年収900万円・元エリートが無職に。求人は「よくて年収300万…」

2019/4/24 08:55 日刊SPA!

かなり学歴にこだわりを持つ三野さん。「博士号のない無能な上司に、提案をつぶされたのが納得いかなかった」と振り返る かなり学歴にこだわりを持つ三野さん。「博士号のない無能な上司に、提案をつぶされたのが納得いかなかった」と振り返る

「ギリギリ逃げ切れるはず!」。そんな楽観的な見方をしがちな50代だが、少し目を凝らせば、すぐそこは阿鼻叫喚の地獄絵図。「転職・独立」というフロンティアは、弱肉強食の厳しい世界でもある。会社を飛び出した男たちを待ち受けていた運命とは? その過酷な現実に迫る。

◆社長の肝いりで入社するも直属の上司とモメて整理解雇に
年収900万円→49歳で転落→年収0万円
三野高明さん(仮名・50歳・既婚)無職

 博士号を持つ三野さんは、私立大学の教員として20年間勤務。その後、少子化によってリストラされるも、縁のあった商社の社長の肝いりで、48歳にして年収900万円でヘッドハントされる復活劇を遂げた。だが、昨年末に2度目となるリストラの憂き目に遭うことに……。

「社長の期待に応えようと、新規事業や新規開拓先を次々に提案しました。ですが、事なかれ主義の上司は二言目には『意味ない』『効果あるの?』。それで許可を取らず、独断で仕事を進めたんです」

 結果、「組織のルールを守れない」と取締役会の案件に発展し、整理解雇を突きつけられたという。三野さんの解雇予告通知書の解雇理由には、「協調性の欠如」のほか、「既存顧客からの苦情」と取ってつけたような理由が記されている。

「『一本釣りされた』、『知識は上司より上』と自負し、クビにはならないと高をくくっていたんです。結局、役員10人のうち味方は社長を含め2人。自分の力を証明しようと躍起になった結果が、『社内は敵だらけ』という状況でした」

 現在、再就職先を探しているが、プライドが邪魔をするのだとか。

「年収700万円は譲れませんが、紹介されるのは年収300万円の案件ばかり。自宅のローンが10年残っているので、もう決めないと」

 過剰な自信は50代では命取りだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>
― [負け組50代]の衝撃 ―

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