クジラに飲まれかけた男性 「助かったのは奇跡」(南ア)

2019/3/18 18:45 Techinsight

男性がクジラの口に!(画像は『TimesLIVE 2019年3月8日付「WATCH | Swallowed by a whale! But PE tour operator lives to tell the tale」』のスクリーンショット) 男性がクジラの口に!(画像は『TimesLIVE 2019年3月8日付「WATCH | Swallowed by a whale! But PE tour operator lives to tell the tale」』のスクリーンショット)

南アフリカでよく発生する海洋生物に関連した事故は、サメに襲われることだろう。しかし今回起こった事故は、珍しいことにクジラに飲み込まれそうになったというものだ。『TimesLIVE』など複数のメディアが伝えている。

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珍しい体験をしたのは、南アフリカ・ポートエリザベスに20年以上住むライナー・シンフさん(Rainer Schimpf、51)。シンフさんは海洋環境保護に力を入れたプロのフォトグラファーであり、海洋アドベンチャーのツアーガイドでもある。シンフさんはここ15年、イワシが捕食者から身を守るために何万匹も集まって美しい球体を作る「ベイト・ボール(イワシ玉)」とそれをエサとして集まる捕食者の様子を海中撮影していた。

毎年決まった時期に発生するイワシの大移動は「サーディン・ラン」と呼ばれ、イルカ、サメ、カツオドリ、ペンギンそしてクジラなどがイワシを食べに集まってくる。その光景は非常に貴重なものであり、ダイバー達にだけでなくツアーとしても人気がある。

その日シンフさんらは、ポートエリザベスから46キロ沖合でベイト・ボールを発見した。天気は快晴、波もなく撮影には最適の環境であった。多くの海洋動物が集まっている中、クジラもやってきた。そしてクジラがイワシの群れを飲み込んだとき、シンフさんもクジラの口に入ってしまった。

美しい光景に夢中になっていたシンフさんは、「突然、世界が黒一色になった」と語っている。船にいた仲間が撮影した写真を見ると、クジラの口の端からシンフさんの下半身が出ていることが分かる。シンフさんはクジラが口にくわえた腰部に強烈な圧を感じながらも、長年の経験で瞬間的に自分の身に何が起こったか分かったそうだ。しかし「クジラが完全に自分を飲み込まないだろうと分かっていた」というシンフさんは、クジラが深く潜った時に備えて息を止めた。

すべてはあっという間の出来事だった。クジラは海面近くでイワシを飲み込むと普通ならば深海へ潜るのだが、すぐに“異物”に気付いたのか、横向きになると口を少し開いてシンフさんを吐き出した。強烈な水圧で海中に投げ出されたシンフさんは海面に浮きあがると、無事に泳いでボートにたどり着いた。奇跡的に怪我一つなく、カメラも無事だった。

妻のシルケさんは、夫の上半身がクジラの口の中に吸い込まれた一部始終を目撃していたが、その時は何が起こっているかまったく分からなかったそうだ。またほかの目撃者は、「クジラは間違ってイルカを飲み込んだと思っているかもしれないね」とコメントしている。

貴重な体験をしたシンフさんは、「クジラの中に一瞬でも入ったことで、クジラとつながりを感じた」と述べている。後日、自分がクジラにくわえられている写真を見たシンフさんは、「助かったことが奇跡だった」と改めて感じたそうだ。

画像は『TimesLIVE 2019年3月8日付「WATCH | Swallowed by a whale! But PE tour operator lives to tell the tale」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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