【ビジネス女子マナーQ&A】休日にも仕事のメールやLINEが届く……対応しないとダメなの?残業代は請求できないの?

2019/3/26 12:00 Suits-woman.jp

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は小島沙也さん(仮名・営業・34歳)からの質問です。

「会社から支給されたスマホに業務に使っているパソコンを連携しているのですが、休日にも仕事のメールやLINEが届くことがあります。毎回、対応していますが、これでは休日とはいえないと思うし、仕事なら、その分の報酬があるべきだと思ってしまってもやもやします。休日の仕事連絡は、どう扱うのが正解なのでしょうか。また、対応した場合には、在宅作業になるのでしょうか」

インターネットが普及したおかげで業務が便利になった一方、営業などの仕事だけでなく、デスクワークがメインの人も規定の勤務時間外に仕事の連絡が入ったりして「これはどう扱えば……」と困惑してしまうシチュエーションも増えています。平日の夜や休日にスマホに届いた仕事関連のメールなどについて、どのように対応するのがビジネスマナーとして正しいのでしょうか。鈴木真理子さんに伺います。

☆☆☆

会社員は就業時間が決められているけれど……

会社員は各企業の就業規則によって管理されています。社員としての義務や制限がある一方で、当然の権利もありますし、就業時間も決められています。ですから、表面上はというと語弊があるかもしれませんが、規定の就業時間外に業務にかかわることをする必要はありません。たとえば相談者さんのケースのように、平日の夜や休日に会社のパソコンからスマホに仕事のメールなどが転送されてきたとしても、なんもしなくていいことになっています。

とはいっても、実際は仕事をしている人は多いですよね。仕事用のケータイ電話が鳴れば、その電話に出て対応をしたり。特に、かかわっているクライアントがサービス業など、土日営業のところだったり、深夜や早朝も稼働している職種や働き方だったりする場合、こちらは休日でも先方はビジネスアワー認識でいる、ということがあります。

逆に、平日休みの企業とのやりとりで、こちらが連絡しても返事がこないということもありますね。こういうケースでは、「自分の仕事の時間をはっきりさせておく」ということが大切になると思います。

会社のスマホは会社において帰宅するのも手

スマホは特例としている企業も少なくありませんが、基本的に会社の備品は持ち出してはいけないことになっています。外出がある仕事の場合には、勤務時間中はスマホを持ち出すのは当たり前となっていますが、帰社したら、スマホは机の鍵のかかる引き出しやロッカーにいれる。相談者さんのように、休日に仕事をしなければいけない環境がストレスになるというのであれば、せめて、金曜だけでも会社に保管するというのもよいのではないでしょうか。

休日の働き方を自分で決め、習慣にする

会社に「スマホ含め、自宅に会社の備品を持って帰ってはいけない」という規定がない場合で、自宅に持ち帰るかどうかは個人の裁量となります。自分は残務をやりたいけれど、新規で入ってくる連絡のやりとりはしたくない……という場合もあるでしょう。

メールについては、自動返信を使い「お休みをいただいております。営業日〇日にご返信いたします」などのメッセージを設定しておくとよいでしょう。LINEの場合には、火急のものでない限り「土日は休みをいただいております。〇日にご連絡いたします」と返信するのはいかがでしょうか。そして「休日は仕事はしない」というスタンスを決めたら、それを習慣にしましょう。対応する日がある、ない、とバラバラだと、いつまでも先方も連絡をしてくるでしょう。今日は〇曜日だから、祝日だから、あるいはもう〇時だから、あの人とは今は連絡が取れない、という認識を広める必要があります。

また、電話やメールを対応する程度であれば、残業カウントされることはほとんどないといえます。在宅ワークが認められているケースは別ですが、一般的にオフィスでのワークが基本の場合、会社員にとって出勤しているかどうかというのが重要なのです。

不要不急の休日連絡は自分もしない

以前にもお話いたしましたが、2019年4月から時間外労働の上限規制が厳しくなります。それに伴い休日の業務についても、今以上に問題視されることになるでしょう。受けるほうはもちろん、連絡する側も咎められる可能性が高まります。

それでも仕事をしていれば、今すぐ連絡しないと本当にまずい、といった状況も起こりえますよね。至急であれば、こちらも先方もやりとりするほかありません。しかし、その際も「お互いが至急だと考える案件かどうか」は考える必要はあるでしょう。たとえば、週明け、月曜朝イチのアポの変更などがあげられるでしょう。休日の連絡はそのくらいのレベルのときのみと理解して、不要不急のものは避けると意識すれば、ストレスも溜まらないのではないでしょうか。

 

賢人のまとめ
会社員は勤務時間外に働く必要はない前提です。また2019年の4月から、時間外労働の上限規制が厳しくなります。それに伴い、休日の業務についても、今以上に問題視されることになるでしょう。休日の連絡は「お互いが」火急と感じる要件のときのみとしたいところ。関係各者のみなさんに、自分の働き方を知ってもらうアプローチも大切になるでしょう。

プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

(株)ヴィタミンMサイトhttp://www.vitaminm.jp/

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント3

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ