岸井ゆきの、ちょっぴり過激な執着系女子を熱演 成田凌との距離意識

2019/4/18 18:00 ドワンゴジェイピー news

岸井ゆきの、ちょっぴり過激な執着系女子を熱演 成田凌との距離意識 岸井ゆきの、ちょっぴり過激な執着系女子を熱演 成田凌との距離意識

4月19日(金)全国公開となる映画「愛がなんだ」。直木賞作家・角田光代氏が手掛けた同名小説が原作となっており、主演に岸井ゆきの、相手役に成田凌というフレッシュなキャストを迎え、ちょっと過激で濃密な片思いを描いている。同作で、岸井は片思いの相手・田中マモルのためなら仕事も友達も捨てられる山田テルコを熱演。作品にかける思いを聞いた。


―テルコというかなり偏った部分がある女性ですが役作りはどうされましたか?

一番最初に原作を読んだ時、テルコのパワー、執着するエネルギーはすごいなって思いました。私はここまでできないなって思ったんですけど、実際テルコの内側に入っちゃうとテルコの中では筋が通っているというか。客観的に見ていると理解できないところもたくさんあると思うんですけど、テルコの目線で見ると、実は全部、筋が通ってるなって。


―観ていて、あまりにも岸井さんの演技がナチュラルだったとのはそうゆうことだったんですね。“この役をやろう”と思った一番の魅力は?

今、27歳になったんですけど、ここまで振り切った恋愛映画をできる機会ってあんまりないと思っていて。これが10代になっちゃうとキラキラした映画になってしまうかもしれないし、過激すぎたらサイコパスな映画にもなりえるじゃないですか。それを絶妙な温度で、正当化できる気がして。テルコみたいな役はこの映画以外じゃ出会えないんじゃないかなと。誰かじゃなくて私がやりたいって思いました。


―劇中では、恋人同士のような場面も多く描かれていますが、なぜテルコは「いまだに田中マモルの恋人ではない」のでしょう?

その時その時が必死で、上手に言葉を交わせてなかったんじゃないかなって思います。テルコとマモちゃんって会話をしているようでどこかすれ違っていて、テルコもテルコで本音の何歩も後ろにいて…。そこがもうちょっと素直にいけたら違う関係性でいられたんじゃないかなっていうのは思います。


―相手役の成田凌さんとは、実際演じられてみていかがでした?

私はこの時期本当に「愛がなんだ」のことだけを考えていたので、今思えばすごいストイックになっていました。もし、成田君と現場で楽しく話して、その空気感が画面に映ってしまったら、この映画はダメになるんじゃないかとかいろいろ考えていて。なので、あんまり成田君と仲良くしないようにというか、本音の1、2歩手前で止めておく感じで、うまい距離感が作れたらなと思っていました。だからマモちゃんのセリフがダイレクトに入ってくる感覚があって。本当にこの時に「愛がなんだ」をできてよかったなって思っています。


―じゃあ、特に話し合うとか、作りこむということもなく?

私は今回出演しているシーンが本当に多くて、役者さんと過ごす時間より、圧倒的にスタッフさんと過ごす時間が多かったので、シーンの相談は俳優同士ではなくて、主に監督(今泉力哉)にしていました。


―監督とのやりとりで印象的なことはありますか?

このシーンってこうかな、ああかなって考えているときに「これってこうですかね?」って監督に聞いたら「いや、俺もちょっと分かってないんだよね。まだ」って言われたのは、衝撃的でした(笑)


―監督からのそうゆう返しは初めて?

初めてでした。私はいつも、監督に最後の決定をしてほしいって思っていて。「俺も分かってないんだよね」って言われて「なるほど」って。監督って今まで舵をとってもらう存在だったんですけど、“一緒にとれるんだ”ってすごいワクワクしましたね。「よしっ一緒に迷子になろう」って(笑)。


―今の話を聞いて、ラストシーンが浮かんできました。

一番最後のモノローグは台本にはなかったんです。ナレーションを録り直す時に「追加です」って言われたのがあのセリフで。だから私も試写で、あのセリフが使われていて「あれ」って(笑)。


―岸井さんもビックリの終わり方?

ビックリしました。もし、あれが、最初から台本に入っていたら、また違う方向に向かっていこうとしてしまったかもなっていうのは、すごく思いました。やっぱり強烈な言葉だから…。でも、映画を観ていて、あんなこと一番最後に言われたら「う…」ってなる。


―なりました(笑)。そして、この後テルコはどうなっていくんだろうと。

本当に心配です、テルコが。だけど、テルコに「愛」を持っちゃってるから、私は全然否定できない。“これがテルコが見つけた答えなんだな”と思って。きっと誰が何を言っても聴かないし、この子はこうやって生きていくんだろうなって。


―「愛がなんだ」に掛けて、最近「〇〇がなんだ」と思ったことは?

なんだろう…花粉!「花粉がなんだ」(笑)。花粉症なので。


―最近(3月中旬)ひどいですよね。

ちょっと撮影で外に出ただけで、鼻水が止まらなくなって。「これから舞台挨拶があるのに。どうしてくれるんだ!」って(笑)。


―作品続きで多忙な毎日を過ごされていると思いますが、息抜きはされていますか?

毎日、何かしら作品を観ています。


―映画もかなり観られるんですよね。最近のヒット作は?

「スイス・アーミー・マン」を観ました。ダニエル・ラドクリフとポール・ダノの映画なんですけど、すっごく愛おしい映画。心が“クサクサ”している時に観たら、本当に豊かになるなと思いました。あと、「運び屋」は絶対観たい。先週はじまって…いつ行けるかなって思ってるんですけど。


―多忙な中で、どのくらい映画館に足を運ばれてるんですか?

朝ドラ(まんぷく)をやっていたときは、時間があるときは毎日心斎橋に行って、レイトショーを観て家に帰ってました。主に、心斎橋や梅田、それでもやっていないちょっと遅れちゃった作品は難波に行ったり。もう全部、歩いて家に帰れるようになりました。(笑)


―えーすごい!

心斎橋から家まで50分かかるんですけど。


―歩いて帰るんですか?!

帰れるようになりました。音楽を聴きながら、歩くのもリフレッシュになるので、そうゆう時間がすごく良かったです。


―最後に、この映画の魅力をお願いします。

テルコに共感できない方もいらっしゃるだろうけど、登場人物誰かしらに自分を見つけることができる映画だと思います。すごいみんな個性的な恋愛をしているけど、でもこの中のどこかにちょっと自分がいると思うんですよ。それは認めたくない自分かもしれないし、過去の自分かもしれない。人生の中で触れたくない部分とかもちょっとあると思うんです。もしかしたら、テルコがおばちゃんになって自分を見たときに「ひぃ~」ってなるかもしれない。もしかしたら、後悔するかもしれない。そうゆう痛さも持ってるし…だけど、みんな真っ直ぐ。だからどこかに自分を見つけることができると思うので、鑑賞後に、観た人と「私はこうだったよ」「実は、この人のココ分かるんだよね」って話し合ったら、より面白いんじゃないかな。ぜひ、友達と一緒に観に行っていただいて、感想を言い合ってほしいなって思います。


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