「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

川崎・登戸刺傷、現場で行われた「トリアージ」とは… ネットで動揺広がる

2019/5/28 14:31 しらべぇ

28日、神奈川県川崎市の登戸駅近くでスクールバスで通学する小学生や通行人などが、刺身包丁を持った男に次々と襲われる事件が発生。

18人が負傷し、小学4年生の女児を含む2人が死亡した。事件発生当時、現場で行われたと報じられた「トリアージ」という言葉に、ネット上で動揺が広がる事態となっている。

 

■トリアージとは

東京都福祉保健局ホームページによると、「トリアージ」とは…

「災害発生時など多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めること」

 

とあり、災害時などに現存する医療スタッフや医療品・医療機能を最大限に活用して、可能な限り多くの傷病者を助けるために行われるとも説明されている。

 

■優先度は4段階で判断

トリアージでは傷病者の優先度を4段階で判断される。平成31年1月発行の「トリアージハンドブック」によると…

・第1順位「赤」:最優先治療群(重症郡)、生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの

 

・第2順位「黄」:待機的治療群(中等症群)、多少治療の時間が遅れても、生命には危険がないもの、バイタルサインが安定しているもの

 

・第3順位「緑」:保留群(軽症群)、軽易な傷病でほとんど専門医の治療を必要としていないもの

 

・第4順位「黒」:無呼吸群・死亡群、気道を確保しても呼吸がないもの、すでに死亡しているもの、又は明らかに即死状態であり、心肺蘇生を施しても蘇生の可能性がないもの

■ネット上では批判の声も

インターネット上で「トリアージとは何か」との反響が相次いだことを受けて、同日放送の『ひるおび!』(TBS系)で解説が行われた。ところが、インターネット上では以下のような反応が相次ぐことに。

「今日トリアージの話必要なのかぁ~」

 

「トリアージの知識は必要だと思うが、今必要か? 心を痛めている人がたくさんいるのに…平常時にやれ!」

 

「えっ!? マジでトリアージの解説を今するの? やることがないからといって、これは酷い」

 

トリアージを行なった場合に「助かる見込みがない」と判断される場合もあることから、「つらい言葉」「今説明するべきではない」との声が目立つ。

しかし、こうした批判は本当に的を射ているのだろうか。「平常時に」トリアージについてメディアが扱うことは、ほとんどない。ごくまれに医療ドラマなどで描かれるシーンがあるが、報道においてはこうした機会にしか知りえないのが実情だ。

では、トリアージを正しく理解することは、どのような意味があるのだろうか。

 

■正しく理解するということ

今回の事件について、しらべぇ編集部は小学校に養護教諭として勤務した経験のある女性から話を聞いた。

「本来、人の命に優先順位など付けられるものではありません。傷病者全員を助けるのが医療従事者の使命だと思っています。トリアージは、命を救うための行為です」

 

トリアージについて正しく知ることは、一刻一秒を争う緊急事態の中で、医療関係者が行っている懸命な努力を理解することにつながる。

多くの人々が犠牲となった今回の事件。亡くなった被害者の方々の冥福を祈るとともに、1人でも多くの命が救われることを切に願う。

(文/しらべぇ編集部・もやこ)

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント44

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ