月に予定される出荷を待つのみだ。それが成功すれば、市販化の道もあり得る。

 日本は世界的に見ても治安のいい国と言われている。しかし現実として、痛ましい事件が発生してしまった。今後、同様のことが二度と起こらないとは誰にも言えない。その日その時、我々には何ができるのだろうか。此度の戦慄と悲しみの中から、それでも我々は「より安全な生活」のために考察しなければならない。<文/澤田真一>

●澤田真一(さわだ・まさかず)
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント9

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ