Tesla「2020年に無人タクシー乗れるよ。あと世界一の自動運転コンピューター作った」

2019/4/23 13:10 ギズモード・ジャパン

Image: Tesla/YouTube Image: Tesla/YouTube

モビリティー業界のアポー。

もうTesla(テスラ)が何をしようったって驚きません。だっていつもこんな感じのだもの。常に僕らの先を行っている存在だもの。でもね。流石に「なんか…未来早くない?」って思います。

2020年に100万台の無人タクシーを展開し、それを走らせる「3倍の性能アップ」を果たした「世界一の自動運転コンピューター」を自社デザイン。自動車業界とエネルギー業界を引率するだけでは収まらず、無人タクシーサービス業界とチップ業界にも殴りこんでいきました。

ほかにも様々なダイナミック発言やショッキング情報があったので、イーロン・マスクも登壇したTesla Autonomy Investor Day(テスラ自動運転投資家説明会)をサクッと振り返ってみましょう。

すべての肝となる完全自動運転

Screenshot2019-04-2312.29.13Image: Tesla/YouTube

無人タクシーサービスのまえに、その肝となる技術=完全自動運転にちょっと。

イーロンがいうには、Teslaは2020年半ばまでに「レベル5の自動運転」を実現できるのだそうです。もしこれが本当だとしたら、本当にめちゃくちゃスゴいこと。レベル5は「ありとあらゆる状況で人が介さない自動運転」を意味していてい、運転アシストとかじゃないマジでマジの自動運転を指します。わかりやすくいうと、走行中に寝ててもいいやつ(でもしばらくは多分アメリカの道路限定)。こちらが公開されたデモ動画です:

ただ、これまでイーロンが発してきた予想の実現度を鑑みれば、今回もたぶん遅れるんだろうなーとも思います。それが数ヶ月か数年かはわかりませんが、イーロンはいつも「ギリギリできそうな期限」を決めることで自分とチーム全体を鼓舞しますからね。すべてが予定通りに行けば2020年半ば、という勘所なのでしょう(数年前は2018年に実現!とか言っていましたし)。

とはいえ、この完全自動運転が機能しないと無人タクシーサービスも夢のお話になってしまいます。なので逆に、無人タクシーまで話が進んでいるということは、完全自動運転技術の実現性はかなり高いのかなーという希望的観測をしてもいいのかもしれません。

無人タクシーサービス「Tesla Network」

Screenshot2019-04-2312.25.15Image: Tesla/YouTube アプリ画面

で、無人タクシーですよ。Tesla Model 3を筆頭に、現在生産されているTesla車は無人タクシーサービス「Tesla Network(テスラ・ネットワーク)」に対応するそうです。これは大まかにいうと「タクシー利用に登録された完全自動運転 可能なTesla車たちを一括管理するネットワーク」なんですが……実際は「自動運転が隙間を埋めるライドシェア」みたいな感じ?かも。

なぜかっていうと、このネットワークにTesla社保有の車がタクシー登録されるのはもちろんのこと、一般人も自分が購入したTesla車をタクシー登録できるんです。

Screenshot2019-04-2312.24.58Image: Tesla/YouTube

だから、ただのタクシーサービスとして利用するユーザーからすれば、どの車も無人タクシーでしかありませんが(個人オーナーのものはそれぞれユニークなスメルがしそうですが)、自分の車を登録しているオーナーからすれば、自分の車が「ライドシェアで勝手に儲けてくれる車」に進化する感じになるっぽいのです。

オーナーが車を使っていない隙間時間(乗っていない時間のほうが圧倒的に長い)を勝手に有効活用して、1年につき約3万ドル(約330万円)まで儲けてくれる、なんていう試算だそうで…。しかも1台が11年ほど持つから3000万円…とかなんとか言ってました。これがこれが実現したら、少なくとも維持費はこれでまかなえちゃいそうですよね。

世界一の自動運転コンピューター

Screenshot2019-04-2312.23.15Image: Tesla/YouTube

これらのドリームを比較的安価に実現するために、TeslaはApple的なアプローチを取っています。ハードウェアとソフトウェアの両方を自社でデザインすることで、最高のパフォーマンスを無駄なく発揮するシステムを組み上げたんです。これでバッテリーパック・車体・コンピューター・ソフトウェア・無人タクシーネットワークのすべてを一括管理できる体制になりますね。スゲェ。

そして上の画像がその新しいコンピューターです。2つ見えるチップはそれぞれ独立していて、ひとつが壊れてももうひとつがすべての処理をこなせるそう。そして前世代の3分の1程の消費電力でありながら3倍の処理能力を発揮し、かつソフトウェアとともに最適化をした結果21倍の処理速度を実現しているそうです。ヤベェ。

これはにはNvidaやIntel(Mobileye)も消費電力ベースでいえば叶いません(でかくてパワフルなコンピューターなら作れる)。さながらオーバーキルとも言えるほど驚異的な性能を誇ったA12XチップのTesla版ですね。それでいて14nmのプロセスルールで生産されているそうなので……やろうと思えばもっと性能をあげられるはず。ただし生産コストを考えて数世代前のプロセスルールで生産しているのだと思います(全世代の80%くらいのコスト)。

Screenshot2019-04-2312.24.34Image: Tesla/YouTube イーロン「マスタープランは着実に実行されてる」

ではでは。「いまTesla車以外を買うことは、3年後、馬を飼っているのと同じことになる」というイーロン節で締めます。またね!

Source: YouTube, Electrek (1, 2), The Verge (1, 2)

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