【恋とキャリアの上方修正】外資転職女子が驚愕する日本企業の男女差別、突破する方法は?~その1~

2019/3/26 15:00 Suits-woman.jp

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきた、キャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、男女差別が「当たり前」になっている会社の現実と、突破方法についてお話します。

日本社会の男尊女卑は、根深いものがあった……

今回の相談者は、中堅総合商社の法務部門に1年前に転職した山田瞳さん(仮名・37歳)。現在の職場での悩みについて、私のところにいらっしゃいました。

彼女は名門大学を卒業後、アメリカの名門大学に留学して3年間学びます。現地でインターンなども経験し、帰国。それから約10年以上外資系の金融系企業やコンサル関連の会社で、法務の仕事をしていました。

1年前にヘッドハンティング会社から声がかかり、初めて現在の日本企業へと転職することになったのです。

実はこの転職のときに不安があった瞳さんは、私のところに相談に来ていました。

「私はそれまで外資の企業でしか働いた経験がなく、交際してきた男性も米国人ばかり。私の両親も米国留学経験があり、父も母も外資系企業で働いていました。そんな私が、日本人ばかりの純日本企業で働けるかどうか、それが不安なのです。それに、外資系企業の仕事はやりがいがありますが、ハードです。あとは私もアラフォーになり、結婚や出産について考え始めたこと。あとは、自分の国のために……日本のためになる仕事をしたいと思いました」と語っていました。

ヘッドハンティング会社の担当者が絶対にない良い条件だからと強くすすめていたこと、そして実際に転職先の人事部長にも会い、キャリアを高く評価してくれたことなどをポツポツと語っていました。

人事部長も瞳さんのキャリアやスキルだけでなく、人柄も気に入ってくれたそうで、熱心に誘ってくれたそうです。

しかし、キャリアコンサルタントは、この転職をあまりポジティブに考えなかった

それら一連の話を聞いた私は、瞳さんに、「この転職は私としては、あまり勧められるものではない」と申し上げました。確かに条件や待遇はいい。しかし、その転職先の会社はとても古い体質なことが知られていたからです。

「それでも私は日本企業で働きたいのです」という瞳さんに、「あなたがある問題を乗り越えることができるなら、大きなチャンスとなるでしょう。しかし、残念ながらそれは瞳さんには難しいと思いますよ」と言ったのです。

古い体質の会社は、男性の意見が優先される

結果、瞳さんは意を決して、その日本企業へ転職。1年間勤務をしてみたところ、その会社での問題が、すべて私の指摘したとおりだったと言っていました。

なおかつ、その問題を瞳さんは乗り越えられそうにない、と私のところに再度いらっしゃったのです。

私が指摘した問題というのは、「古い体質の会社であれば、男社会です。女性は軽く扱われますし、意見は通りづらいです。何より、和と慣例が最優先され、それは業績や合理性よりも優先ます。そして瞳さんは、その世界に耐えられないと思いますよ」ということです。

もちろん、瞳さんもそのくらいのことは、予めリスクとして考えていました。そのため、人事部長との面会時にもそのことについて、だいぶ突っ込んだ質問をしたそうです。それに対して人事部長は「わが社の文化を変えるためにも、あなたに来ていただきたい」と豪語したそうです。

しかも、人事部長や最終面接で会った社長と役員も、「実際に働いてから、男女差別や体質が古いという問題を感じたら、いつでも言ってほしい。人事部が全面的にサポートするし、これは役員全員の希望です」と瞳さんに伝えます。

その結果、瞳さんは法務部部長の役職で入社。女性初の部長職です。最初の数日で、オリエンテーション的な業務の把握やチームメンバーとの顔合わせを済ませました。いよいよ本格的な業務に入ろうとしたタイミングで、事務アシスタントの女子社員から「これでよろしいでしょうか」と、不思議な表を渡されました。そこには瞳さんの名前も書いてあったそうです。その表は、女性社員だけが行なう業務の当番表でした。女性に雑務を押し付ける、日本企業の悪しき伝統がこの会社にはまだ残っていたのです。

女性社員だけの制服、お茶くみ、掃除……その旧態依然とした内容に激怒した瞳さんは会社に働きかけますが……~その2~に続きます。

プロフィール

恋愛・キャリアの賢人 小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/

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