日常的なDVも「ただの悪ふざけ」と呆れた言い訳 夫をめん棒で撲殺した妻に終身刑

2019/3/24 19:31 しらべぇ

(Milatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです) (Milatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

英国バッキンガムシャー州アリスバーリーに住むハンネグレット・ドネリー被告(54歳)が、夫のクリストファーさん(55歳)を殴打し死に至らしめたとして終身刑に処された。

現地警察の発表によると、クリストファーさんに対する暴力は日常的に行われていたことが分かっている。

 

■裁判初日に有罪判決

事件は昨年の春、ハンネグレット被告本人が夫の死後1日経って警察へ通報したことで発覚した。当初、警察に対して「夫婦間の問題にけりをつけるために、軽いノリで夫を追いかけまわした。鼻を殴ったが、たいした怪我ではなかった」と話していた同被告。

しかし、キングストン刑事法院に出廷したハンネグレット被告に対して、裁判の初日に有罪が言い渡された。

 

■発見当時の被害者の様子

捜査をした警察官のコメントは以下のとおり。

「死亡時、クリストファー氏の耳はつぶれ頭部にも複数の傷があり、その数は78ヶ所におよんでいました。また、肩甲骨や脊椎、首、喉頭の軟骨に複雑骨折を負っており、これらの傷は拳か鈍器で殴られたことが原因と見られています。

 

自宅の家具や壁には、クリストファー氏の血痕が残っていました」

■開き直りとも取れる供述内容

法廷では、警察の取り調べに対するハンネグレット被告の供述に注目が集まった。

「夫に腹を立てて、めん棒やヘアブラシで頭を叩いた。でもただの悪ふざけ。本気で殴ったわけではない」

 

警察によると、顔面への攻撃や階段から突き落とす等の暴力が日常的に行われていたという。ハンネグレット被告はクリストファーさんに自分の意見を押し付け、それに反する言動をとった際に暴力を振るっていたと見られている。

また、トイレの使用を禁止するなど、クリストファーさんの行動を制限することもあり、耳を覆いたくなるような恐ろしいDVの様子が浮き彫りになった。

 

■DVの男性被害者に関心も

ハンネグレット被告には終身刑が言い渡されたが、16年で仮釈放が認められる可能性があるという。ネット上では、DVに対する刑罰の内容や男性が受けるDVに関するコメントが多く見られた。

 

「DVというと男性から女性に対するものと思われがちだが、性別なんて関係ない。同じように裁かれて当然」

 

「悪魔のような被告がたったの16年で出所できるなんて信じられない」

 

「#HimToo運動が起きそう」

 

■異性に暴力を振るったことがある経験は

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,360名を対象に調査したところ、全体の約1割が「異性に暴力を振るったことがある」と回答している。

(©ニュースサイトしらべぇ)

性別に関係なく暴力は許されるものではない。昨今、DVを受けている被害者が勇気をもってカミングアウトする事例も増えている。

男性が女性からDVを受けるケースでは世間に知れると恥ずかしいという理由で通報に至らないことも多いようだが、今回のような悲惨な事件が繰り返されないためにも社会的な保護制度や利用しやすい相談窓口の整備が望まれる。

(文/しらべぇ編集部・鈴木 もなみ)

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