年収アップする方法は? 「とりあえず転職」では絶対にうまくいかない

2019/3/24 15:53 日刊SPA!

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 誰もが一つの目標として憧れる「年収1000万円」というステイタス。しかし、同年収を超える日本人の割合はわずか4%にすぎない。総務省の発表によれば、東京都在住の40代サラリーマンの平均年収は約717万円と全国平均より高水準ではあるが、多くの人が800万円未満で滞留していることがよくわかる。

 そこで今回は、サラリーマンの働き方に一家言を持つプロが見た「年収800万円の壁」を超えるために今すべきこととは――?

◆実力だけがすべてじゃない。お金に対する嗅覚を磨け!

 働き方評論家の常見陽平氏は「年収800万円の壁を超えるにはお金に対する嗅覚を磨くべき」と語る。その真意は?

「身を粉にして働いて給料が多少上がったとしても、年収800万円の壁にはほど遠いという会社もザラにあります。当然ながらそういう会社で頑張っても疲弊するだけで、いつまでたっても壁は超えられません。

誰だって、同じ仕事をするのなら少しでも給料が高い会社に行きたいですよね。言うまでもなく、給料というのは単純に自分の実力だけで決まるものではないんです。

そういったお金をベースに頑張りどころを見極める力や、お金がある場所/ない場所、お金の流れを俯瞰して考えられる力も自分の強みやスキルと同様に重要ではないでしょうか」

 同じ仕事でも業種や企業によって年収に差が出ることは当たり前。そういったことを見定める嗅覚も欠かせないというわけだ。

「『会社四季報』などを読めば、同業他社がどれぐらいの給与水準なのかわかります。同業他社の同ランクの人と会って情報交換するのもいい。自分の現在の役職や能力と照らし合わせ、社会のなかでの“自分の適正年収”を算出してみてはいかがでしょうか」

 適正年収を算出したうえで、現在の年収が自分の強みやスキルに明らかに見合っていなかったら転職も視野に入れるべきだという。とはいえ、誰しもが転職で年収アップを果たせるわけではない。常見氏は「一番ダメなのは『とりあえず転職して年収を増やしたい』という安易な考え方」だと続ける。

「現在の年収に満足できていない人が転職で年収アップをもくろむケースが多々ありますが、こういう人は転職しても年収横ばいが関の山。年収減も考えられます。

なぜなら転職先の企業は『高い年収に見合ったスキルを持つ人』を採用したいわけで、どんなに希望に燃えていようが強みやスキルがなければ年収アップは絶対に無理。まずは今いる会社で、他社でも認められる強みを磨くべきでしょう」

 常見氏もかつては3度の転職を経験。その際「あえて年収が下がる道を選んだこともある」という。

「年収は下がりましたが、そこで学んだスキルは今も生きているし、経験として絶対に必要だったと思っています。こうやって中長期的にスキルを磨いて、自分の需要があるところで周りの期待に応えようと思って働くこと。

シンプルですが、最終的に年収800万円の壁を超えるには、それが一番の近道ではないでしょうか」

【常見陽平氏・働き方評論家】

千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学で、「働き方」をテーマに執筆、講演を精力的に行う。リクルート、バンダイ、フリーランスを経て’15年4 月より現職。『社畜上等!』(晶文社)など著書多数

― 年収800万円の壁を超えろ! ―

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