沢口靖子『科捜研の女』さらなる進化を予感させる“マリコ様”のひと言

2019/4/25 17:40 日刊大衆

 榊マリコ(沢口靖子/53)と科捜研の仲間たちが帰ってきた! しかも1年間ぶっ続け放送! ということで、世の注目を浴びている連続ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)。シーズン19の初回が4月18日、ついに放送された。

 翌日に発表された平均視聴率は13.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録。さすがマリコ様だ。京都府警科学捜査研究所、通称「科捜研」は期待を裏切らない。テレビ番組のロケで芸妓2人が取っ組み合いをするという刺激的なシーンから始まった今回は、第一話のポイントがそのまま「女同士の火花」だったのも興味深い。

 大阪府警から逃走した連続殺人犯、荒木田の捜査協力を求められた京都府警では、科捜研が防犯カメラ映像の分析を開始する。そこに乗り込んできたのが、檀れい(47)が演じる科警研の主任、橘つかさである。髪の長さはマリコと同じミディアムボブで、女神のように美しい沢口と壇の対決は、絵的にも麗しく迫力満点。2人が鑑定をめぐって対立する展開は、見てはいけないものをのぞき見できたような、お得感を覚えた。

 壇と沢口の科学知識のせめぎ合い。言い負かされそうになって悔しそうにする壇に比べ、表情が能面のように変わらない沢口は、逆に「筋金入りの理系女子」を感じさせ、静かなる名演技だと思わせる。誰と張り合うことなく、飄々とやるべきことをやる……そんなイメージの榊マリコを演じる沢口は、今回も表情や声のトーン、すべて一定していたが、壇を相手に「現場再現」という名目で首を絞めるふりをしたり、「でも」「でも」といちいち反発したりするなど、プライドと負けん気を漂わせていた。鋼(はがね)の女、マリコ様の人間味が出た回となっていた。

■ビスケット「ルヴァン」も好調!?

 視聴者の反応も上々で、ツイッターには「この安定感最高」「マリコ様と土門の屋上イチャイチャタイムは様式美」など、科捜研ならではの“お決まり”を待ち望んでいたファンの声も多かった。正月スペシャルではマリコをかばって瀕死の重傷を負った土門(内藤剛志/63)もサラッと復帰しており、これに対して「土門さん不死身」という喜びの声も多くあった。

 そしてもう一つ、意外なほど大きな注目を集めたのが、ヤマザキビスケット「ルヴァンプライムスナック」のCMだ。風間トオルをはじめとした科捜研メンバーが役柄のまま登場。「マリコも鑑定を止めるおいしさ」というキャッチコピーの見事さに、「ルヴァン食べたくなった」の声も相次いでいた。

『科捜研の女』の放送開始は1999年。それから実に20年。現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズというから、アッパレである。第1話のラストに流れた「私たちは大切なものを変えないために、変わり続けなければならないかもしれない」という、マリコのセリフ。これこそ『科捜研の女』の最大の持ち味であり、人気の秘密だろう。これからも安定した“正義を追い続ける良質の人間ドラマ”を守るために、進化していくに違いない。(田中稲)

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