【沼にはまる女たち】彼は同性愛者……わかっていても、貢ぐことをやめられない「おこげ沼」~その1~

2019/5/5 10:00 Suits-woman.jp

どこにでもいる女性でも気が付くと、その世界の『沼』にハマってしまうケースを紹介する同シリーズ。今回の沼は、片思いの相手が同性愛者だった菜々さん(39歳)。

家業のクリーニング屋さんを手伝うアラフォーの菜々さん。実家暮らしのため、給料はすべて自由になるので、金銭的にはなかなか豊かです。海外旅行と食べ歩き、そしてお料理が趣味で、ブランド品などには一切興味がありません。お話する声も消え入りそうに小さく、とてもシャイなようです。

「小学校から中学にかけてのあだ名は『星』でした。縦と横の幅が同じ、という意味で」と自虐的に笑う菜々さんは、お話中も大きなパフェとコーラを注文して幸せそうに食べていました。とてもふくよかな体型に、白髪交じりの髪を無造作に束ね、上下同じ柄のTシャツにウエストゴムの短パンというラフな姿。「おしゃれにはぜんぜん興味がなくて」と言う通り、お化粧もしていません。そんな菜々さんはかつて、ある男性に強烈な失恋をした経験がありました。

「海外旅行で使えるように、と英会話教室に通っていたのですが、その講師と付き合っていました。彼はアメリカ人で金髪に薄いブルーの瞳が印象的な、まるでモデルのような美しい男性で、一緒に歩いているだけで誰もが振り向くタイプ。いつも彼の家で料理を作っておくのが日課でした」。そう話す菜々さんですが、言葉につまりそっと涙をぬぐいます。「でも、付き合っていると思っていたのは私だけだったんです」。

実は菜々さんのお料理の腕前はプロ並みで、一度レッスンのお礼にと彼に料理を差し入れしたところ、大絶賛してくれたのだそう。慣れない外国暮らしのうえに日本食は口に合わず、とても寂しい食生活だと話す彼。気の毒に思った菜々さんはそれから時々差し入れをしていましたが、あるとき彼から「毎日菜々の手料理が食べたい。君なしでは生きられない」と自宅の合鍵を渡されたのです。彼は忙しく、一緒に食事をすることはほとんどありませんでしたが、毎日彼のために手料理を作るのは楽しかったそう。「彼氏の料理をつくる、って憧れだったので、彼と顔を合わせていなくてもすごく幸せでした」。子どものころにさんざんからかわれた経験から、ちょっと男性恐怖症気味の菜々さんでしたが、物腰が柔らかく美しい彼には心を開くことができたのだそうです。

“初めての彼氏”にときめく日々……

“初めての彼氏”にすっかり有頂天になってしまった菜々さんは、高級リゾートなどに「行ってみたいな」なんて彼が言うたび、スキーや温泉を手配。「私も行きたかったから」と、プレゼントしてしまいます。彼がそういった旅行や毎日の食費を菜々さんに払うことはありませんでしたが、彼の「将来一緒に住めたらいいね」という言葉を聞くと、将来結婚するなら、自分のお財布も彼のお財布も同じ、と気にしなかったといいます。

このような付き合いのまま3年ほど過ごしていたある日、彼から突然「帰国することにした」と告げられました。菜々さんは驚きましたが、「とうとう結婚かな、と思いました。だって、アメリカに住むなら彼と結婚していないとビザがとれませんから」と、これから始まるであろう海外生活を想って心弾みつつ、せっせと彼の引っ越しを手伝います。ところが、帰国の日が近づいても彼からはなにも言われず。「私はどうすればいいの?」と聞いてみたところ、なんと「どうって、これでお別れでしょ?」とさらっと言うではありませんか。

「意味がわからず、『一緒に住みたい』とか『君なしでは暮らせない』っていうのは、いったいどういう意味だったのかと聞いてみました」

彼の本音は上手に菜々さんを利用していただけ……?彼のルームメイトが窮地を救ってくれたものの……~その2~に続きます。

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